オリンパスを置いている部屋にBC-Ⅱが戻って来ました。アンプは繋いでいません。
BC-Ⅱを置いていた部分にALTEC#620Aが入りました。アンプは前側に置いているCDP・アンプでドライブしています。現在の所パワータップを貸し出している関係で花梨製タップを使っています。
現在パワータップ用トランスを4台注文済で5月2日の入荷予定です。同じくパワータップ用正規品ケースも5ケース注文しています。こちらは5月10日ぐらいの入荷予定となっています。
他にも、明日#612Aの箱の再塗装分が入荷と別のSPユニットが入荷の予定です。連休中からパワータップの作成や次のSPシステム作成の準備と忙しくなりそうです。
ALTEC 604系の「Trail仕様化」は既に5セット手がけています。今回のユニットは「特殊」な仕様なのでいつもと勝手が違いましたが何とか完了しました。
3時くらいに完了したので以後づっと鳴らしていました。各部の接続に「あたり」が出るまでは「ビビリ」が出たり「ノイズ」が出たりします。今回も前回のUREI813の時は3日間もかかりました。
ユニットを「Trail仕様化」して直ぐの状態は、今まで扱ったことのない「信号の量」が着ていますのでビックリしているのです。鳴らしこんでいきますと馴染んできます。
3時間ほど鳴らしこんだ処で今日は時間切れでしたが随分とこなれてきました。対策がうまくいったかどうかは最低3日間ほど様子を見ないと判断できません。
「ALTEC#620A」 の内部配線やSP端子は以下の様になっています。
非常に「細い」配線で接続されています。
SPターミナルもプッシュ式の細い配線用です。
音数(情報量)の伝送は「線材の断面積に比例」します。(経験で得たものです)
これを「Trail仕様化」で交換します。オリジナルの細い線材ではユニットの潜在能力は引き出せません。
比較の為「ALTECオリジナル」の配線と「ルシファーTrail仕様」の線材の太さを並べて見ました。簡単に線材の断面積は50倍以上有ります。
SPターミナルも太い配線が接続できるようにする事と「伝送ロス」対策で「材質」にも配慮しています。もっと良いSPターミナルや配線材が有れば交換はいといませんが、自分が色々試して来てこの組み合わせになっています。
マル秘SPのTrail仕様化を本日から開始しました。
SP箱はALTECの#620Aスタジオモニターです。メーカー純正のオリジナル箱です。
ユニットへの「音質対策」を実施しています。低域側は順調に完了しましたが高域側がチョッと大変なのです。
ユニットの先端(後端)のダイアフラム部への対策で悩んでいます。16Ω化された影響なのか個体の差なのか「取り付けスペース」が異常に狭いのです。ここはじっくりとやらないといけません。一発勝負で片を付けないと2度目は有りません。
結局「スペース」の問題が解決できず本日は終了です。明日、ガスケットを作り対策します。ダイアフラム本体は上の写真の様に「密閉」されていますので、その上のカバーはガタ付きなく取り付けれればよいのです。
愛知県の「リンホフ工房」のお仲間、すえさんと総帥さんが本日午後お見えになりました。
今朝から熊本の「くまさん」とおっしゃるお知り合いの所をお訪ねになり、その後午後からこちらに来られました。
すえさんは4年前の開業間もない頃一度お見えになった事があります。その頃は機器集めをしていた頃で今思えば恥ずかしいサウンドだったと思います。
現在のサウンドはその頃からは予想も出来ないクラスのサウンドに変身しています。「激変」に次ぐ「激変」を繰り返して出来上がったシステムとサウンドです。すえさんは直ぐに気付かれたと思います。総帥さんは今回初めてですので何の先入観もなく聴き入られたと思います。
一緒に来られた総帥さんの奥様が「こんなに大きな音量なのにうるさくない」とおっしゃったのが当方のサウンドの特徴です。総帥さんの持ってこられたCDをBC-Ⅱシステム、RCA箱システム、オリンパスシステムの順番で聴いていただきました。楽しんでいただけたようで楽しい時間を過ごさせて頂きました。今度は自分が愛知県の方に行きたいと考えています。
長い事仕事で「技術畑」をして来ますと「慌て者の間違い」や「うっかりの間違い」が多い事に気づきます。
例えば「ケーブル」の評価を例に挙げますと、接続して15分くらいで判断される方がいます。長くても1週間くらいで判断される方がほとんどだと思います。
私の場合「ケーブルの評価」は最低3カ月から半年をかけます。技術者は「観察力」を磨かないといけないと思っています。物事には「理屈」が有ります。「なぜ良いのか?」、「なぜ悪いのか?」の理屈が判らないと「まぐれ」になります。「まぐれ」はそうそう来ません。
「まぐれ」で良いケーブルを見つけた場合、その根拠を明らかにするには「仮説」を立て証明実験をして行く事になります。・・・と地道な積み重ねが必要です。
ケーブルの場合、「評価するケーブルの性能が抜群に良い」と一般の方は「ダメ」の烙印を押すのが一般的です。何故ならその1か所だけを交換しても「バランスを壊す」からです。試しの1本のケーブルでは一端ぐらいしか判りません。それを全てのケーブルに入れ替え、「馴染ませた時」のサウンドが想像できれば、ケーブル交換も楽しくなります。
先日記していた「マル秘のSP」が今朝入荷しました。大きさはJBL4343より一回り大きいです。ユニットが特殊な仕様に変更して有り、その点が購入の決め手でした。一般のユニットと違い「16Ω仕様」にしてある点が気に入りました。ユニット代で奇麗なBOXまで付いて来ましたので非常にお得な気分です。
現在オリジナル状態で「音出し確認」してそのまま「鳴らし込み」に入っています。眠っていたSPもしばらく鳴らし込まないと正常なサウンドにはなりません。現在でも非凡なサウンドを予感させるサウンドが出ています。
並行して「ルシファーTrail仕様」にするべく配線材を加工しています。本数にして12本のルシファー線を作らねばならず、交換作業は来週にずれ込む見込みです。
まだもう1セットSPユニットを購入しないといけません。GW明けには612Aの箱が再塗装を完了して使えるようになります。今年はSP狂いをしそうかな?・・・これでまずは欲しいSPが揃う見込みです。
先週購入した612A箱のキズや塗装の痛みがひどいので「再塗装」に出しました。GW明けには仕上がって来る予定ですが、その後、サランネットの交換を致します。まだユニットを手に入れていませんのでしばらく眠らせる事になります。
どうしても今日中に出して置きたかったのは訳が有ります。明日「マル秘SP」が入荷するのです。置き場所の関係でスペースを確保しておかないといけません。38cmクラスのSPになりますのでそれ相応のサイズと重さが有ります。
明後日には愛知県の方から「すえさん一行」様が来訪の予定ですので、本当は内部配線の交換してお聞かせしたかったのですが、日程的に間に合いませんでした。
他にも6L6ppアンプもGE6550ppアンプへの切り替え依頼を2週間前に出していましたがこちらも間に合いません。なかなかレスポンスのスピードが田舎だと合いません。皆さんゆっくりですから待つしか有りません。