Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

良い感じです

2008年03月27日 | ピュアオーディオ

ピラミッドのツィーターを入れ、バランス調整してからは実に良い感じでなってくれています。

音数が非常に多くなって今まで聴いていたCDに更に「こんな音まで入っていたのか!」と驚かされます。

質感的には「クラシック」の「オーケストラやオペラ」の再現では後退した感も有りますが、「音のヒダ」が多くなって「琴線」に触れたサウンドを出してきます。JAZZについては申し分ないキレとヌケです。

毎日このサウンドを聴くのが快感になっています。余りにも良いサウンドになりましたので他に触る気が起きずブログの更新がおろそかになってしまいました。


ピラミッド T-1H を使ってのバランス調整

2008年03月23日 | ピュアオーディオ

PYRAMID T-1H を使い出して直ぐにガウスのウーハーの動作確認を2セットしましたので、落ち着いてサウンドのバランスを取る事が出来ませんでしたが、今日は朝から元のJBL LE15Aに戻して、馴染ませてから中高域のバランスを取ってみました。

ガウスのウーハーもなかなか聴かせてくれました。低域の下の方がLE15Aに比べて伸びていないので「軽く弾む」様な質感になりましたが、「音色」の点で他のJBLのユニットと違和感を覚えました。良いウーハーと思いました。

LE15Aに戻すと低域のレンジが延びて「重低音」が出てきます。音色も揃っています。ピラミッドのツィーターとデッカのツィーターでは「表現力」が大幅に異なります。サウンドバランスもかなり異なります。

デッカの場合「フワーッ」とした音場表現に対し、実在感を出す表現に変わります。音数も数段上です。ただこのままでは中域と高域がきつく感じましたのでバランス調整しましたら、素晴らしく聴き応えの有るサウンドになりました。まだまだ馴染んでいるようですので日々良くなっています。


ガウス ウーハー #4583Aの試聴

2008年03月22日 | ピュアオーディオ

Gaus4583a1 昨日お客様から処分して欲しいとの事でお預かりしたガウス ウーハー#4583Aの動作確認を兼ねてオリンパスシステムのLE15Aと交換して試聴をしています。

Gaus4583a2 しばらく馴染ませないと本来のサウンドになりませんので、聴きなれたCDをかけ続けています。

現在の所、LE15Aには及びませんがかなり良いサウンドで鳴っています。ただこのウーハーはTrail仕様にすることが出来ません。この点が「及ばない」ゆえんかもしれません。

Gaus4583a3 サウンドとしては、ややもっこり感のバランスと分解能が少し足りないように聴こえます。少し鈍さも感じますがこれはあくまでもTrail仕様のウーハーとの比較であって、標準より良いサウンドではないでしょうか。JBLでは聴こえないサウンドも出ているような気がします。


PYRAMID T-1H を見直しています。

2008年03月20日 | ピュアオーディオ

PYRAMID T-1H を今日は1日中聴いていました。聴くにつれ「馴染み」が出ているようで段々とその良さが判りつつ有ります。

このツウィーターの諸特性は ●周波数特性:3000Hz~100KHz(推奨クロスオーバー3000Hz以上)、●出力音圧レベル:93db、●最大入力:200W ●重量:3.85Kg と一般のリボン型と段違いのレンジ・音圧と耐入力です。

サウンドにもそれが出ています。これがリボン型かというくらい「力感」が出ます。サウンドの「キレ・ヌケ」が抜群でトランジェント性能が優秀なようです。それでいて透明感が素晴らしいです。だからと言って「無味な蒸留水」ではなくて心地よい音色を持っています。通常のツィーターとしても使えそうです。

S54年1月発行のステレオサウンド別冊「世界のツィーター55機種の試聴とその選び方使い方」では

「どこといって特徴的な音がしない」(瀬川氏評)、

「このレコードの音はこういう音ですよとスッと音を出してきてくれる」(黒田氏評)、

「ともかく自然でちょっと聴きには何ということはない音受け取られてしまう・・・誇張感が全然ないだけその理想に近いと言えるのかもしれない」(井上氏評) 

とつかみ所のないようなコメントがされているが「解像度の高さ」(情報量)は認知されていました。

自分で使ってみて「これは非常に素晴らしいツィーター」だと思います。うまく使いこなすことを要求するツィーターだと認識しました。他のリボン型ツィーターとはエネルギー感とSN比が違いすぎるのでこちらの方が戸惑ってしまったようです。

聴き込むにつれ「音数の多さ」と「エネルギー感」の高まりをシステム全体で表してきているようです。しばらくはこのユニットにはまりそうです。


PYRAMID T-1H をどのシステムに使おうか?

2008年03月20日 | ピュアオーディオ

Pyramidt1h5 昨日からPYRAMID T-1H リボンツィーターをオリンパスシステムで使って試聴をしていますが、システムトータルのサウンドとしてデッカリボンシステムと比較して「負けている」様な気がする。

単体のツィーターとしては2枚も3枚も上を行っているのは判るのですが、全体のシステムのサウンド(表現力)としては窮屈さを感じています。

Pyramidt1h4 JAZZだけなら文句なしにピラミッドと思います。音数が多くて、キレが良くて、低音が良く弾みます。音色も非常に美しいです。しかしクラシックのオペラを聴くと「ステージ感」が後退しオーディオっぽくなります。

「録音されたその場の雰囲気」を正確に出すと言う点ではデッカの方が上手く再現してくれます。少なくとも私にはデッカ+ビクターのリボン型の方が好みです。

バイオリンの再現はデッカの方が上です。パーカッションはピラミッド。まだ繋いだばかりですのでピラミッド+ビクターリボンの組み合わせも試していないので何とも云えません。

ピラミッドのサウンドは非常に魅力の有るサウンドである事は確かですが、システムの音色や表現力を支配するような機器ですので「自然さ」を比較して使うシステムを選びたいです。今の状態ならこちらが専務宅に行きそうです。

色々なCDを聴いてじっくりと適正を選びたいと考えています。


PYRAMID T-1H のサウンド

2008年03月19日 | ピュアオーディオ

Alfa91jpimg600x4501205196515img_520 先日報告していましたリボン型トィーター PYRAMID T-1H が入荷しました。早速オリンパスシステムに取り付けて試聴しています。

予想にたがわず素晴らしく良いですね。情報量も更に多く、力感も素晴らしいです。今まで使っていた「デッカ レビンソンタイプ」が音場型の「フワー」とした広がり重視に対し、楽器の質感を明瞭に描き出す性能と情報量を音にして出してきます。「演奏の実在感」を考えるとデッカに比べ2枚も3枚も上のサウンドを出してきます。

使っている帯域は8000Hz以上なのですが、やはり全帯域の質感をも支配します。全体的に「音のキレ」が抜群に向上・変化しました。低域の力感も今まで以上に軽々と出してきます。

Alfa91jpimg600x4501205196521img_520 姿かたちはいたってシンプルですが、磁力のすごい事!!!デッカ以上です。

サウンドの前後方向の表現力・きめの細かさと力感が全然違います。これは快感です!!!

困りました。更にもう2セット欲しくなりました。


希少なアイテム入手

2008年03月17日 | ピュアオーディオ

昨夜希少なアイテムを落札しました。3年間探してやっと手に入れました。

「ピラミッド リボンツィーター」。この商品はステレオサウンド別冊「世界のツィーター」と言う雑誌で30年前に紹介されていました。その頃はJBL#2405やパイオニアのリボンツィーター、テクニクスのリーフウィーター他古今のツィーターがヒアリングテストの結果付きで紹介されていました。

その中で最も評価が高かったのが「ピラミッド リボンツィーター」です。この時代に発売されていたけれど単品売りされていなかった「デッカ レビンソンタイプ リボンィーター」(HQDシステムのツィーター)を既に2セット保有して使っています。性能的にはこのデッカのツィーターと同格かそれ以上の性能が有ると思っています。

デッカのツィーターの能率は89dbですが、100dbを越えるJBLのシステムにパラって使っていますが、その存在感はすごい物が有ります。音の「品位」が決定的に違います。

「中域の音の厚み・深み」を大幅に向上させるばかりか、「音色」も決めてしまいます。おかげでヴァイオリンが素晴らしい質感になります。

多分今回購入の「ピラミッド リボンツィーター」にも同様の効果を期待しています。当時の給料が10万円弱/月の頃で、商品価格が40万円していました。現在新品で販売なら確実に100万円を越える価格でしょう。当時は高値の為、販売台数も少ないですし希少なツィーターです。

このツィーターは非常に使い勝手が良く考えられています。ネットワーク内臓なので何処にでも直ぐに接続して追加できます。デッカのレビンソンタイプも同様の仕様になっています。

このツィーターは「オリンパスシステム」で使用する予定です。現在オリンパスシステムのデッカ ツィーターは専務宅に行く予定です。これで本当にSPは3セット完了になります。

商品の到着が楽しみです。商品が到着しましたら写真を掲載します。

先日からトラぶっていた300Bシングルアンプは専門家を招聘しましたので次週までには完了します。自宅での試聴を予定しています。


300Bモノアンプ バランス化トラブル

2008年03月15日 | ピュアオーディオ

先日から進めている300BモノラルアンプのTrail仕様化でトラブルが発生した。

内部配線の交換は全て完了し、RCA端子では問題なく「大幅な音質改善」を果たしたが、トランスを加えバランス伝送化でストップしてしまった。今までの経験はプッシュプルアンプに対し今回はシングルアンプなのでワイヤリング(回路)が違うのです。どうもアースの取り方に問題が有るようで「ノイズ」が乗ります。

今までのTrail仕様のアンプでは一切のノイズを除去したサウンドですので、大手メーカー製のTr型アンプが太刀打ちできないSNレベルです。このレベルにしなくてはなりませんのでしばらく回路の研究と試行錯誤が必要です。しばらく挑戦した後でしか専門家は呼びません。こうやって実践で勉強をして行きます。


やっとさくらんぼの花が咲き出しました

2008年03月11日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

昨日3月10日になってやっと「さくらんぼ」の花が咲き出しました。平年の満開がが3月1日ですので約2週間以上遅れています。今年の2月が以下に寒かったかがうかがえます。

昨日と今日はとにかく暖かくて良いお天気です。春の日差しがまぶしいくらいです。

梅は散り始めていますし、菜の花や水仙は満開です。写真でも始めたい心境ですが、3月は「確定申告」と「決算」の月でも有りますので大変な作業が待っています。・・・早くカタズケてゆっくりした気分で音楽を楽しみたいですね。


300B モノアンプのTrail仕様化

2008年03月10日 | ピュアオーディオ

300b_monoin 前回報告した300B モノアンプの1台がTrail仕様化が完了しました。

もう1台も明日にも完成の予定です。

まずプラグ類の外装の比較をします。かなり高級感がでました。300b_monoaf オリジナルの状態では「みすぼらしい」ですね。XLRソケットとIECインレットを追加・RCAプラグとSP端子の交換をしています。

SCS-34(ルシファー)が使えるようにすることとバランスケーブル、電源ケーブルの交換が出来るようになっています。

300bmono3 内部の配線の交換前後を写真でお見せします。残念なのはトランス類から直出し配線がでていますので途中から繋いでいます。UTCのA22トランスを追加してバランス伝送化をしています。A22は音色が素晴らしいトランスなので音色もかなり改善されます。

300b_monoaf2 出て来たサウンドはまったくの別物のレベルになっています。如何に内部配線での「伝送ロス」の多い事か!!

まだ本格的な「音質改善」はこれからです。安物の抵抗類をアーレンブラッドレーに、コンデンサーもスプラグのオレンジドロップかソーレンのフィルコンを予定しています。球ももっと良い球に交換を予定しています。既に6SL7の球はシルバニアの黒からRCAの赤(高信頼管)を手に入れています。整流管も国産の東芝製をウェスチングハウス製に交換予定です。近いうちにRCA球やウエスタンの球も手に入れたいと予定しています。

ちなみにオリジナルとTrail仕様のアンプを2台並べて試聴をしてみましたが、Trail仕様のアンプの音の広がりや音圧のアップでオリジナルは殆ど聴けないレベルになってしまいました。存在感がまったく違います。