Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

聴取位置の移動

2013年08月31日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムの理想のSP間隔は3.6m以上だと思います。(経験で) それが現実は2.8mとチョッと寸足らずです。その為音が充満して拡散しきれずにいます。今までの聴取位置はSP前面から約3mの位置でしたが、約1m後ろに下げました。

3.6mの間隔が有れば、音の広がりやヌケが3mの位置で確保できますが、2.8mの間隔では音の拡散が不十分な状態で聴く事になり、左右の音が揃いきらない様です。そこでSPから聴取位置の間の空間を大きくして拡散させて聴く様にしました。

オリンパスぐらいの横長のSPが、横長配置から縦長配置に変わったのですから、聴取位置も当然見直さないといけないのかも知れません。

まだまだ詰めなければならない点が有る様です。


長かった・・・・やっとオリンパスのサウンドを復元

2013年08月31日 | ピュアオーディオ

今年1月に事務所を移動する為にマルチアンプのオリンパスシステムを壊して、自宅でネットワーク方式に変更しました。当然それまでの「音質」が確保できた訳では有りません。仮置き低度に考えていましたので諦めていました。

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4月の末に現在の「音楽部屋」に再度移動して、初めはネットワーク方式でしたが、一度知った「蜜の味」は忘れられないモノで、再度マルチアンプに挑戦していました。「蜜の味の音質」をどうやら復元できた様です。

旧事務所時代のオリンパスシステムは、「調整箇所」をほとんどなくす様に設定していました。今回の「音楽部屋」でも基本的に同じ方法で行けるだろうと踏んでいましたが、部屋の作りがまったく違うので、どうなるかと心配していましたが、「部屋の性」は無い様です。SP間の間隔は本来は3.5m欲しい処ですが、現在2.8mしか有りません。この為「音」が集まり過ぎる様です。

昨日朝、鳴らし初めの時に「中音」が出ていない事に気付きました。前日チャンデバの低域のアッテネーターを下げて、中域のパワーアンプのボリュームを上げる調整をしていました。音が出ない原因は「整流管」に寿命が来ていました。STC4033L(3B252B)シングルパワーアンプの整流管にはムラードの5U4Gを使っていました。予備の球に入れ替えて無事復帰しました。前日に行った「調整」はすべて元に戻してバランスが取れます。

その状態で5時間ほど「真空管の脚」と「ソケット」の馴染みを取る為に鳴らし続けていました。夕方4時くらいに音の出方がおおきく変わって行くのが判り、今までテストCD代わりに使っていたクライバー指揮「魔弾の射手」をかけて見てビックリしました。音の広がりがSPの外側に広がってステージが出来ています。全ての音が軽々と出ています。久しく聴いていなかった「旧事務所」時のサウンドが出て来ました。完全にはまだ追いついていませんが、このまま黙って鳴らしてやるだけで完結できると思います。

チャンデバやパワーアンプのアッテネーターの位置はまったく旧事務所時と同じです。チャンデバのアッテネーターはすべて「ゼロ」で、中音と高音用のパワーアンプのゲインもまったく同じ位置で良いです。

「部屋の性にはしない」が持論です。現在の「音楽部屋」の室内は、非常に弱い作りです。旧事務所の部屋も5mmのモルタル壁でしたが、床面が「直打ち」の分、ハウリングに強かったと思います。それに対して現在の部屋は、満足な壁(押し入れ・襖・引き戸)も床面の強度もなく、SPとアンプラックの間隔もなく同一の床面です。振動に非常に弱い部屋です。この前のオフ会の時には「部屋がビビりまくり」の状態でした。今回チャンデバが「ヌケた」ので殆どビビりがなくなっています。空気の波が伝わる様な音の出方に変わっていますので、多分床も壁も一緒に波に揺られていると想像しています。本当に「ヌケた」システムでは、低音のビビり音などは普通の音量程度では出なくなると云うのが今までの私の経験です。その通りのサウンドになりつつ有ります。

もう少し(約1週間)鳴らし込めばほぼ旧事務所時のサウンドを越えると思います。


バランス調整中

2013年08月30日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムでは低音・中音・高音のバランス調整を開始しました。移動してから今まで#375の本当の実力を出せていません。その実力とは「生音の雰囲気」です。

前回オフ会の時はチャンデバの「ふん詰まり」でしたので、#375の実力の半分も出ていなかったと思います。

まだそのまま鳴らしていても少しづつバランスが変化していますが、大まかなバランス取りはしないとそのままでは音楽を楽しめません。チャンデバのアッテネーターやパワーアンプのボリュームで調整して行きます。触る度に1時間ほどは馴染ませてやらないと音がボケています。午後から大まかに合わせて其のまま聴き続けていましたら#375の片鱗ぐらいは見えて来ました。


まだまだバランスが変化している

2013年08月29日 | ピュアオーディオ

2日前にチャンデバの「ふん詰まり」が抜けました。その後づっと鳴らし続けていますが、低音・中音・高音のバランスが動いています。なかなか安定しません。

部屋の「鳴き」は随分と収まってきました。普段聴く音量ではビビリは出ないようです。特定のCDのみ発生します。

システム全体で「ふん詰まり」がなくなると、部屋のビビリは殆どなくなります・・・(今までの経験で)。ただ現在の部屋は非常に「やわ」な作りなので本当にそうなるかは予断を許しません。

でも随分とオリンパスシステムらしいサウンドに鳴ってきました。毎日良くなっていきますので「苦行」では有りません。音楽を楽しめる処まで来ています。


まだバランスが大きく変化している

2013年08月28日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムのチャンデバがようやく活性化して来ています。現在はその仕上げの段階です。「ヌケた」と云っても、低域のこもりやモヤが晴れただけで、中音や高音はまだヌケていない様に感じる。

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完全に「活性化」すると、音のバランスも良くなり、重低音を出しても部屋のビビりが極端に減少して来る。旧事務所では、床面がコンクリートの「土間」だったので、5mmの薄い壁材でもビビりがなくなった。現在の「音楽部屋」は、床面も壁面もオーディオルームにするには非常に問題の有る構造と配置で、何処までビビりが取れるかはやって見ないと判らない。

これからが本格的な「調整」(まとめあげる)のスタートになります。

「音数」の多さは今までで一番ですね。奥行き表現も非常にくっきりして来ましたし深いです。エネルギー感も非常に有ります。弦楽器群の質感もTr型ではまず出ない質感になっています。可能性を非常に感じます。

これからは「見えない処」への対策が中心になります。


チャンデバの「ふん詰まり」がヌケた

2013年08月27日 | ピュアオーディオ

昨日も朝9時からせっせと鳴らし込み。一昨日朝から管球プリ1号に交換し、チャンデバの活性化を進めていた。

一昨日も昨日も、聴いているハナからサウンドがガラガラと変化している。初めは低域のヌケが悪く、ふん詰まりで「モヤーン」として団子状態の最悪の状態。チャンデバの低域のアッテネーターを最大-7レベルまで下げて、何とかバランスを取っていた。

それが昨日の夕方4時頃、ノイマン指揮/チェコフィル「ドボルザーク:交響曲7番・8番」を大音量で鳴らし始めたら、「バランスがおかしい?」。中域からのヴァイオリン群の音がカスレている。倍音の乗りがおかしいのでは?・・・と思い、チャンデバの低域アッテネーターを-6、-5、-4、-3、-2、-1と戻して来ても、低域のこもりが無い。ノーマルの「ゼロ」位置に戻してもまったくこもりが無い。部屋の鳴きも収まって来た。

チャンデバが予測していた通り、約500時間程で「活眼」(活性化)した様だ。今まで部屋がビビるので上げれなかった音量で聴いて見たが殆どビビりが無い。

8月に入ってからは、付きっきりで「活眼」の日を待ち続けていた。先週のオフ会に間に合わせようと必死でやっていたが、とうとう間に合わなかった。約1週間遅れてしまった。現在「低域のこもりが無くなった」だけのレベルで、これから更に「ヌケ・キレ・ノビ」が上がって来る。後2~3日もすればほぼ完成レベルになるのではないか? これからは急ぐ必要はないのだが、「出た事の無い音」をなくすために、色々な種類のCDを鳴らし込んで「万能化」を図ります。

チャンデバがヌケた事でサウンドは一変しました。


管球プリ1号をオリンパスのメインに

2013年08月26日 | ピュアオーディオ

先日まで管球プリ1号と2号をとっかえひっかえ交換して試聴を繰り返していた。何故なら「アンプの完成度」を確認していたからだ。音質もさることながら、ボリュームの位置や表現力も含め、「作り」の観点で見定めしていた。

結局1号も2号もまだ完成途中にあると思う。どちらも「ボリューム」のインピを合わせる必要が有り、1号は設計値の250KΩだが、私のシステムは高能率なので500KΩの方がボリューム位置が適正になる。低音が出過ぎている事も踏まえて一度交換して見たい。2号は設計値100KΩに対し250KΩなので、ボリューム位置が高能率システムにしては高すぎる。こちらは100KΩに戻した方が良いと判断した。

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管球プリ1号は自宅システムの中枢だったので、外すのをためらっていたが、2号を自宅システムに持って来て、ボリュームの不適正を痛感した。2号のボリュームを指定通りにすれば自宅の中枢で使えるグレードになる。ただA&Bやクラロスタットのボリュームの音色も捨てがたい。ボリュームを交換すればそれで終わりではない。「音楽表現力」が聴き劣りしないボリュームを探す事になる。

ちなみに、オリンパスシステム(SP-707Jシステムでも同じ)の通常のボリューム位置は、1号が「8時の方向」、2号は「11時の方向」で、適正値は「9時の方向」と思っているので、この値に近づけて使いたい。


管球プリアンプ2号の不具合

2013年08月25日 | ピュアオーディオ

前回の内部配線の正常化で完成したと思っていたが、聴きこんで行くうちに高域が伸びていない事に気付いた。高域成分の少ないCDは非常にうまく再生するが、高域が伸びているCDでは物足りなさを覚えてしまう。

多分ボリュームのインピーダンスの性だと思う。本来100KΩの処を250KΩのボリュームにしているからだ。これは「音色」重視の性です。100KΩだと国産のボリュームしか手に入らない。A&B社やクラロスタットの当時モノのボリュームの音色は非常に「音楽的」な処が有ります。それらを使いたくてあえて250KΩにしたのが災いしている様に思う。ここは一旦100KΩに戻して見るしかないかなと思う。

プリアンプの、ボリュームやコンデンサーで音色が大幅に変わってくるので非常に悩ましい処です。

現在手持ちに10種類程の2連ボリュームを持っていますが、インピーダンスの違い、シャフトの径等も若干違う為、簡単には取り付けが出来ない場合も出て来ます。


ステレオは音楽を楽しむモノ

2013年08月24日 | ピュアオーディオ

この所3日連続してプリアンプの交換をしている。交換後5時間は「プラグの馴染み」の為、「苦行」を強いられる。管球プリ2号を昨日は「プラグの馴染み」だけの為に取られた。今日はようやく「不具合対策」の確認が出来た。

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不具合は殆どヒアリングで発見する。
①中・高域の音量バランスが少ない・・・中・高音用ケーブル材がヌケた配線箇所が何処かにある・・・調べた処、電源部の電解コン周りに1ヶ所有り・・・正常化済み。

①の対策後、今度は②中域の輝きが無い・・・何処かに低・中音用のケーブル材が使われていない・・・バランス~ボリューム間とボリューム~信号基板間の2ヶ所を発見。・・・無理やり正常化済み。

②の対策後、ほぼバランスが良くなり、音に輝きが出て来た。しかし、他の機器でまだ不具合が有りそうだ。・・・と云う様にして、1点1点つぶして行く。

プリアンプの内部配線交換は専務に任せているのだが、「全て○○の配線で・・・」と云っても、スペースの問題や取回しの問題でそのまま実施出来ない処が必ず出て来る。その部分をきちんとやる為には、「出来る工夫」を考えないといけない。サウンドが狙った通りに行かないと無理してでも修正をする様になる。・・・その影響で他の部位がトラブル事も有る。

今日はカルミニューラの演奏でビバルディの「四季」を聴いた。非常に楽しい演奏になった。ワクワクしたサウンドが出て来て、「ステレオは音楽を楽しむモノ」と思いだした。毎日活性化の為に「苦行」をして来ているが、本来苦行はしたくないのが本音。求める音質が高ければ高い程「苦行」の時間も長く付きまとう。ようやくオリンパスシステムも音楽を楽しめる処まで仕上がって来た様だ。

ただ上手く鳴るCDと上手く鳴らないCDが有る。総じて編成の少ない楽曲は良く鳴る様になって来たが、情報量の多いフルオーケストラはまだまだ。まだチャンデバが大容量に対応できていない様に思う。まだまだ・・・


またプリアンプを元に戻す

2013年08月23日 | ピュアオーディオ

一昨日は管球プリ2号から1号へ、昨日は1号から2号への交換を実施しました。2号の不具合対策を実施したのでその確認の為です。

D90_004 (管球プリ1号)

管球プリ1号と2号を比較する様に交換できたので、その音質の違いが良く判ります。結論から行くと、1号に2号はかないませんが、弦楽器の質感だけは2号の方が良さそうです。

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1号は、図太い音の厚みとエネルギー感が有り、音数が非常に多いです。2号は1号に比べれば若干音数が少なく、エネルギー感もやや弱い分使い易さを持っています。どちらもTr型プリよりも音の厚みが有ります。

1号は内部配線を全て手配線で実施しています。同軸ケーブルの3本組合せを1本にして、シールドのアースを丁寧に取って、SN比はTr型に引けを取りません。2号の方は信号増幅段にプリント基板が使って有り、この辺がエネルギー感の違いとなって出ています。こちらもシールドアースを丁寧に取っています。

どちらをオリンパスに使っても良いのですが、1号は自宅システム用にMC昇圧トランスを内蔵させてアナログLPに対応させています。自宅ではアナログLPが聴ける様にしていたい・・・と云う願望が有ります。1号・2号共にフォノイコ内蔵で2系統のRCA端子を持っています。

チャンデバの活性化の為には1号の方が強力なドライブで早くなると思いますが、交換の順序の都合で、現在は2号の完成度を上げる為に、不具合点の修正確認や未知の不具合点が無いかを確認しています。

将来的には1号をオリンパスシステムに据える事になるでしょう。