Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

まだまだ不具合が・・・

2011年02月28日 | ピュアオーディオ

オーバーホールから帰ってきたA730はO/H前の不具合が完全に直っていないので再度修理に出す事にしました。SWを入れてから信号が出力されるまでの時間がLch:5分、Rch:20~30分かかっている。これは修理に出す前の状態とほとんど変わらない。おそらく内臓リレーの交換が必要と思われる。

次に、CROWN PSA-2のファンの音がやはり気になる。こちらは静音ファンに交換したのだけれど「回転数が高すぎる」為に「風切り音」が出っ放しで気になります。こちらは「トライアック調光器」を使って回転数を下げる事にします。秋月電子で¥600円のキットが有りました。

つづいて、RCA箱システムで昨日ショパンのP協奏曲2番を聴いていたら「ピアノの打鍵音に付帯音が付く時がある事」が判った。この原因を調べたところ、SPユニット配線を全て「ゴールドスター」にしたと思い込んでいた様で、ハイルドライバーへの配線のみがSCS-31(銅線)であった。材質の違いで音がズレていると思うので、他のシステム同様ゴールドスターシリーズに交換をする。


眠った管球アンプ

2011年02月27日 | ピュアオーディオ

昨年後半から管球アンプからトランジスターアンプへの切り替えをして来ました。まだ全てが切り替わった訳では有りませんが、「眠った管球アンプ」の置き場所の確保に悩んでいます。

1

EL34ppモノアンプ×2台(左側)、6L6pp(KT66pp)アンプ(右側下段)、6550pp(KT88pp)アンプ(右側上段)。

2

6L6G(KT66)シングルアンプ(下段)、6550(KT88)シングルアンプ×2台(中・上段)。

どのアンプも直ぐに使えるように真空管も整備して保管しています。全てのアンプの内部配線は「ブルースーナー(φ6mm)」で基本的にワイヤリングしてます。SN比はTr型アンプと遜色有りません。ノイズは殆ど有りません。しっとりした中にカチッとしたキレの良い質感をしています。

手放すのは直ぐに出来ますが、これを再び手に入れるのは無理と思います。気持が乗っていないと作れないアンプです。EL34ppモノアンプ等はワイヤリングだけで約1ヶ月もかかって配線しています。世間一般のアンプ内配線なら30分も有れば簡単に作業が終わります。

「Trail仕様管球アンプ」はSP端子・XLRプラグ・RCAプラグ・ヒューズも全てフルテックの最高級ロジウムメッキパーツを使用しています。このパーツ代だけでもすごい金額になります。

まだ他にも6L6ppアンプや6RA8ppアンプも有ります。・・・どうしたものか?・・・


BC-Ⅱシステムの現状

2011年02月27日 | ピュアオーディオ

BC-Ⅱシステムは「オール・シルバースター」のケーブルを使ってシステムを作っています。このシステムにモニタールームで押し出されたA727+SD-9500を持って来ました。

Bc2

上の写真が現在の状況です。このままではA727+SD-9500にした意味が無い様に感じています。音質的にグレードアップしていません。

「シルバースターケーブル」の評価も終わりましたので、こちらもゴールドスターに切り替えて行きたいと思います。更なる音質アップが約束されています。


ALTEC #612AをCROWN のアンプでドライブ

2011年02月26日 | ピュアオーディオ

ALTEC#612AシステムをCROWNのアンプでドライブしている件は昨日の箇条書きの中で述べました。今日はその詳細とサウンドについて述べて見たいと思います。

Crown1 (表面から)

対策や機器変更の内容は以下の通りです。

 1)電源ケーブルのゴールドスター化・・・4本
 2)XLRケーブルのゴールドスター化・・・3セット
 3)SPケーブルのゴールドスター化・・・1セット
 4)パワータップ内配線のゴールドスター化・・・1セット
 5)ライントランス内配線のゴールドスター化・・・1セット
 6)SP箱内配線及びユニット間配線のゴールドスター化・・・1セット
 7)ネットワーク内配線のゴールドスター化
 8)パワーアンプ CROWN PSA-2 導入とO/H・インレット化・オーディオグレードヒューズ1本。
 9)プリアンプ CROWN IC-150A 導入とO/H・インレット化・オーディオグレードヒューズ3本。 
 10)CDP スチューダー D732 導入

Crown2 (裏面から)

壁コン以降の電源及びラインケーブル・SPケーブル・SP内配線もすべて「ゴールドスターシリーズ」に変更済ですので、「音のよどみがなく、低域から高域にかけてシームレスな音の繋がり」を見せています。

Crown3(ライントランスでXLRとRCAの変換をしている)

加えてCDPやアンプを一新しています。念願かなってCROWNのプリとパワーアンプの組み合わせが出来ました。CDPにスチューダーD732も持って来ていますので「音数」を含め表現力が飛躍的に向上しました。音の広がり感(スケール感)は非常に大きくなりました。はじめて聴かれる方は、横のRCA箱システムが鳴っていると錯覚する事請け合いです。

Crown4(フォーンプラグで接続)

「音の厚み」対策で「ライントランス」(ST-5)を使っています。CROWNのアンプ同士ではどうしても「音の厚み」と「うるおい」に欠けますので、このST-5(ゴールドスター仕様)を使いますと非常に聴き易くなります。

CROWNのアンプは30年以上前のアンプですが、プリ・パワー共にO/Hして安心して使えるようにしています。この組み合わせは、低域の「ゴリッ」とした質感を出しながらスーッと延びた高域が組み合わさっていて非常にご機嫌なサウンドです。もちろん中域も厚く、ボーカルも素晴らしい表現になりました。プリもパワーアンプも電源はインレット化してゴールドスターシリーズの電源ケーブル(ベラトリクス)を使っています。併せてフルテックの「オーディオグレードヒューズ」を使っています。電源系をここまでしますとオリジナルの「音の粗さ」を完全に克服します。最新のアンプと遜色ないほどSN比もサウンドも改善されています。アキュフェーズのA-30よりはるかに魅力的なサウンドです。

うしろのRCA箱システムはこの612A(604E)よりはるかに能率が良いのだが、この612Aも含めて「ハイパワーアンプ」でドライブした方がスカッとしたサウンドで鳴り切る様です。能率が良いから低出力アンプが良いとは一概に言えません。


全てのシステムのグレードアップも一息

2011年02月25日 | ピュアオーディオ

昨年の後半から、ケーブル・配線材の「ゴールドスターシリーズ」への切り替えや、アンプ、CDP、ネットワークの購入と入れ替えでグレードアップをして来ました。ようやく一息ついた状態になりました。

やって来た内容を各システム毎に箇条書きにして見ました。太字は新規購入品

Orinpuse1

A) オリンパス システム
 1)電源ケーブルのゴールドスター化・・・9本
 2)XLRケーブルのゴールドスター化・・・6セット
 3)SPケーブルのゴールドスター化・・・3セット
 4)パワータップ内配線のゴールドスター化・・・4セット
 5)ライントランス内配線のゴールドスター化・・・1セット
 6)SP箱内配線及びユニット間配線のゴールドスター化・・・1セット
 7)低域用パワーアンプの入れ替え・・・CLASSE CA-2200の導入
 8)高域用パワーアンプの入れ替え・・・アキュフェーズ A-30の導入
 9)CDP A730のオーバーホール

201102_234_2

B) RCA箱 システム
 1)電源ケーブルのゴールドスター化・・・6本
 2)XLRケーブルのゴールドスター化・・・3セット
 3)SPケーブルのゴールドスター化・・・1セット
 4)パワータップ内配線のゴールドスター化・・・3セット
 5)ライントランス内配線のゴールドスター化・・・1セット
 6)SP箱内配線及びユニット間配線のゴールドスター化・・・1セット
 7)パワーアンプの入れ替え・・・アキュフェーズ M-100 の導入
 8)プリアンプの入れ替え・・・マッキン C40 の導入
 9)CDPの入れ替え・・・ Wadia#6 の導入
 10)500Hzネットワーク JBL #3152の導入
 11)元電源用タップ内配線のゴールドスター化

 12)高域LE175DLHから→LE85の導入入れ替え

Sp707j4

C)自宅 SP-707J システム
 1)電源ケーブルのゴールドスター化・・・5本
 2)XLRケーブルのゴールドスター化・・・3セット
 3)SPケーブルのゴールドスター化・・・1セット
 4)パワータップ内配線のゴールドスター化・・・2セット
 5)ライントランス内配線のゴールドスター化・・・1セット
 6)SP箱内配線及びユニット間配線のゴールドスター化・・・1セット
 7)500Hzネットワークの交換 ・・・JBL N500導入
 8)ゴールドウィング用ホーン H5039の交換1個

Urei813b4

D)専務宅 UREI 813B システム
 1)電源ケーブルのゴールドスター化・・・5本
 2)XLRケーブルのゴールドスター化・・・3セット
 3)SPケーブルのゴールドスター化・・・1セット
 4)パワータップ内配線のゴールドスター化・・・1セット
 5)ライントランス内配線のゴールドスター化・・・1セット
 6)SP箱内配線及びユニット間配線のゴールドスター化・・・1セット
 7)CDP Wadia#6 の導入
 8)プリアンプ入れ替え・・・レビンソン No380SLの導入
 9)プリアンプ脚台の作成
 10)パワーアンプの入れ替え・・・レビンソン No331の導入

201102242

E)ALTEC #612A システム
 1)電源ケーブルのゴールドスター化・・・4本
 2)XLRケーブルのゴールドスター化・・・3セット
 3)SPケーブルのゴールドスター化・・・1セット
 4)パワータップ内配線のゴールドスター化・・・1セット
 5)ライントランス内配線のゴールドスター化・・・1セット
 6)SP箱内配線及びユニット間配線のゴールドスター化・・・1セット
 7)ネットワーク内配線のゴールドスター化
 8)パワーアンプ CROWN PSA-2 導入とO/H
 9)プリアンプ CROWN IC-150A 導入とO/H
 10)CDP スチューダー D732 導入

Bc22

F) BC-Ⅱ システム
 1)電源ケーブルのシルバースター化・・・4本
 2)RCAケーブルのシルバースター化・・・3セット
 3)SPケーブルのシルバースター化・・・1セット
 4)パワータップ内配線のゴールドスター化・・・1セット
 5)CDP A727+SD-9500 の導入

他にクラッセのパワーアンプ DR-10、Trail仕様管球アンプ9セットがが休眠状態。

と、この半年以内(主に3ヶ月以内)に実施して来ました。毎日コツコツと実施して来ましたので、毎日の歩みは遅いですが、積み重ねると「大幅な対策」をして来た事になります。

購入品の入れ替えは短時間で出来ますが、自作品や小さい事の積み重ね等は時間をかけてやらないと出来ません。 新規購入の機器達はこれから半年の内に「活眼」してくれると思いますので更なる高みが待っていると思っています。

おかげでどのシステムも「見違える様な」(聴き間違える様な)音質に変化して来ました。頭の中で「あーだこーだ」と考えても「やらなければ(行動しなければ)」何も変わらないし、その先は見えて来ません。


CROWN PSA-2 もOHを終えて帰って来ました

2011年02月24日 | ピュアオーディオ

ALTEC #612Aシステムの昨日の状態の写真です。

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そしてこちらが本日の写真です。

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PSA-2もOHを終えて帰って来ました。こちらはCR類のパーツに不具合は一切なく、基盤や接点の洗浄くらいです。CROWNのアンプは丈夫ですね。作られて30年以上経っているのに不具合のパーツが無いなんて・・・。OH代は¥27000円でした。

ボリュームゼロの時にコンプレッションドライバーから「ノイズ」を感じていましたが、殆ど感じなくなりました。こちらもこれから馴染ませてやらないといけません。

一番上の写真で612AはRCA箱システムの内側に有りますが、サウンドは「RCA箱から出ている」と錯覚するほど横への広がりが大きいです。


A730がOHを終えて帰って来ました

2011年02月24日 | ピュアオーディオ

先週オーバーホールに出していたA730とPSA-2が帰って来ました。

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A730の外見は何も変わりません。オーバーホールの目的は「バックアップ回路の正常化」でした。SWを入れても20分くらいしないと出力が出てこない現象で、冬場の寒い時期程この時間が長くかかる傾向に有りました。3年程前から修理に出さないといけないとは思っていたのですが、「20分待てば」正常でしたのでそんなに急ぐ事はないとのんびり構えていました。

今回明細書を見て見ると他の部分も「総点検」してくれているようで、コンデンサーだけで68個も交換して有ります。もちろん電池も交換して有ります。これだけで請求金額は¥48000位しています。これから当分は安心して使えるだろうと思います。

さて肝心の音質は?と云うと・・・。まだ馴染んではいないだろうと思いますが、「カチッ」とした質感のサウンドに変化しました。これからどのように変化してくれるか楽しみです。


RCA箱システムのCDP変更

2011年02月23日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムにスチューダーD732を持って行った関係でこちらにWadia#6を持って来ました。

201102_233

スチューダーD732の時は「117V」で使用していましたが、Wadia#6は100Vでの使用になります。D732の時は低域の「締まり具合」がすこし緩い様に感じていましたので、Wadia#6にしてサウンドを「メリハリ」の効いたサウンドにする事が目的です。当初からこちらで使う予定で購入しましたので本来の位置に来ただけです。

これから鳴らし込んでサウンドを確認して行きます。D732と比べてどちらがマッチするかの比較をして最終的に判断します。


オリンパスシステムの中音アンプ 続き

2011年02月23日 | ピュアオーディオ

オリンパスの中音用のアンプ選びを飽きもしないで続けています。

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昨日の状態が上の写真です。どうやら6550シングルアンプに落ち着きそうです。6550シングルアンプも3セット有ります。それぞれの「音質」が違いますのでこの中での選択になると思います。

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聴き比べた結果、6550シングルアンプ1号が一番つながりが良さそうです。このアンプはドライバー管にオールド・ムラードのEF86と云うメッシュ管を使っています。その為か音の響きが非常にマイルドです。トランスも大きくしっかりしていますので音の厚みが一番有る様に感じます。これに対し6550シングルアンプ2号と3号は三栄無線のKT88シングルアンプキットを使っていますので、前段管が12BH7ですので非常にシャープなサウンドです。メリハリを取ればこちらになるでしょう。

201102_232

ほぼアンプが決まりましたので次はCDPの比較です。Wadia#6を今まで使って来ましたが、来たばかりで「活眼」していませんのでどうしても音の広がりが有りません。RCA箱システムのスチューダーD732と入れ替えです。まるで鳴りが違います。こちらのCDPはもう2年近く使っていますので「活眼」しています。A730の修理が終わるまでの仮置きです。スチューダーは独得の音の世界を持っていますね。A730と遜色ないサウンドを出しています。

修理に出していたA730とPSA-2がようやく直って帰って来てくれるようです。修理と総点検代で併せて¥8万円程かかりました。


オリンパスシステムの中音アンプ

2011年02月22日 | ピュアオーディオ

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2月18日に6550ppアンプを中域に入れて使って4日経ちました。この組み合わせではこの6550ppアンプが全ての音を支配している様に聴こえます。分厚い中域で非常に良さそうなのですが、私の感覚では「圧力が強すぎる」傾向に有り少し楽しめません。

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本日6550シングルアンプ3号を持って来ました。まだ交替させてから1時間程ですが、個人的にはこちらのサウンドが安心して楽しめます。このアンプは北海道に出張させたアンプですが、帰って来たそのままで非常に素晴らしいサウンドです。

アンプのトランジスター化は良いけれど、「音質ダウン」ではやはり「聴く気になれない」ので、結局低域のアンプ交換だけで終わりそうです。アキュのA-30クラスでは「格落ち」の音質で使い物にならない様だと思っています。