自宅のSP-707Jシステムでバイオリンと云うか「弦楽器」の音色や表現が合格レベルになりました。
このゴールドウィングで「弦楽器」群のサウンドが「さざめくように」、「艶やかに」、「しっとり」・・・と鳴らすのは非常に難しいのです。何故ならこのホーンの得意とするのは「金管楽器」です。システム自体がピアノや打楽器系のサウンドは黙っていても良い鳴り方をします。
しかし、このホーンで「弦楽器群」が「しずるをひく」様な音色を出すのは非常に難しいのです。今回、ホーン交換、ウィングの調整や固定方法の見直しをし、トドメは「ステップアップトランスのグレードアップ」だと思います。もっともEMT981と管球パワーアンプの組み合わせも良くて、システム全体の「総合力」が上がったのだと思います。
カール・フィリップ・エマニエル・バッハの「シンフォニア」など弦楽器が生き生きとして、弱音部やソロ、強奏部でも満足できる再生が出来るようになりました。ここまで来ますと「もうこの辺で・・・」と思います。