オリンパスシステムに使っているCR-1000プリアンプは、VRの左右のバランスが狂っていて、バランスの目盛が1時30分ぐらいで左右のバランスが取れる様になっていました。
連日、朝出社してはSWを点けっ放しにして、早く馴染ませようとしていました。今日は午後からNHK-FMで故「吉田秀和」さんの追悼番組がやられていて、それを午後からずっと聴いています。その途中でモノラル録音がたくさん流されていたのですが、左右のバランスがおかしいような?と思い、バランスを中間点にしても良いバランスになっています。試しにCDで確認しても中央に定位しています。
何もしなかったのですが、使っているうちに左右のバランスが取れてきました。不思議なこともあるものですね。
昨日書いたシグマのコンパクトデジタルカメラDP-1XとDP-2Xが手に入りました。
オプションのビューファインダーやレンズフードも到着しましたので取り付けています。まだ全てのオプションが手に入った訳ではなく、正月を挟んでの買い物になりましたので、年明け以降にすべてが揃うようになると思います。
オプションで本革ケースやプロテクトレンズ、電池、フラッシュ等を手配する予定です。肝心の撮影の方は、あいにく天気が悪く試し撮りが出来ないでいます。
室内で、内蔵フラッシュを使って撮影してみましたが、光量が不足していてイマイチです。まだ取説を読んだり、SIGMA Photo Pro 5.2の操作を学習しています。
オーディオも一段落着いたので、他の趣味にも関心が広がっています。現在一番関心が高いのが「シグマ DP-1・DP-2メリル」。コンパクトデジカメです。しかし画素数は4600万画素。コンデジで中判並の画質。
実際に作例を見てみたのですが「ショック」を受けました。モデルさんを写したポートレート写真で、着ているセーターの編み込みまで鮮明に見える画像に驚嘆しました。
また、ある掲示板で、DP1(初代機 1400万画素)の画像でも、その解像度の高さに驚きました。所有しているデジタル一眼レフの画質をはるかに超えています。
そうなりますと俄然欲しくなります。ネットで色々と調べていくと、使い勝手は悪い様ですが、はまった時の画質には皆さん納得されているようです。
28mm系はDP-1,DP-1S、DP-1X、DP-1Mと進化しているようで、45mm系も同じくDP-2、DP-2S、DP-2X、DP-2Mと進化しています。最後のM仕様が4600万画素です。DP-1~DP-1Xまでは1400万画素で既にディスコンになっている様です。M仕様は価格が¥8万円くらいしますので、使いこなせるか?を考えるといきなり手を出すのは躊躇います。DP-1とDP-2では画角が違いますので、使い道も自ずと分かれると思います。どちらが自分に合っているのか?を確認してからM仕様を選択したいと考えています。
そこでDP-1XとDP-2Xの2台を注文し、ようやくDP-1Xを入手した所です。合わせての価格はM仕様1台分です。これから取説を読んで触って写してのお楽しみです。操作系を覚えるのに一苦労しそうです。DP-2Xも年内には届く予定です。正月休みはカメラ三昧になりそうです。
デジタルカメラのトレンドも、
①撮像素子:フルサイズかそれ以上のサイズ、
②画素数:5000万画素
になって行くと感じます。
現在持っているデジ一眼レフカメラ(D2Xs・D90)は1200万画素タイプですが、しばらくはこのままで5000万画素カメラが出るまで買い替えはしないで使いたいと思っています。
事務所は「オーディオ実験室」としてやっていましたので、管球プリアンプの完成で一本のケーブルの思想を具現化でき、ひとまず目的は達したと考えています。
年が明けたら事務所の移転を予定しています。移転先は自宅になりますので、持っていくものが限られます。7畳の部屋になりますので「オリンパスシステム」を持っていったらいっぱいになります。色々SPシステムも残っていますが処分せざるを得ないですね。
8年前、システムの機器集めから始めて、SPシステムの構築、ケーブル類による「伝送ロスの極小化」、「音変換ロス対策」、電源のトランス使用(パワータップ)等の実験で、個人的には非常に有意の実験をしました。費やした金額も大きいですが、残り少なくなった人生で、最終ラインのシステムを組み上げて、あとは「音楽を楽しむ」だけの状態まで来ましたので本望です。
40年近いオーディオ歴で、8年間も仕事として「音質アップ」の実験と実践をやれた事は幸せでした。これからは肩肘を張らないでのんびりと楽しんでいきたいと思っています。
「中庸のサウンドシステム」と言ったら、あまり良いイメージは持たれないかも知れない。「音質」のグレードはハイエンドクラスにして、「中庸」で有りたいと願っています。
例えば「低域が地響き立ててパワーが炸裂!!!」とか、「高域の分解能が冴え渡った!!!」とかの表現がインパクトがあるのかも知れませんが、個人的には「過ぎたるは及ばざるが如し」の言葉を意識します。
不足していれば充足させなければいけませんが、「過ぎてしまえば」それも不足と同じようなものです。楽器の音を表現するのに、有りもしないその楽器の音が出たら違和感を覚えます。
私がTR型のプリアンプやパワーアンプを使わなくなった理由はそこにあります。オリンパスシステムで「低域が沈み込むように」鳴り出した時、音としては低域端が伸びて良くなったのかも知れないが、有りもしないグランカッサの音では不満足です。
楽器特有の帯域バランスを再現できれば良いわけで、それ以上に周波数帯域が出だしたら「過ぎたるは・・・」の世界になります。再生帯域はできるだけ中庸を求めますが、質感は極上を求めます。
昨夜は友人の所でミニオフ会でした。先月末にビオラ ブラボー パワーアンプを入手されましたので、そのサウンドを聴かせていただきました。
写真を撮り忘れたので掲載できませんが、その図体の大きさにちょっとビックリしました。旅行用大型トランク並有ります。それが2台。電源部が80Kg、アンプ部が40数Kg有るそうで、とても一人では動かせません。
クラシックやJAZZを聴かせていただきましたが、どのCDも分厚い音でSN比が良くて、高域の繊細感も十分。まだ使い始めて1ヶ月にもならないので本領発揮していないと思うのですが、以前のビオラ シンフォニーの時より、スケール感が相当大きくなっていました。可能性を感じます。
「音質アップ」は永遠のテーマだと思います。各種ブログや掲示板等を参照しても、各人各様のアプローチの仕方で「音質アップ」に取り組まれています。
私の「音質アップ」の進め方は、できるだけ「科学的に」をもっとうにしています。統計的手法等を使って今まで仕事をしてきましたので、傾向とその理論と根拠を重要視します。
その進め方の具体的ステップは、
1)現状持っているシステムでベンチマークに出来るように整備する事。
一つの機器や1本のケーブルで音質の評価をするのではなく、全体のシステムでのサウンドとして捉える。
①機器は既に揃っているとして、次はケーブルの「伝送能力」を揃える。
評価すべきケーブルをSPケーブルにして、聴き比べを実施し最良のケーブルを選び出す。
②そのケーブルで電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブルを揃える。(伝送能力の統一化)
①と②が出来て初めて「ベンチマーク」として使えるようになる。色々なケーブルがあちこちに有ると「伝送能力」がバラバラの状態では評価のしようがない。
2)ベンチマークが固まったら、本格的な機器選びやケーブル選びを始める。ここからが「音質アップ」のスタート。
①現状ネックとなっているのは何か?(どの機器か?ケーブルか?電源系か?)
3)入り口機材(CDPやアナログLPプレーヤー等)の選択。・・・入り口で情報量が決まる。
4)電源系の強化・・・電源系が良くなると機器の性能が飛躍的に上がる。(潜在能力の引き出し)
5)「伝送系の見直し・・・SP内配線・アンプない配線・タップ内配線とあらゆる配線を吟味する。
ここまでやってくるとこの時点でネックとなっている処が見えてくる。ネック部分への対策が完了したら、「大幅な音質アップ」を果たすでしょう。次から次へとネック部分が見えてきますので、そのネック対策(違う場所や素材)はデミングサイクルで対処することになります。
思いつきで機器を変えるのも、聞き飽きたので変える事も個人の問題ですので構わないと思いますが、ステップを踏んでやれば効率が良くなるだけの事です。最後は「目指すサウンドの質感」に到達すると思います。
朝起きたら屋根の上にうっすら雪が積もっていました。10時頃には雪はなくなりましたが、冷たい西風が吹いています。時々日も差すのですが、雪が舞ったりと安定しない日です。
こんな日には管球アンプに灯を入れて音楽を聴くのに向いています。オリンパスシステムを置いている8畳の部屋だと、暖房の補助に真空管の熱で3℃くらいは上がります。
この頃は「音楽を聴くこと」に専念するようになってきました。カラヤンのCDを集めています。当たり外れが有るのは毎度の事で、ブルックナー全集を聴いていますが、3番はなかなかの名演みたいに思います。現在1番~6番まで聴きましたがまだ3曲残っています。ブラームスやメンデルスゾーンの交響曲全集も仕入れているので、年末年始はカラヤン三昧になりそうです。
JBLの#375を使ったシステムを私は2セット作っています。1セットはオリンパスシステム、2セット目はSP-707Jを使ったシステム。(もう1セットのRCA箱システムは専務用) オリンパスシステムでは「プレイバックモニター」として、707Jは個人のお楽しみ用としてCDPやアンプを組み合わせています。
現在2つのシステムとも、CDP(OUT)~SPユニット間の伝送を「1本のケーブル」の思想で作り上げています。(707JシステムではネットワークのみJBL純正状態) プリアンプの内部配線・パワーアンプの内部配線・SP箱内配線を自作の特殊銀線で統一しています。
SPは「音変換ロス対策」で、ウーハー1個に対し、ミッド・・・2個、ツィーター・・・4個 の7SPユニットの配置にしています。この配置にしている為、一般のSPの音の出方・音数とは大いに違ったサウンドになっています。
特徴的なのは「音圧を感じない」サウンドである事です。大音量にしてもうるささを感じません。JBLのSPでは「音が前に出てくる」(音が飛んでくる)のが一般的ですが、奥行き表現に弱いのがネックでした。これをSPの位置を中心に前にも奥側にも音場を広がる様に工夫しています。ツィーターが4個と多いのですが、最近はやりの「高域の分解能を際立たせる」様な鳴らし方ではなく、高域が出ているのを感じさせないような鳴り方にしています。こちらの方が「自然」な鳴り方に聴こえると思っています。
音数ではオンの音とオフの音を意識して出しています。この為音の密度が非常に濃くなっています。プリアンプを管球式にした為、音の厚みが厚く、非常に好ましくなってきました。これに中高域に管球パワーアンプの質感が乗って非常にパワフルで有りながら、音の厚みと繊細さを求めています。(WE101Dppパワーアンプ・STS4033Lシングルアンプ)
SPのセッティングをシステム化して、SP箱の鳴りをより自然な鳴り方になるようにセットした上で、「伝送ロスの低減」と「音変換ロスの低減」を図っています。
実際に#375やガウスのHF4000等の2インチスロートのドライバーを使ったことのない方には理解できない処が有ると思います。使ったことのある方が聴けば、何故こんな音が出せるのか?と疑問に思われるサウンドだと思います。道具は使いようでどんなにも変えることが出来る実例だと思います。