Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

トランスポートのセッティング

2008年07月31日 | ピュアオーディオ

Dscn0001_2 従来からトランスポートのA730はラックの上にスペーサーを介してセッティングしていましたが、カラヤン/BPOのCDがうまく鳴ってくれませんでした。

どんな症状かというと「中高域に音の塊が出来てヒステリックに聴こえる」と言う事です。BPOの重厚なオーケストラがうまく再現できませんでした。「カラヤンの録音が悪い」(ミキシングで触りすぎ?)と思い込んでいました。

Dscn0002 四国のお客さんがセッティングボードの実験をしていて「効果がありそうだな?」と思って注文をして、実際に設置をしてみたら当方のスキルが足りないのか「期待外れ」の状態でしたが、良いインピスレーションを与えてくれました。

ラックに直置きではなく硬い素材の上に置いたらどうかと思い、手元にあった石材をかませてセッティングしてみたらこれがすごいの一言!!!。

Dscn0003 カラヤン/BPOの演奏をスンナリと鳴らし切ってしまう。おまけにオーケストラの多彩な音色で多数の奏者の音の重なりが判り、演奏が重厚で奥行きの有るものになりました。

カラヤンではメンデルスゾーンの交響曲「スコットランド」、「イタリア」、「フィンガルの洞窟」などが好きで、若い頃からLPでよく聴いていました。またカラヤンのお家芸と云えるリヒャルト・シュトラウスの一連の交響詩群が気持良く聴けるようになりました。

たかがトランスポートのセッティング一つでこうも変わるものかと驚いています。「ヌケた音」と私は表現しますが「詰まった感じが全くしない」いいサウンドになりました。


自宅システムの問題点

2008年07月29日 | ピュアオーディオ

梅雨明け以降毎日「猛暑」の日が続き何も出来ない日々が続いています。クーラーの入っていない部屋の室温は40℃に近い状態です。雨もほとんど降らず20日以降は更に「酷暑」の状況です。

こんな状況ですから現実の問題点を考えて見るのも良いかも知れません。

自宅のSP-707Jシステム(3ウェイ6SPユニットシステム)はネットワーク方式で鳴らしていますが「音色」は非常に素晴らしく感じています。これはパワーアンプがTrail仕様のアンプに負う処が大きいです。

低域がD130(16Ωフィックスドタイプ)+SP707J箱(バックロードホーン)で中音が#375+ゴールドウィング。高域が175DLH+#2405+デッカとビクターのリボンツィーターになっています。

ネットワークは#3160(500Hz)+#3105(7000Hz)を組み合わせています。基本は2ウェイの使い方+高域として使っています。

問題は175DLHと#2405が高域ネットワーク#3105から分岐させていることです。#3105を通すだけで「音の鮮度」が大幅に落ちてしまいます。その為#375やデッカリボンは#3160から分岐させています。#3105を通さないだけで素晴らしい質感になります。

最終的には「自作のネットワーク」にならざるを得ないと考えています。ネットワークの配線材やパーツも良質のものを使って「伝送ロス」をなくせば(極小化)更なる飛躍が見込めます。

もう一つはプリアンプのC40です。雰囲気や音の出方は申し分ないのですが、「音数」が少ないのが悩みの種です。こちらは良いプリアンプを探しています。自作のWE310Aプリも良いのですが、フォノ回路が入っていないのでフォノイコと2台必要になるため、できるだけ1台で済ませたく考えています。望むらくはWE101Dプリアンプを特注して作ってもらいたいと考えています。この球のプリ+パワーアンプは素晴らしい音色が期待できます。

今はまだ回路図探しとパーツ集めに徹しています。資金と準備が整えばすぐにでも作成依頼をかけたい心境です。


ホームページの更新

2008年07月27日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

7月9日にパソコンが昇天してしまい、過去のデータがすべて消えてしまいました。かろうじて残っていたデータを基にHPの更新ができるようになりました。

今度は2度と同じようなトラブルは御免ですので、最新のパソコンを2台と外付けHDDを組み合わせてバックアップの自動保管を行います。

OSはビスタ、CPUはコア2、メモリーも2GB以上(将来的には4GBを予定)、本体HDDも500GB、外付けHDD600GBと致しました。FAX・プリンターも最新の複合機にしましたのでスピードも速いし、画質もきれいですね。これからは写真にはまりそうです。

XPを使っていましたのでビスタにしますと色々と不慣れな処や操作が違う部分が有りますので慣れるまでが大変そうです。

しかし、さすが最新のパソコンは立ち上がりも早いし、動画もむちゃくちゃ早いのに驚いています。19インチのワイド液晶モニターにしましたのでハイヴィジョン並みの画質の美しさと非常に気に入りました。パソコンの楽しみ方が変わりそうです。

今度は自宅のノートパソコンを更新したいと予定しています。


ハイルドライバーの使い道

2008年07月24日 | ピュアオーディオ

一昨日からオリンパスシステムの中音に#375と併用して使っていましたが、質感や音像の出方に不自然さを感じましたので高域で使って見ました。

こちらのほうがしっくり来ます。今一高域の量感が欲しかったものが補充されて中音とのつながりもかなり改善されています。


ハイルドライバーの試聴

2008年07月22日 | ピュアオーディオ

Blog_012_2 昔(30年以上前)、ハイルドライバーシステムがESSと言うメーカーから出ていましたが、聴く機会に恵まれず「どんな質感なんだろう?」と気にかけていました。

amt1のハイルドライバーの部分だけを入手してJBL#375と単体で聴き比べをしましたが、「音圧が低い、質感が若干粗い、音数が少ない等・・・」の感じがします。しかし、「音圧を感じさせない」等の良い所も有りしばらくは#375と並列で聴いています。

Blog_013 500Hz~25000Hzくらいまで出るようですので「中域」で使って見ています。私の持論は「同じケーブルや同じSPユニットではその音色が強調される」と思っていますので、必ず違う方式のユニットを組み合わせます。

#375と並列にすることにより更に中域の情報量・表現力の向上を狙いましたがどうもその様には働いていないようです。まだ繋いだばかりですし、クリップで繋いでいますので仮配線です。

しばらくこのままで確認して見たいと思っています。Blog_015 2週間ほど中域で使ってみて、次は高域で試して見たいと予定しています。その後ユニットの不具合点に手を入れて行きます。音が粗く感じるのは内部配線がどうも原因のようです。手が入れられるかも含めて検討していきます。


2セット目のテレフンケンRB46

2008年07月22日 | ピュアオーディオ

Blog_014_2 先週、2セット目のテレフンケンRB46モニターSPの化け物ケーブルによる内部配線化(Trail仕様)を完了しました。

1セット目は現在関東のお客様の所に「貸し出し試聴」に出ています。1セット目と比べてもほとんど変わらないサウンドです。ゆくゆくはこれでマルチSPを楽しみたいと考えています。


オリンパスシステムのユニットのつなぎ方

2008年07月20日 | ピュアオーディオ
オリンパスシステムの3ウェイユニットの繫ぎ方の質問が有りましたので、
ここで改めて記して見ます。
オリンパスの場合、従来の3ウェイの感覚で組みますと
「LE15A+#375+HL88+#075」+「LX5+N7000ネットワーク」になります。
このままでは中域と高域の繋がりが「今一」です。
7000Hz~13000Hz位に「音量の谷」が出来ます。・・・これがピーキーさの原因になります。
また、高域の伸びが足りません。(上記の組み合わせでは18000Hzまでです)
そこで中域と高域の「谷」を埋めるために175DLHをツィーターと並列で使います。
これで中域と高域のつながりは「ベスト」な状態になります。
次にツィーターの#075ですが「質感」は魅力的な所もありますが帯域の狭さが在ります。
私の場合#2405の音色と帯域の広さが自分の好みです。(シンバルの音色が決定的に違います)
#075と#2405でずいぶん比較試聴をいたして決定しました。
これで(#2405)高域の帯域を22000Hzまで再生可能になりました。
さらにDECCAのリボンツィーター 7000Hz~45000Hz と
ビクターのリボンツィーターで 20000Hz~100000Hz までをカバーしています。
低音ユニット1個(LE15A)+中音ユニット1個(#375+HL-88)+高音ユニット4個(175DLH+#2405+リボン+リボン) のユニット構成になっています。
高音のユニットはすべてパラレル(並列)接続にして、ユニットの高域端は自然消滅していきます。
この4個のユニットを使うと自動的に帯域を受け持ってくれます。
高音部の再生帯域は7000Hz~100000Hzになります。
20000Hz以上が出ますと「空間表現力や余韻のサウンド」がまったく違います。
DECCAのリボンでシステムの「音色」と「音の厚み・コク」が決まりました。
ビクターのリボンで「定位」が微動だにしなくなりました。
175DLHと#075を使う場合は「直列」でも「並列」接続でもかまいません。
JBL純正のネットワークの場合ですと「半田付け」で配線を接続する事になります。
ネットワークはオリンパス純正のLX-5よりもプロ用の#3150or#3152or#3160をお勧めします。このネットワークはマルチアンプに匹敵する音質があります。
中音の#375の接続は私の場合、#3160から直に繋いでいます。(2ウェイの使い方)
同じところからN7000用の配線も出し、175DLH+05はN7000から接続しています。
以上が私のオリンパスの状態です。
シリウスケーブルを導入するならまず最初にSPケーブルですね。
SP配線をやる前にご確認ください。
現在のオリンパスシステムのサウンドは「SP存在が消えます」。
目の前で鳴らしてもどこから鳴っているのか判りません。
でも定位はしっかりしていますのでオペラなら「舞台を見ている」感覚です。
音数や帯域の再現は他では聴く事が出来ないものです。
特筆は「8畳の部屋で110dbサウンドでもうるさくない」事です。
ガンガン鳴らしていても眠ってしまうことがたびたびです。
特に低域のLE15Aの反応の速さにびっくりされるでしょう。
一度来社され聴かれて見てはいかがでしょうか?

困りました????

2008年07月19日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

先週パソコンのトラブル発生でバタバタしていましてなかなか更新できません。その後パソコンを2セット購入し立ち上げしていました。

トラぶったパソコンは修理に出していたのですが、結論として「データの回復不能」でした。

困りました。今後約1ヶ月は過去のデータの打ち込みでつぶれそうです。

今度は最新のパソコンを購入しましたので慣れるのに一苦労です。ウインドーズビスタ、コア2。

今度は以前のXPで動いていたソフトが動かなくなったりとまだまだトラブル箇所が出てきそうです。困りました。使って慣れるしかありません。


ムラビンスキーのチャイコフスキー 5番

2008年07月17日 | ピュアオーディオ

Murabinnsuki チャイコフスキー:交響曲第5番 ムラヴィンスキー(指)レニングラード・フィル 1977年10月19日、NHKホールにおけるライヴ録音(ステレオ)を念願かなって入手しました。

ムラビンスキー/レニングラードフィルとチャイコフスキーはLPで持っていますが、ソリッドでテンポ感が鋭く、メリハリと厳しさが有る演奏でとても気に入って聴いていましたが5番だけはモノラル盤しか持っていなかったのでステレオのCDを探していました。探す時はなかなかなくて思いもかけない時に出くわす物で「即決」で手に入れました。

この演奏は自分が愛知県にいる時に、東京で演奏会が有った事は知っていました。断片的にFM放送で聴いていましたが、あらためて今回じっくりと聴いて見ました。

録音はあまり良くないし、聴衆ノイズ(咳が多い)も多いのですが、演奏は素晴らしく緊張感に富んでいて、ムラビンスキーらしさが出ています。オリンパスシステムで聴いていたのですが「音が飛んで来る」んですね。空気が帯状の雲の様に飛び回るんです。

久しぶりに本物のシンフォニー聴いたような気分になりました。もちろん110dbサウンドです。

以前はよくシンフォニーを聴いていました。徹夜して聴きまくった時期も有りました。子育てと仕事に追われ思いっきり羽目を外すような聴き方はこの所あまりやっていないように思います。年齢と共に聴く音楽も変わっていきます。この頃はイージーリスニングやJAZZトリオやボーカルを聴くのが多かったのですが、さすがに本物のシンフォニーの演奏を聴きますと身体に力がみなぎります。

LPの4番も相当に緊張感に満ちた演奏で、私にチャイコフスキーの良さを教えてくれた演奏です。昔からチャイコフスキーの曲は形式から外れた所が多くて、終わりそうで終わらない曲が多いのですが、この5番もご多分に漏れずその様なつくりになっています。でもこの演奏は「音楽と対峙」して真剣に聞いていた頃を思い出させてくれます。


メールを回復しました

2008年07月14日 | ピュアオーディオ

先週水曜日にパソコントラブルでメールが読めない状況でしたが、本日別のパソコンでメールを回復しました。

ネットの方を静かにしていた分、色々と忙しい日々を送っていました。2セット目のテレフンケンRB46 Trail仕様を作成しました。1セット目は関東のお客様に「貸し出し試聴」に出しました。

ドイツのSPは非常にシンプルな造りで箱も至って簡素な箱です。軽く乾いたサウンドでクラシックもJAZZも簡単に鳴らしてしまいます。ただし、オリジナルの状態ではとても私の聴ける状態では有りませんのでTrail仕様にしています。別物くらいにサウンドが変化します。

3ウェイなのにネットワークも有りません。10μと2μのコンデンサー1個で切っています。これでフルレンジみたいなバランスを出してきます。