Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オルソン12インチ(30cm)フルレンジWコーン型スピーカー

2022年04月29日 | ピュアオーディオ

2018年にオルソン社の12インチWコーンフルレンジユニットを使ってスピーカーを作りました。「オルソン博士」のカーネギーホールでのオーケストラ生演奏とRCAシステムの聴き比べが話題になった事を、確かSS誌で知ったのかな?



その聴き比べに使った低域用のWフロントロード箱を20年前に見つけて、現在息子宅で使っているRCA箱Wフロントロードシステムを作りました。ユニットは当時はRCA社のモノでしたが入手困難な為JBL社の#2205B×2発→D130×2発にして使っています。



チョッと脱線しましたが、そんな事で「オルソン」と云う名前を憶えていました。自分で作る場合は「内部配線」に凝ります。良い配線材でないと「潜在能力」を引き出せません。


完成品を試聴しましたが、やはり30cmクラスは20cmクラスとは低域が異なり、スケール感やエネルギー感が違っています。大変気に入って鳴らしていたのですが、これも「欲しい」と云う方が現れて嫁に出しました。

ALTEC Mini Monitor 8A を自分用に2018年頃入手しました

2022年04月28日 | ピュアオーディオ

2018年頃は「自分用」に色々なSPを入手して、「内部配線」を交換して聴き比べをしていました。JBL4311B、LE8T、ALTEC Mini Monitor 8A 等が写真に残っています。それぞれが良いサウンドで鳴ってくれて、サブシステムもこれで終わり・・・と思っていたのですが、ブログを見て譲って欲しい・・・と云う方が出て来て、やむなく手放してしまいました。


ALTEC Mini Monitor 8Aはチョッと冒険をしたのですが、このSPのツイーターはなかなか良いさえずりをします。ウーハーは元々はウレタンエッジだったのですが、破れない様にクロスエッジに交換して安心して使える様にしました。地元のマニアの方がこのサウンドを聴いてそのまま持って行かれてしまいました。ご自宅で鳴らされているのも聴きに行きました。ブラームスの交響曲が良い感じで鳴っていました。

結局2018年に製作したサブSP達はみんな居無くなってしまいました。



自宅システムのプリアンプのボリュームは自分で交換した

2022年04月27日 | ピュアオーディオ


自宅システムで音楽を楽しむ時間が増えて来た。それは何故か? 良いサウンドに仕上がって来たからだ。自宅システムのSPユニットはオリンパスシステムやRCA純正Wフロントロード箱システムと殆ど変わらないSPユニット(7SPユニット)を使って、SPシステムは10年以上前に出来上がっている。


自宅システムの要は「自作管球プリアンプ」だ。入手した時点でのサウンドは、とても聴けたものではなかったが随時手を入れて来た。「内部配線」と「ボリューム」には拘った。最初の入手時点では安物のバイオレットのボリュームが付いていた。これをクラロスタットの2連500KΩのBカーブ(9時方向から立ち上がる・・・マランツ#7に使用されているモノ)に交換した。音質は申し分ないが、9時方向で立ち上がってくるのでD130のシステムでは使いづらかった。


国産のボリュームにも交換(Aカーブ)したが、イマイチ音質に満足しなかった。


クラロスタットのボリュームと同クラスのボリュームと云う事でA&B社のボリューム(Jカーブ・・・12時方向から立ち上がる)を入手して、自分で交換した。


内部配線類もすべて「特殊な銀線」に交換して、SN比が格段に向上した。情報量の伝送が、一般のプリアンプと比較するととんでもない量になった様だ。自分用なので、見た目よりも「音質重視」で作っている。RCA端子もすべてフルテックのロジウムメッキ仕様だ。数が多いと結構な出費になる。



このアンプの良さを生かすには、同じ「特殊な銀線」にすべて交換したパワーアンプとの組み合わせだろう。現在の3ウェイマルチアンプではチャンデバのTA-4300Fがネックとなる。ALTEC#620Aならばパワーアンプ1台と直結できる。

サブシステムのTA-2000F(プリアンプ)の不具合

2022年04月26日 | ピュアオーディオ


サブシステムで使っているTA-2000Fは1972年製。50年前のプリアンプで、オーディオ黎明期のアンプです。このアンプの不具合は「ボリュームのガリ」です。9時~10時方向の処に大きなガリ音が発生する。一度ゴッドハンドにお願いして「ガリ取り」をしてもらったが、今なお大きなガリ音が発生する。基本的に「同じ位置」で長時間使われていたからで、抵抗体の表面に厚い酸化膜が載っている可能性が高い。「音量調整」は繁茂に使う部分ですので、非常に気になり、逆に使わなくなってしまう。この機種に使われているボリュームは「12時方向」から立ち上がるJカーブで、Tr型用にしては珍しいボリュームです。



「ガリ」を取り除くには、
①ボリュームを交換する・・・純正品の部品はない。代替品を使うしかない。
  手持ちのボリュームは「管球式」用がメインで、Tr型アンプ用はまた買わないといけない。

②ボリュームのオーバーホールをする・・・出来るのか分からない。

何とも致し方ない問題です。修理費用が一番無駄な「ロス」です。


自宅システムも良い状態に仕上がって来ている

2022年04月25日 | ピュアオーディオ

最近は暖かくなって来たので「音楽三昧」の毎日を送っている。オリンパスシステムで聴いた音源を自宅システムでも確認している。昨年は完全に負けていたが、4月以降は「互角」に近い処まで自宅システムが仕上がって来ている。


5年間FMエアーチェックをして、約1000枚近いMDが有る。録音ばかりして聴いていないものが沢山ある。それらを昼オリンパスシステムで聴いて、夜自宅システムで聴く。殆ど違和感が無い状態で再現してくれる。同じグレードのケーブル類を使っているので「音の厚み」や「音数」が揃い、ステージ感が出ている。無理して「壊す」のがもったいない・・・と思う。このまま残そうかと思う。今年入手するALTEC#620Aは2階の部屋に入れようかな?

ウーハーの音でスピーカーは支配される

2022年04月24日 | ピュアオーディオ

スピーカーシステムで使われるウーハー(低域ユニット)で、そのサウンドが大方決まる。面白い実験を10数年前に実施した事が有る。


オリンパスシステムに使われているLE15Aを他のシステムに入れて見たら?と云う素朴な疑問。LE15のシリアルNo#1000番台を入手した時に交換して、シリアルNo#7000番台(16Ω灰色フレーム)のユニットが1セット余った。


RCA純正Wフロントロード箱システムは、私の「JBL3大ホーンシステム」の一角だ。3セット共にユニットは中・高域は全く同じユニット構成。違うのは中域のホーンと低域のユニットとエンクロージャーくらい。そこで、このRCA箱システムのD130×2発の内の下の1発をLE15Aに交換して見たら、「オリンパスシステムの音」になってしまった。鳴らし込むほどに何時も聴いている「オリンパスシステムの音」である。同じサウンドは2つも要らないので元に戻して、#7000番台のLE15Aは手放した。

3ウェイマルチアンプシステムにして、500Hz以下の帯域で「全体の音の70%」を占有する。エネルギー感は「80%以上」だろう。この事からしてもウーハーがシステム全体のサウンドの方向性を決めてしまう。


音楽を聴くのはメインシステム、オーディオ遊びはサブシステム

2022年04月23日 | ピュアオーディオ

クラシック音楽にしろJAZZを楽しむのはメインシステム。ただ、これだけでは面白くない。オーディオ遊びもしたくなる。その為にサブシステムを作った。メインシステムはケーブル類をはじめ、パーツや機器に凝って作ったので触る処が無い。


サブシステムはツイーターの追加やアンプ交換して色々チャレンジできる。アンプも5~6台眠っている。


こんな風に色々なツイーターを追加して遊べる。でももう終わりにしないと「お守り」で疲れてしまう。ステレオが3~4セット、カメラが3台、バイクが1台、家が2軒、ギターも4~5本ある。「お守り疲れ」である。「物欲」の塊みたいな人生だった。物の無い貧乏な境遇に育った反動かも知れない。少しづつ処分して行かなければいけないが、健康で元気でいると、処分するのがなかなか手につかない。



私は「音の質感」と「出方」に気を配っている

2022年04月22日 | ピュアオーディオ

私は「音の質感」と「出方」に気を配っている。SPユニットが鳴っていると分かる様な音は出さない。SPユニットの存在が消えて、「音が面で出て来る」サウンドを作り出している。この為には相当な「音数」と「高SN比」が無いと達成できない。機械が鳴っている音しか知らない方には到底たどり着けない領域です。


自宅システムの方が更に「自然な音の出方」をしている。JBL#375を鳴らしているのに「飛んでくる音」は皆無。非常に柔らかく会話している様なその場の雰囲気の様に音が出て来る。ステレオを鳴らし音楽を聴きながらTV音声も楽しめる。音楽を流しながら会話が出来る。一般の方のステレオでは、ステレオの音を出しながら会話がごく自然に出来ることなど出来ない。

どちらのシステムも3ウェイマルチアンプシステムで、7SPユニットシステムと複雑ですが、ノイズは皆無。「静寂」の中から音が立ち上がります。ここまでたどり着くまで、どれだけお金や実践を繰り返した事でしょう。一般の方が100年かかる手間暇を1年でやってしまう。それを10年以上続けて来たのです。「求道的」に「音質」を追求して来たのです。そしてたどり着いた境地が日常会話や耳にする騒音の「ただの音」です。


最近、自宅システムの音質が上がって来ている

2022年04月21日 | ピュアオーディオ

毎日、オリンパスシステムと自宅システムを鳴らしている。最近、自宅システムの音質がアップして来ている。時に音のキレと余韻・音数が増加して非常に良い雰囲気を出している。


OLYMPUSシステムとこの自宅システムはチョッと「スペシャル」なケーブル類を使っている。一般の方ならビックリする太いケーブルを使っている。私自身がケーブルの試作を通じて「最高」と位置づけ、もうこれ以上のグレードアップは必要ないと判断したケーブルグレードです。今迄のケーブルでは2000Hr鳴らし込めば「活性化」(活眼)になると思っていましたが、この最高峰のケーブル類は、オリンパスも含めてその倍の時間が必要な様です。



5年前にオリンパスシステムのケーブル類の交換が終わっていますが、その成果が今頃出て来ています。多分、自宅システムもあと3年ほどすれば、「ケーブルのグレードに対応した機器」になると思われます。とんでもないグレードのケーブルを使うと未知の世界です。未知の領域はまだ誰も経験した事のない領域です。

LUXMAN M-06αのインレット化とヒューズ交換

2022年04月20日 | ピュアオーディオ

LUXMANのパワーアンプM-06αも一時期使っていました。この機種は「直出し電源ケーブル」ですので、電源部のインレット化をしました。オリジナルの電源ケーブルでは「伝送能力不足」と感じました。


その電源ケーブル用にフルテックの高級電源プラグセットを購入しました。基礎的項目を一つづつ改善して行かないと「音質アップ」は有りません。


ヒューズもフルテックのオーディオグレードのヒューズとビックリ価格のFXヒューズも購入して準備しました。フルテックのヒューズは生産終了で10年以上経ちます。もうそろそろ手に入らなくなります。FXヒューズは¥7.5万円/個ですので、一般の方は手を出さないと思います。一度このヒューズの性能を確認すると使わない訳には行きません。電源ケーブルのグレードが上がれば上がるほどヒューズの効果も上がって来ます。

「音質」に拘ると高く付きます。一歩を踏み出す勇気がいります。