Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

20年やってもまだ「気付き」が有る

2024年06月30日 | ピュアオーディオ

自宅2階の「お休みセット」で音質アップの「気付き」を発見した。以前から「2000Hrの鳴らし込み」が大事だと云っていたが、まさにそれを実感しつつある。最近アンプのSWを入れて5分以内に「ブツ」と云うノイズが出る。以前は5分以上経ってからだったが、最近は2~3分ぐらいで出る。それも何回か出る。その時は音は出ているが「左右の音量が揃っていない」状態。「ブツ」っとノイズが出ると、急に音のバランスが取れて来る。今までも、沢山のアンプから「ブツ」と云うノイズを聴いて来たが、「覚醒」のシグナルだとは気が付かなかった。20年やって来ても「気付き」が有るものだ。普通「ブツ」と云うノイズが出たら、「故障かな?」、「大丈夫かな?」と心配するものだ。


私の頭の中のイメージとして、アンプの中には沢山の「電子部品」が使ってある。それら1個1個が「ゲート」になっている。このシステムに使っているケーブルはNo2グレードのケーブルだが、一般のケーブルに比べるとはるかに高性能なケーブルだ。一般のケーブルからNo2グレードのケーブルに交換しただけで「音量アップ」する。ボリューム位置を下げられる。このNo2ケーブルでアンプ内が「活性化」されつつあり、最後の電子部品のゲートが開けば「覚醒」する。今までに何回も経験して来た事である。私のケーブルはゲートを押し広げる力を持っている。

この「お休みセット」もそろそろ半年になろうとしている。2000Hrとは行かなくても1000Hrは行っていると思う。「覚醒」すれば「お休みセット」処ではなくなるだろう。

「良い音質」を得るには、機器やパーツ類の吟味をしなくてはならない

2024年06月29日 | ピュアオーディオ

一つのシステムを完成させるには、基本姿勢や原理の追求、更に機器やパーツの吟味をしなくてはならない。何事も「ローマは一日にしてならず」である。毎日のコツコツした努力の積み重ね以外の何物でもない。オリンパスシステムも10年の努力の成果である。


問題意識を持つ前に、「自分はどんなサウンドを求めているのか?」がしっかりしていなければならない。オーディオサウンドは「自己満足」の世界である。自分が満足出来れば良くて、他人にあれこれ言われてふらつく必要はない。


「自分の欲しい音」を求めて、機器の入れ替えやパーツの選定をやって行くが、「デミングサイクル」を回してやらないといけない。一度で済む問題ではない。
「オーディオは見栄え」や「オーディオは見得」と割り切っている方もいらっしゃいます。そう云う方は、綺麗で重厚な機器をラックに整然と並べて、「眺めて楽しめばよい」と思う。それもオーディオ趣味だと思う。しかしオーディオの本質は、「ソースに入った曲を如何に音楽性豊かなサウンドで聴くか?」になると思う。メーカー製のオリジナル製品では色んな制約が有って、帯に短し・たすきに長し…の感が有る。オーナー自身が色々なスキルや原理を考えて「技術」を得る事も必要だと思う。

私のサウンドの完成形は「オリンパスシステム」

2024年06月28日 | ピュアオーディオ

毎日、午前中は自宅のメインシステム、午後は音楽部屋のオリンパスシステムとサブシステム、夜は自宅2階の「お休みセット」と音楽三昧な日々を過ごしている。特に今の時期、梅雨で雨の日は大活躍だ。


自宅のメインシステムも、先日チャンデバの音のバランスを少しいじったおかげでオーケストラからボーカル迄更に音の線が太くなって良くなって来た。


不思議な事に、自宅2階のシステムも「重厚さ」が増して来た。聴いていて非常に心地よくなって来た。SP-LE8Tの出番が無くなってしまった。


音楽部屋のサブシステム2種もかなり良く歌う様になって来た。嬉しい事だらけであるが、これらを処分しなければならない日を考えると憂鬱になります。出来るだけ、健康で元気で先延ばししたいと思う。

アナログプレーヤーも随分遍歴しました

2024年06月27日 | ピュアオーディオ

今だに、LPレコードをメインにされている、オーディオマニアの方がいらっしゃいます。私もアナログプレーヤー遍歴が結構あります。写真はDENON DP-3000を使ったプレーヤー。サブシステム用。


こちらはパイオニアのPL-50のオイルダンプアームを使ったモノ。


音質アップの為に、リンホフ工房さんのフェルトマットを使っていました。サブシステム用。


オリンパスシステム用にはテクニクスのSP-10MK2+SAEC308+SPU-GEを使っていました。


SPUはMCカートリッジですから昇圧トランスが要ります。写真はオルトフォンMC-30です。


アントレーの昇圧トランスも使っていました。外にもDENON製やFR製他色々なメーカー製を試していましたが、メーカー製は作りに制約が多くて、改造もままなりません。


パートリッジの、コンソール用昇圧トランスを使った「自作品」を購入して、音質を確認して見る事にしました。



使ってあるトランスと内部配線の状態です。何ともまあ、細い配線が使ってあります。前述した他のメーカーの昇圧トランスも似たり寄ったりでした。


最終的に、自作の「特殊な銀線」で配線をやり直しました。サウンドは「目が覚めた様な」透明感・SN比・音数の多さを獲得しました。現在このパートリッジのトランスは、自宅様プリアンプに内蔵させて使っています。(接点の数を減らす為)


「音質アップ」を図るならまずは電源部を強化する事

2024年06月26日 | ピュアオーディオ

上の写真は「ノグチトランスPMC-1400(100V-100V)の電源トランス(
20Kg/個)。同じ仕様に100V-117V仕様のPMC1401も有ります。いずれも1000W仕様。500W仕様も有ります。そのままでも使えますが、ここは一捻りして私は使っています。


ご覧の様な強固な木箱を特注して、内部配線や壁コンのグレードを上げて作成しています。


こちらは500W仕様の100V-117V仕様。スチューダーやEMT等の117V~120Vの機器に対応させるために作成しました。

電源だけは個人的に「音の良くなる原理」が良く分かっていませんが、実際に使って見ると、壁コンから直接機器にとって使うより、音数が多く、音の厚みやスケール感が断然良くなります。


木箱も最初はベニヤ板で作成していましたが、しっかりした木組みの強度を上げた木箱にして「質感」が一変しました。ベニヤ板のモノはガサツな音で、特注箱のモノは「品位の高い艶やかさでスケール感が大きい」サウンドになりました。





CDを立体的な表現に・・・ライントランスの彷徨い

2024年06月25日 | ピュアオーディオ

CDPを買って「ノイズが無い」サウンドを気にいっていたが、良く良く聴いていると「立体感」が無く、「平面的」な音に感じるようになった。アナログプレーヤーでは「立体感」が良く出て心地よい。何とかアナログプレーヤーの様な立体感を出せないか?と試行錯誤したのが「ライントランス」。最初はタムラやタンゴの小さなトランスで作成して見た。音質は良いがスケール感が小さくてイマイチで有った。そこでWE111Cと云うREPトランス(1個/1Kg)を使って見た処、スケール感が「原寸大」で出てく様に感じた。ちなみに111cはパーマロイコアで有る。



WE REP#93F、91AとWEのREPトランスも型番を遡って行く事になった。古いものほど「音質が良い」と云うのが私の感想だ。サイズはいずれも1個/1Kgの重量級だ。


この写真はWE REP#50Aを自分用に木箱を作成し(特注品)片側を配線した状態。この50Aに来る前に#63Aや63Cも確認している。やはり古い型番程音質が良い。(型番が若い程古い型番・・・新しい物ほどコストダウンしていると感じる)



最終的にWE REP#15Aを入手して満足する様なサウンドになった。15Aと50Aは「純鉄サウンド」だと感じた。音のキレ込み方や質感が別次元の完成度だと感じる。ちなみに15Aはベルの電話交換機に使われていた物らしい。既に100年前の代物だ。


それを特注箱に入れて、XLR端子のみの入出力にしてオリンパスシステムで使っている。50Aの方は自宅のSP-707J+αシステムで使っている。このライントランスを使うとCDPでも立体感を手に入れられ、アナログ的なサウンドになる。

どうしようか?と悩んでいる

2024年06月24日 | ピュアオーディオ

音楽部屋のサブシステムをどうしようか?と悩んでいる。現在はそこそこいいサウンドで鳴っている。現在サブSPは4セット所有している。誰が考えても「持ち過ぎ」だろうと思う。生活の場が、午前中は自宅、午後は音楽部屋と2つに分かれているから、それぞれにメインシステムとサブシステムが出来てしまった。この音楽部屋のサブシステムのスピーカーは「メーカーオリジナル状態」です。もっと音質を・・・と望むなら、「音質対策」と「内部配線交換」、「基板の半田の入れ替え」等をすれば、かなりの音質アップをすると思う。


このシステムのケーブル類は、自作のNo2とNo3の電源ケーブルやラインケーブルにしている。SPケーブルのみベルデンの安物を使用している。自作のSPケーブルが不足している事と、SP端子側が自作ケーブルに対応していない事が主な原因。自作のSPケーブルは8㎜のYラグ使用なので、ワンプッシュ式のSP端子では使えない。(SP-2005)DITTON15もSP端子は小さい。おまけにサランネットが可笑しくなっている。2セットとも処分しても良い。代わりはSP-LE8T1セットが眠っている。

「最期は1セット」になるだろうと推測しているが、それがいつなのかは私にも分からない。健康で体力・気力が有るうちは多分手離さないだろう。

自宅システムで交響曲を・・・

2024年06月23日 | ピュアオーディオ

自宅のメインシステムを3ウェイマルチアンプ化してからは、ピアノ独奏等の器楽曲や軽めのJAZZをメインに聴いて来ました。若い頃に集めた交響曲のレコードやCDが沢山あります。今までは、「低域が軽すぎるから・・・」と判断して交響曲を聴かない様にしていました。


チャンデバのレベル設定を、聴感を頼りに低域を上げ、高域を絞る様な設定変更をしました。写真のディネッセンの軽いパワーアンプからはチョット思い付かない重厚な低音が出て来る様になりました。


ブルーノ・ワルター指揮のMozart交響曲35番・36番を聴いて見ると、重心が下がり、音の厚みが素晴らしく良くなりました。ただ、高域用のSONYのアンプは力不足を感じます。まだ鳴らし込みが足りないのか・・・。SONYのアンプが一番最後に使い出している。


CDPのEMT#981は以前はステラボックスのDACを使って鳴らしていましたが、現在は単体で鳴らしています。質的には若干落ちますが、「音楽の全体像」の表現が良いと思います。MDのDENONは絶好調です。


今までは、チャンデバ内の「活性化」を図って来たので、3年経ってやっと使える様になったと云うべきか?これからは、自宅でももっと音楽が楽しめそうです。


CDプレーヤースチューダーA730の水平化

2024年06月22日 | ピュアオーディオ

スチューダーのA730(D730も)は操作パネルが「斜め」になっています。一般的には写真の様にそのまま使われている。永らく使っていると「モーター音のゴギング」を感じるようになった。雑誌でもA730の設置を水平化すると「音質アップ」する様に書いて有った。


そこで囲碁の台の最高級材の「榧の木」を使った「水平台」を、一体型で彫り込んで作成した。囲碁では「碁石」を打った時の音の良さで榧材が一番と云われていた。ズッシリとした質感で彫るのが大変でしたが、2週間程かけて作成しました。榧材の他にも桂材・檜材・米松材等作成しましたが、榧材が一番音が良かった。


最期は「チーク色」に塗装を施して、現在の姿にしています。この水平台にして音質は「しっとりして音の厚みが増した」様に感じました。また、モーターの負荷が減少しゴギング音もなくなりました。やって見ないと分からない世界です。置台一つでかなり質感・音質が変わります。ノーマルで使うより、水平台で使う方が圧倒的に高音質になります。良い木材で一体型で作って、強度を確保する事も大事です。

JBL LE375の内部

2024年06月21日 | ピュアオーディオ

上の写真を見て「何か分かる」方は、JBL LE375を分解した事のある方でしょう。LE375の核心部分のコンプレッション部分です。強烈な磁石になっています。


この部分にダイアフラムユニットを設置します。古いもので「放置」されていた物では、錆等発生している場合が有りますので、ビビりの元になったりします。きれいに掃除してから使う様にしています。


設置についても、メーカーで「フランジ受け」が推奨されています。HL88(ハチの巣)やHL90(お化けホーン)では、設置用の脚が純正で付いています。ドライバーやホーンそのものを自然に震わせる様な設置になります。ドライバーの下に木を置いて受けて見たりしましたが、やはり純正の設置方法がベターでした。