Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

今年の計画の見直し

2012年03月31日 | ピュアオーディオ

今年の年初に音質改善の計画を立てていましたが、計画の見直しをする事にします。
年初では「BC‐Ⅱシステムをメインシステムクラスに音質アップする事」をマインにしていましたが、先月来社されたS氏様の助言に従い「メインシステムは1つで良い」と思い直しました。

現在でも38cmウーハーを持つシステムが5セット有ります。専務宅を除いても4セット有ります。まずはこのシステムだけに集中して更なる音質アップを考えて行きます。

1)RCA箱システム・・・チャンデバの見直し
2)612Aシステム・・・追加ツィーターユニットの実験
3)オリンパスシステム・・・CDPの見直しとマスタークロック導入
4)SP-707Jシステム・・・プリアンプ交換とマスタークロックの導入

に的を絞り、ゆっくりと音質アップを図っていきます。本当は一気にマスタークロックを普及させて、CDPの音質アップを図りたいのですが、クロック端子を備えた上で内部が直ぐに対応できているのが、EMT981とA730ぐらいしかないので、CDPの買い替えが急務です。一度には出来ませんので、一つづつ確実にやって行くしか有りません。

やりたい事をただ列記しただけで、これでそのまま1年が過ぎるとは思いません。いつも何かのきっかけで「やりたい事」が変わります。


マスタークロックジェネレーターの電源を100V→117Vへ

2012年03月30日 | ピュアオーディオ

3月27日の夜、自宅に導入した「Lucid GENx6-96」マスタークロック・ジェネレーターのおかげで非常に良いサウンドになっています。音数が増え、音の厚みを感じられます。また低域の再現も今まで聴いた事のない低音が聴けています。

Lucid_genx6964

今日で3日目ですが、「ふん詰まり」の印象を持ち始めましたので・・・(音数の増加で雰囲気音等非常に柔らかく良いのですが、音の輪郭がチョッと滲んでいるようにも感じます)。どうも電源が弱そうだと感じ、今まで100V給電で使っていたものを117V給電に変更しました。

「Lucid GENx6-96」はACアダプター方式の電源ですが、非常に太いケーブルで出来ています。仕様は115Vです。ほぼ指定通りの電圧で使う様にしました。

その結果、非常にシャープなサウンドになり、音の滲みを感じなくなり、見通しの良さが出てきています。低音の駆動力も上がったようです。音の厚みのある低音ですので、非常にリアル感が出てきました。給電電圧は仕様通りに使うのが一番だと思います。

CD規格のの44.1KHzサンプリングで使っています。


春日和

2012年03月29日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

昨日から昼間の気温が20℃くらいまで上がって、いよいよ桜が咲きだしました。

201203_10

近くの中学校の桜です。まだ1分~2分咲きの感じです。

201203_7

カメラも久しぶりに外へ持ち出しました。

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オオイヌノフグリも満開です。この花は12月から咲いていました。

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菜の花はもう終わりかけています。

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タンポポとすみれ。

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タンポポも早いモノは1月から咲いていました。自宅のサクランボの花は20日遅れで咲きました。異常気象なのでしょう。


2set目のクロックジェネレーター

2012年03月29日 | ピュアオーディオ

2セット目のクロックジェネレーターはほんの「遊び」で購入しました。中国製で価格は¥15000円程度。

Syncgen1

サンプリング周波数は192KHzまで対応していますが、ノーマルの44.1KHzでも本格オーディオには使えそうにない様です。

Syncgen2

OUTPUTは4系統有りますが、元々の音質が確保できていなければ無意味ですね。その原因もほぼ特定出来ていますが、手を入れられるか?は疑問で、PCで超小型のSPを鳴らすくらいで使おうと思います。


BNCケーブル(50Ω仕様)試作

2012年03月28日 | ピュアオーディオ

いよいよマスタークロックジェネレーターを使い出したので、BNCケーブルが必要になって来ました。現在手持ちのケーブルでは50Ω仕様と75Ω仕様の2種類が作れます。今回は50Ω仕様のケーブルを作成して見ました。(2本目・・・1本目は自宅で使用中)

Bnc1

プラグはフルテックのロジウム仕様で高級品を使っています。ケーブル材は同軸銀線です。同軸銀線の芯線のみを使って作成しています。長さは1m仕様で試作しています。ケーブルは細く取回しが良いので楽々と結線できます。

Bnc2

プラグは工場の計測器に使われているモノと比べますとはるかに高級品です。質感がまったく違います。

実際に自宅で使っていますので、このケーブル材の質感も出ている様に判断しています。ケーブル材のみを使ったRCAケーブルでも、非常に音数が多くバランスが良く、周波数特性も良さそうで高域のノビが有ります。


マスタークロックジェネレーターを自宅に

2012年03月27日 | ピュアオーディオ

入手したマスタークロックジェネレーターを自宅に持ち帰り、早速セットして音出し確認をしています。

Lucid_genx6961

入手したマスタークロックジェネレーターは「lucid GENx6-96」と言います。EMTでは44.1KHzから使い始めています。44.1、48、88.2、96KHzと試して見ましたが、ノーマルEMT981では44,1KHzしか使えません。(CD規格のサンプリング周波数)

Lucid_genx6962

出てきたサウンドは「柔らかく広がりが有り、周波数レンジも広く、非常に音の粒立ちの良い」サウンドです。ただ使い始めたばかりなので「音の厚み」がEMT981内蔵のクロックに及んでいません。

Lucid_genx6964

ただ、今出ている音が全てとは思えません。(良いサウンドになる予感がします) まだ使い出したばかりでBNCケーブルも試作品ですし、プラグ類も馴染んでいません。ジェネレーター自体も暖まっていない状態です。もうしばらくそのまま使い続けて馴染んでいったら素晴らしいサウンドになる可能性も有ると思っています。

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Lucid_genx6963

使い出して4時間を経過した辺りから「音の厚み」や「エネルギー感」が出てきました。まだまだ良くなっていくと感じます。今の状態で完全にEMT981のクロックを凌駕したようです。

音数が多く滑らかで、スケール感が大きくなり、シャープさ(粒立ちの良さ)、ヌケの良さ、広がり感の良さ、周波数レンジの広さ(低域の鮮明さ)、奥行き前後方向の再現等非常に良くなっています。定位も非常にシャープになり、声も鮮明です。ここまで良くなると「アナログプレーヤーはもう要らない」と思えるほど。(このシステムではアナログの方が音質が高かったが・・・) 

音の品位が上がっています。ただ「音の味」の面では優等生過ぎか?と云う点だけが気になるが、もっと馴染めば「さざめく弦」の質感と「シルキーさ」が出てくるか?期待しています。


マスタークロックジェネレーターを入手

2012年03月26日 | ピュアオーディオ

CDPの音質アップを考えてマスタークロックジェネレーターを購入しました。使い方から学ばないといけませんが、トライして見ようと思っています。取りあえずBNCケーブルを自作しました。

D732に繋いでみましたが、D732に専用の内部基板が無いのでCRV-555の様な機器とDACが必要です。A730にも繋いで見ましたが、明らかに変化しました。但しこのA730にはD‐クロックに交換して更に音質対策していますので、音質面では及ばない様です。(仕様や使いこなしで変わる可能性も有ると思います)

まだ着たばかりで、使い方や接続機器の吟味も出来ていませんので、取りあえずノーマルのEMT981が有りますので、使えるかどうか試して見ます。


RCA箱システムの再調整つづき

2012年03月25日 | ピュアオーディオ

午前中にほぼ射程内への調整が終わりましたが、音が面白く有りません。チャンデバでは-20目盛でMINです。これに対して-18目盛では如何にも絞りすぎと感じます。低域を何処まで上げられるか?・・・と試聴を繰り返した所、最初に目星を付けた-15目盛辺りが限界の様です。この低域に中域と高域のGE6550シングルアンプのゲインを調整して行きます。12時の方向にしていたものを3時前後の位置にして「生気あふれるサウンド」になりました。

Rcabox1

ようやくこれでオリンパスシステムと肩を並べる位置に来ました。もう少し鳴らし込んで音を落ち着かせる必要が有りますので、しばらくはこの状態で鳴らし込みます。最終調整でRCA箱システム独自のサウンドになりました。

F-15Lの性能不足は確かに有りますが、その性だけに決めつけていたのは私の愚かな誤りであったと思います。どんな機器でも使いこなしのテクが必要です。今回のネックは「思い込み」であったと思います。中域のグレードを上げる為にプッシュプルアンプにして、中音ホーンの最適圧力に対し強すぎた事や、F-15Lだから・・・等と言い訳をしていた様です。

先週までは内側のALTEC#612Aシステムを聴いてからはRCA箱システムは聴けない状態でしたが、音数の多さとスケール感、バランス感の良さで、今度はRCA箱システムを聴いてからは612Aシステムが聴けません。本来の順位になった様です。

Gotoumidori

オリンパスシステムとも五嶋みどりさんの「パガニーニVn協1番」で比べて見ましたが、遜色ないサウンドになっています。音数や質感ではやはり物量を投入したオリンパスシステムが良いですが、大きな部屋で大きなホーンとフロントロードの2発のウーハーシステムで開放的なサウンドでストレスを感じません。


RCA箱システムの再調整

2012年03月25日 | ピュアオーディオ

昨日「RCA箱システムをどうしようか?」と考えて、結局そのまま使って行くことにしました。それから「再調整」をやって見る事にしました。

Rcabox2

今までは「チャンデバのアッテネーターを使わないこと」(オリンパスシステムの状態)に固執していたように思います。この為、アッテネーターの目盛りばかりに注意が行って、「音のバランス」を無視した設定になっていたように思います。F-15LとF-25では設定の仕方(使い方)が違うのかも知れないと思い、耳だけで「音のバランス」を調整して見る事にしました。

F15l2

F15l1 (調整前)

今までのアンプの組み合わせは、低域:クラッセCA-2200、中域:GE6550pp-2号(SuperTrail仕様)アンプ、GE6550シングル-3号(SuperTrail仕様アンプ)にしていました。中域は音の厚みが有った方が良いと思って贅沢にGE6550ppアンプにしていました。

41zmjykxel_ss500_

上の写真の寺島JAZZを使って、オリンパスシステムの低・中・高域の音量バランスを手本に調整していきました。使う曲は1曲目と2曲目、確認は13曲目、14曲目。

F15l3_3

Rcabox3 (調整後)

チャンデバ(F-15L)の目盛りをヒアリングで調整していきます。まず第一に低域から「ヌケの良いポイント」を探っていきます。-15ポイントぐらいが良さそうだと判断してこれを仮の基準点にして中域・高域を合わせて行きます。その過程で中域のアンプの「圧力が強すぎる」様だと感じ、眠らせていたGE6550シングルアンプ-2号(オリンパスシステムで使っていたもの)と交換しました。

Ge6550s23

中域と高域のF-15Lチャンデバの目盛りはMAXそのままです。音量バランスは各アンプのゲインで行います。最終的に中域・高域共に12時の方向で決まりました。そして最後に低域のF-15Lのアッテネーターを合わせて行きます。低音・中音・高音のバランスを取るのが目的です。最終的に低域のアッテネーターレベルは-18、相当絞り込んだ状態になりました。

ようやく寺島JAZZのCDがオリンパスと同じバランスで鳴り始めました。アッテネーターを大幅に絞っているにもかかわらず、曇ったような・詰まったような音質では有りません。音数が多く、音のヌケが良く、奥行き方向も、前に出てくる音も広がって、圧力を感じないサウンドに仕上がりました。オリンパスを聴いているかのように錯覚してしまうくらい良く似たサウンドになり、チョッと面白みが無いかな?とも感じます。


RCA箱システムをどうしようか?

2012年03月24日 | ピュアオーディオ

事務所の3つのシステムの中で立ち遅れているのがRCA箱システム。マルチアンプにして大幅な音質アップを果たしているのだが、612Aシステムの「1本のケーブルの思想」で作り上げた音質に及ばない。ただチャンデバのF-15Lの「ふん詰まり」だけが問題として残っているだけ・・・と現時点では考えている。F-15Lをもっと上級のチャンデバに交換出来ればこの立場は逆転できる。

Rcabox

昨日はEL34ppモノラルアンプを使って612Aシステムを鳴らしていて、このアンプでネットワーク方式で鳴らせば「ふん詰まり」は解決出来ると考えたが、せっかくあと一歩の処まで来ている訳で有るので、マルチアンプシステムを一度バラしてしまうとパーツを元に戻すのが大変です。アンプやチャンデバばかりでは有りません。電源ケーブル、パワータップ、ラインケーブル、SPケーブルと大変な量が有ります。

もう一度確認して置こうと今日はヒラリーハーンの「バッハ:パルティータ」をかけています。このSPだけで聴けば一定の水準はとっくに超えています。SPの存在は消えているし、演奏者がセンターで実物大で弾いている雰囲気が良く出ています。SPの潜在能力はオリンパスシステム以上有りますので、このまま次のチャンデバが手に入るまでこのままで行こうと思いなおしました。