Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅のメインシステムの電源ライン

2024年05月31日 | ピュアオーディオ

自宅のメインシステムの電源ラインも「オーディオ専用」に分電盤から取っています。ただ。こちらは「省エネ機器」を使っているので、「電源トランス」は1個(1000W)で済ませています。


低域用のディネッセンのパワーアンプの下の段の「赤茶色」(100V-100V)を1個使っています。右側のオーク色の木箱は500W(100V-117Vステップアップ)の電源トランス入りですが、現在使用していません。ただ、このままでは取り口が不足しますので、専用のタップを自作して機器の数に対応させています。

長らく自宅では「ノイズ」に悩まされて来ましたが、完全になくなりました。特にアナログレコードを聴く時にノイズが出やすかったです。

「音質アップ」の為に、一番最初にすべき事

2024年05月30日 | ピュアオーディオ

どんな高価な機器を持っていても「音質」が伴わなければ「宝の持ち腐れ」だと思う。「音質アップ」を考えているなら、まず最初に手を付けるべきは「電源」だと思う。


何処の家庭でもある分電盤です。上の段に4系統、下の段に2系統になっているのが音楽部屋の分電盤です。下の2系統が遊んでいたので、「オーディオ専用」に使いました。分電盤の上に2本の電線が見えています。これが追加した電線です。


分電盤の下段の2系統を「オーディオ専用」に引き回しています。


2口壁コンを2個使っています。それぞれが分電盤から直接来ています。壁コンもフルテックのロジウム仕様の最高級品を使っています。


私の場合、壁コンから「20Kg電源トランス 100V-100V」を使っています。20mm厚の木箱に入れ、内部配線も特殊な銀線で配線しています。この電源トランスから各機器に分配しています。電源トランスの容量が1000Wなので、オリンパスシステムでは3台使っています。電源ケーブルのソケット類もフルテックのFI‐50と云うロジウム仕様の最高級品で統一しています。

ここまでしなくても、分電盤から「オーディオ専用電源」にするだけで、冷蔵庫や電子レンジ、クーラー等の電化製品が発する「ノイズ」から逃れる事が出来ます。

「オーディオ専用配線」を工事して頂く為には、電気工事士の免許を持つ方(電気屋さん)にお願いすればよいと思います。工事費用はわずか¥1万円程度で済みます。自宅では30年近く「ノイズ」に悩まされて来ましたが、「オーディオ専用電源」にした処、あっさりとノイズが消えました。もっと早くやれば良かったと思いました。なかなかこんな情報が少ないので書いて見ました。

電源の良し悪しはシステム全体の「質感向上」に寄与します。機器を買うよりこの「オーディオ専用電源工事」の方が安くて、確実に「音質アップ」します。費用対効果が素晴らしいと思います。



一応セッティングすると聴けるもんだ

2024年05月29日 | ピュアオーディオ

音楽部屋のサブシステムのスピーカーのセッティングをして、1週間ほど経ちます。馴染んで来た様で、一応聴けるようなサウンドになって来ました。


隣の部屋のメインシステムを聴くと、極端な音質差が有り、聴けたもんじゃないが、BGM程度に鳴らす分には申し分ない「鳴り」になって来た。プリアンプのC-200Lがやはり「要」だと思う。1970年頃はC-200がフラッグシップで有ったが、1984年頃にはC-280がフラッグシップになり、一段上の「音質」になっていた。C-280、C-270、C-290と実際に使って来ているので、その音質の違いも分かっている。C-200LもDITTON15やSP-2005には過ぎた組み合わせと思う。

自宅メインのSP-707J+αシステムの本来のパワーアンプ

2024年05月28日 | ピュアオーディオ

自宅のメインシステムのSP-707J+αシステムもマルチアンプシステムにしてから2~3年経ちます。今だTVの設置の関係で本来準備していたパワーアンプを使えないでいる。低域用(ディネッセン:アルタイル)、高域用(SONY:TA-3120)の2種はやむを得ず使っているアンプ。中域用のWE101Dppパワーアンプのみ、本来準備していたアンプ。


高域用にはオリンパスシステムと同じ管球アンプをストックしています。


こちらが低域用に準備しているパワーアンプ。


現在、音楽部屋のサブシステムSP-2005用に「お守り」をしています。この2種の本来予定していたパワーアンプを使うと、かなりな音質アップを果たすと思っています。2台とも内部配線を「SuperTrail仕様」にしています。そのうち実際に組んでみたいと思っています。


JBL LE-375+ホーンをうまく鳴らすには・・・

2024年05月27日 | ピュアオーディオ

JBLのスピーカーの高級機は「中・高域にホーン型」を使用したシステムになります。誰でもこのユニットを使って、マニアならサウンドを楽しみたいと思うものだと思います。ただ一般的な使い方だと「ジャジャ馬な音」で苦労します。一つの手として、「1Wクラスの管球アンプ」を組み合わせる事も妙手でしょう。


自宅では1.4W/chのWE101Dppパワーアンプを組み合わせています。これだけで「飛んでくる音」がかなり少なくなります。


#375と組み合わせるホーンは、HL88(ハチの巣ホーン)やHL90(お化けホーン)の様に、ホーン先端とホーン根本のフランジでセッティングする様になっています。(メーカーオリジナルのセッティング) HL89(ゴールドウィング)も同じ様にセッティングするのが基本だと捉えて、同じ様にセッティングしています。見てくれ的に格好いいからと「バッフル」に取り付けると「音質ダウン」します。ホーン型はドライバーとホーンを自然に「震わせる」事が大切です。その点、1970年代の#43モニターシリーズ(#4350・#4343・#4333等)の様に、ショートホーンをバッフルに取り付けると、「音が死んで」しまいます。スタイリングは良いが「音質的」にはマイナスです。


この写真がHL90のオリジナルな取り付けです。フランジ部を脚で受けています。この状態でドライバーもホーンも「自然な振動」になります。ドライバーの下で「受け」てセッティングされているのをよく見かけますが、ドライバーの振動が死んで「音数」が少なくなります。「振動=音」です。

幸せな「オーディオ人生」で有ったと思う

2024年05月26日 | ピュアオーディオ

18才で社会人になり、自分で働いてオーディー装置やレコードを集め始めました。まもなくSS誌を読み、先達達が超高級機の大型システムを使っているのを知りました。「何時かは自分も・・・」と思ったものです。20歳前後の若造には住む家もサラリーも大したものでは有りません。


子育てに忙しく、また仕事も忙しかったので30代~50才位までの20年間は、若い時に集めた機器やレコード・CDで、仕事で疲れた神経を休めていました。2人の子供を大学を卒業させ、子育てが終わり、自分のやりたい事が出来る様になりました。そこで思い切って、オリンパスシステムやSP-707Jシステム、RCA Wフロントロード箱システムを作り上げました。3つのシステム共に現在も所有しています。それぞれにマルチアンプシステムにし、独立したソース・アンプ群でドライブしています。RCA Wフロントロード箱は置き場所がないので、息子に丸ごと使ってもらっています。


各システム共に「音質」を重点的に対策しています。使用するアンプ群やソース機器には1級品の機器を配置しています。この様な事が出来たのも、30年間仕事で頑張って来たからです。「60才以降の老後は音楽三昧で暮らそう、10年くらいは出来そうかな?」と若い時に夢見ていましたが、現実は、もう既に20年もオーディオ遊びや音楽三昧の日々を過ごしています。個人的には非常に幸せな人生だと思います。ただ、この先をどうするか?「最後は1セット」の命題が残っています。現在、気力・体力共に充実していて、「まだまだ・・・」の感が強いですが、少しづつ機器やパーツの整理を進めて行こうと思います。

昨日は近所のNさんが来訪

2024年05月25日 | ピュアオーディオ

月に1回位ぐらいの頻度で、近所のNさんが来訪されます。昨日も約1か月ぶりに来訪していただき、音楽部屋のサブシステムを聴いていただきました。好印象なのはDITTON15のサウンドでした。この小さなSPからは信じられないスケールだとおっしゃっていました。


DITTON15を駆動しているのはSONY TA-3200Fパワーアンプ。パワーSWの入り具合がイマイチな処が難点ですが、サウンドは癖のないパワフルサウンドです。下段の管球アンプとサンスイSP-2005の組み合わせでは、「しっとり感」の有るサウンドです。惜しむらくはSPケーブルがベルデン製のシングル使いですので、パワーアンプの力量が出せていない点です。SP-2005のSPターミナルがショボくて大きな配線が使えないのが難点です。改造すれば使える様になりますが、そんなに手間をかける価値を感じないので、このままオリジナル状態でBGMで鳴らします。

穏やかな気持ちで音楽を楽しむ

2024年05月24日 | ピュアオーディオ

毎週、金曜日から日曜日までは、午後からオリンパスシステムでCDを楽しむ様にしている。今日はレスピーギの「リュートの為の古風な舞曲とアリア」です。


このシステムの特徴は「音が分厚い事」です。持っているシステムの中で一番の「音の厚み」が有ります。聴いていて破綻した音がないので安心して聴いていられます。マニアの方ではるか昔に#375+HL88(ハチの巣ホーン)を使った事のある方が、「自分が鳴らしていた時はこんな鳴り方には出来なかった・・・」と漏らしていらっしゃいました。JBLオリジナルの推奨の鳴らし方では「ジャジャ馬な音」しか出ません。ネットワ-クを使った推奨の組み方では、音が死んでしまいます。ネットワークを2個通すと「音の生気」が消えてしまいます。それなりに「スキル」が要ります。

初めから上手く行くなどと考えずに、「どうしたら良いか?」を考えて、失敗を沢山繰り返しながら、教訓を得て対策して行く事です。こんなのが面倒臭いと考える方が多くなって、「ホーン型」のスピーカーが減ってしまっています。安直にコーン型やドーム型ユニットでは「出ない音」がホーン型には有ります。それぞれの良い処を引き出して使える様になれば、楽しみも増えると思います。

アキュフェーズC-200L(1984年製)とSONY TA-2000F(1972年製)の音質比較

2024年05月22日 | ピュアオーディオ

音楽部屋のサブシステムのメインプリをC-200Lにして感じるのは、SN比が良くなっている事と、ヴォリュームにガリがない事。


SONY TA-2000Fは使い勝手が良いですね。サイズが小さいのもメリット。ただ制作年代に12年の差が有ります。TA-2000Fは「オーディオ黎明期」の製品に対し、C-200Lは「オーディオ全盛期」の製品です。完成度でいえばC-200Lの方が高いと云えるでしょう。しかしこのサイズと重量はパワーアンプ並みですね。

「音楽鑑賞」や「オーディオ趣味」は健康には宜しくない

2024年05月21日 | ピュアオーディオ

20才頃の若い時は、色んな曲を知る為に、沢山の曲を聴きたいと思って、長大な曲も沢山聴いて来た。ブルックナーやマーラーの1時間を超える様な曲を「身じろぎもせず」じっと聴き続ける様な聴き方をして来た。「音質アップ」の対策でも同じ様に「正対」して聴いて来た。この様に「身動きもしないで」聴くと云う事は、健康的には「血流悪化」の原因となると思う。


「音楽鑑賞」も50年近くやって来ると、沢山の曲を聴いて来た訳で、最近は短い曲を聴き流す様な聴き方に変わって来た。30分に一度は立って動き回る様にしている。交響曲が好きだが、30分程度で終わる曲を聴く事が多くなった。

歳を取ったら「ワーグナーの楽劇」を聴きたいと思っていたが、その長大さに今もって「指輪」全曲を聴く事は諦めた。年齢と共に聴く曲も変わって行くのだろうと思います。