オリンパスシステムの3ウェイユニットの繫ぎ方の質問が有りましたので、
ここで改めて記して見ます。
オリンパスの場合、従来の3ウェイの感覚で組みますと
「LE15A+#375+HL88+#075」+「LX5+N7000ネットワーク」になります。
このままでは中域と高域の繋がりが「今一」です。
7000Hz~13000Hz位に「音量の谷」が出来ます。・・・これがピーキーさの原因になります。
また、高域の伸びが足りません。(上記の組み合わせでは18000Hzまでです)
そこで中域と高域の「谷」を埋めるために175DLHをツィーターと並列で使います。
これで中域と高域のつながりは「ベスト」な状態になります。
次にツィーターの#075ですが「質感」は魅力的な所もありますが帯域の狭さが在ります。
私の場合#2405の音色と帯域の広さが自分の好みです。(シンバルの音色が決定的に違います)
#075と#2405でずいぶん比較試聴をいたして決定しました。
これで(#2405)高域の帯域を22000Hzまで再生可能になりました。
さらにDECCAのリボンツィーター 7000Hz~45000Hz と
ビクターのリボンツィーターで 20000Hz~100000Hz までをカバーしています。
低音ユニット1個(LE15A)+中音ユニット1個(#375+HL-88)+高音ユニット4個(175DLH+#2405+リボン+リボン) のユニット構成になっています。
高音のユニットはすべてパラレル(並列)接続にして、ユニットの高域端は自然消滅していきます。
この4個のユニットを使うと自動的に帯域を受け持ってくれます。
高音部の再生帯域は7000Hz~100000Hzになります。
20000Hz以上が出ますと「空間表現力や余韻のサウンド」がまったく違います。
DECCAのリボンでシステムの「音色」と「音の厚み・コク」が決まりました。
ビクターのリボンで「定位」が微動だにしなくなりました。
175DLHと#075を使う場合は「直列」でも「並列」接続でもかまいません。
JBL純正のネットワークの場合ですと「半田付け」で配線を接続する事になります。
ネットワークはオリンパス純正のLX-5よりもプロ用の#3150or#3152or#3160をお勧めします。このネットワークはマルチアンプに匹敵する音質があります。
中音の#375の接続は私の場合、#3160から直に繋いでいます。(2ウェイの使い方)
同じところからN7000用の配線も出し、175DLH+05はN7000から接続しています。
以上が私のオリンパスの状態です。
シリウスケーブルを導入するならまず最初にSPケーブルですね。
SP配線をやる前にご確認ください。
現在のオリンパスシステムのサウンドは「SP存在が消えます」。
目の前で鳴らしてもどこから鳴っているのか判りません。
でも定位はしっかりしていますのでオペラなら「舞台を見ている」感覚です。
音数や帯域の再現は他では聴く事が出来ないものです。
特筆は「8畳の部屋で110dbサウンドでもうるさくない」事です。
ガンガン鳴らしていても眠ってしまうことがたびたびです。
特に低域のLE15Aの反応の速さにびっくりされるでしょう。
一度来社され聴かれて見てはいかがでしょうか?