Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオシステムの完成には聴く事が大事

2016年11月30日 | ピュアオーディオ
自分のオーディオシステムの完成度を上げるには「聴く事」が一番大事だと思う。毎日2時間/日は最低聴きたいものである。毎日使っている機器でないと、「こんな音がして欲しい」とも思わないし、「ここがおかしい?」と気づくこともないだろう。

過去10年以上毎日音楽を聴いて暮らしていると、色々な処に疑問や、??感が出て来る。それらを一つ一つ「本質は?」・「原因は?」と考え、試行錯誤(行動)をして来た。いくら良い考えで有っても「行動」しなくては何もしないのと同じだ。「改善」は出来ない。「・・したつもり・・・」では一つも前には進まない。

1週間に1回程度の試聴ぐらいでは全く足りない。音が出ている事を確認するくらいで「音質アップ」等とは無縁の行為。毎日5時間以上聴いて耳を肥やして来た。それでも自分のシステムだけの話だ。まだ知らない音が有るかも知れない。・・・そう思って色々なソース機器・アンプ類・SPやSPユニットを買っては試聴してきたが、「何処のメーカーのどんなユニットが優秀か?」に尽きる事を学んだ。特にSPユニットの性能に大きく左右される。SPのセッティングも重要だ。セッティングにより「死んだ音」では話にならない。ここがまずスタート地点だろう。

サブシステムにも良いケーブルを・・・

2016年11月29日 | ピュアオーディオ
オーディオを趣味にしている方は、メインシステムを持ったら次はサブシステムを持ちたがる。各云う私がそうだ。最初はメインシステムを作り上げる事に集中して資金や手間暇をかける。それが完成すると「つい浮気心が・・・」となって、音色の違うサブシステムを作りたくなる。

サブシステムの用途(目的)は色々有る。
①メイン機が故障した時の予備に・・・
②メインいシステムと違う世界を・・・
③メインシステムSPが大型ならば中型・小型SPを・・・
④気軽に使えるシンプルなシステムを・・・
等、各人色々な考えでサブシステムを作る。



ただ云える事は、「サブシステムはメインシステムとは格差が有る」と言う事。SPサイズで有ったり、アンプシステムの力量の差で有ったり、ソース機器の差で有ったり・・・と、一つの部屋にメインクラスのSPは2セット置けないからどうしても小型化していくと思う。別の部屋であっても同じものを置く方はいないだろう。



特に格差が激しいのが「ケーブル類」ではないだろうか?メインシステムにかける金額とサブシステムにかける金額がまるで違うのが一般的である。



オリンパスシステムをメインとして使っているが、サブシステムとしてD208システムも使っている。こちらは気軽に聞き流せる様な使い方を考えている。当然アンプやソース機器、ケーブル類も格下のモノを使っていた。当然出てくる音もメインとはグレードが違う。



最近、サブシステムも「かなりの音質に出来るのでは?・・・」と思って、ケーブル類を奮発して、メインシステムと同等のモノを使う様にした。実際に交換して見たらビックリする様な「音質アップ」をして来た。SPサイズが大きく違うので、地を這うような低音は望むべくもないが、音数や音色、ヌケ・キレ・ノビが殆どメインシステムと遜色ないサウンドとなった。メインシステムの音量を絞った時のサウンドと聴き違えるようになった。



ケーブル類をメインシステムと同等にして初めて、サブシステムの潜在能力が見えてきた。このサブシステムが終わりのシステムになるかも知れない。何時までも重低音のする音圧に耐えて音楽を聴き続けられるか?は自信が無い。


厳しい設置になっている

2016年11月28日 | ピュアオーディオ


昨日は一日中雨でしたので、久しぶりにオペラを聴いて見ました。カルロス・クライバー指揮「魔弾の射手」全曲を聴きました。

以前、旧事務所で聴いていた時より、音の密度・厚み等はかなりグレードが上がって来ています。過去4年間の努力でかなり良くなっているのは判りますが、「空気感」がかなり落ちています。

上の写真でも判る様に、SPとSPに挟まれてセンターに高いラックが有り、この部分の空間が取れていない事が「空間再現」の面で厳しい事が判ります。具体的に聴いた印象では、以前は「部屋の外」にステージが広がっていましたが、奥行き感は有るが「部屋の外」までステージが広がっていません。

音の滑らかさや聴き易さ等は圧倒的に熟成して来ているのが判りますが、部屋の狭さと設置条件の厳しさから「空間再現」の表現が悪化しています。この部分を改善するには「横向き部屋使い」にしてSP間を広げて、SPと壁との距離を左右50㎝は欲しいですね。床面の強化は不可欠です。SP間のセンターには「空間」が欲しいですね。

来年中には6畳間部分を「洋間」に改造して、2部屋を連結して使える様にして行きたいですね。本来は今年の目標でしたが、来年にズレてしまいました。

コーヒーブレイク

2016年11月27日 | ピュアオーディオ


今日は冷たい雨が降っているので、一日音楽三昧で過ごしています。FM放送を聴きながらコーヒーブレイクです。コーヒーを飲み過ぎるのを防ぐためミニチュアクラスのコーヒーカップ(直径5㎝程)を使っています。(D800E 24mm)

オープンリールのテープが無くなりチョッと部屋が広くなりました。


寒くなってくると古い機器は・・・

2016年11月26日 | ピュアオーディオ
昨日今日と朝は真冬並みに冷え込んできました。5℃以下。古い機器は10℃を切る温度になってくると色々とトラブルを出してくる。

特に、電源部のコンデンサーが劣化して来ると、直ぐには立ち上がらない。しばらく通電させて温めてやらないと正常に動かなくなる。20年前、30年前の機器を使っているとこんな症状が出て来る。

自分の機器でも、CELLOのDACや今回購入したDN-980FPなどはしばらく通電して正常に動作するまで時間がかかる。夏場は全く以上なく直ぐに立ち上がるが、冬場の寒さでコンデンサーの劣化している部分が明確になる。

劣化したコンデンサーを交換すれば元の正常な状態になる。コンデンサーは「化学反応」を利用したパーツなので、気温が10度違えば化学反応が2倍以上違ってくる。そろそろ不具合な機器は「コンデンサー交換」を予定しなくては・・・・。

DN-H4600Nでハイレゾ録音・再生

2016年11月25日 | ピュアオーディオ
ハイレゾの定義は、CD規格(サンプリング周波数44.1KHz/16bit)以上で有れば「ハイレゾ」と呼ばれるそうだ。DN-H4600Nには48KHz/24bitの録音・再生が出来る。一応ハイレゾの範疇に入る。



サンプリング周波数の44.1KHzと48KHzはそう差がないと思う。16bitと24bitでは録音時間が違って来る。640MBのMOディスクだと、16bitでは50分使えるが、24bitだと34分しか使えなくなる。その分デジタルギザが細かくなっているとは云えるが、音質がその分上がったかと云うとそうとは言い切れない。ただ悪くなる要素はない。



実際に24bit録音と16bit録音とを比較して見たが、現状のDN-H4600Nの接続ケーブルではその差を明確に確認する事は出来なかった。ケーブルのグレード差の変化の方が大きな変化であるのに対し、16/24bit数の違いは重箱の隅をつつく様な変化と捉えた。16bitに対し、32bitぐらいの差になればかなり差が出てくる可能性は有ると思う。


アース線(グランド線)とクロックケーブルについて

2016年11月24日 | ピュアオーディオ
アース線(グランド線)やクロックケーブルについて、以前「音質追求」したことが有る。他のケーブル(電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル等)のグレードを揃えて来ると、アース線・クロックケーブルの音質が良く判る様になってくる。

アース線は主に管球アンプ内で使われる内部配線であるが、グランドに降ろす為に使われている。このアース線には「信号」が載っている。この部分を粗悪なものにすると「粗悪な音質」になる。

また機器のアースも大地に下ろすにしてもケーブルの材質や太さ・性質がそのままシステム全体のサウンドに影響してくる。使われたケーブルの特徴がそのまま表れてくる。意外とこの辺が理解されていない方が多い。

クロックケーブルも面白い。クロックケーブルには主に「BNC端子」が使われているが、この「BNC端子」は工場内で簡易的に測定する時などに使われる代物で、「音響用」ではない。一般のRCAプラグに比べれば「粗悪」なモノである事を認識していただきたい。「BNC端子」には致命的な欠点が有る。端子の形状で使えるケーブル(配線)の太さが大きく制約される。この点が「粗悪」な原因だ。着脱は非常に容易に行えるが、その分「接続」と言う面では「振動」に弱いし、常に「振動」していると云って良い。振動すると言う事は信号が微妙に「断続」していると言う事になる。これではまともな伝送は出来ない。

また、アース線の項で述べた様に、「音質」についても面白い様に使ったケーブルの特徴を出してくる。粗悪なものを使えば粗悪な音になる。困るのは、その部分だけではない。厄介なのはクロックケーブルだけでシステム全体の音が左右される点だ。

マスタークロック機器では、初めからBNC端子で作られている。音質対策として、「BNC→RCA変換アダプター」を使って、最高級のRCAケーブルで接続される事が望ましい。

ケーブル類は何処か1点でも粗悪なものが使って有れば、システム全体が大きく影響を受けると言う事。玉石混合のケーブル類や機器を使って有れば、システム全体のサウンドは「その一番低いグレードの音質に収束する」と言う事。実際に自分で体験すると良いだろう。

時々某オクをのぞくと・・・

2016年11月23日 | ピュアオーディオ
もうシステムは作らないぞ!!と思っていても、時々某オクのSP項を覗いてしまいます。昔SS誌で読んでいて知ってるSPやあちこちで聴いたSPが出ていると「ポチッ」と行きそうです。

私の場合、「出来上がっているSP」よりも「ユニット」の方に目が行きます。経験上「同じSP」でも「ユニット」が違えば「能力」(性能)が全く変わって来るからです。現在使っているオリンパスシステムでもウーハーを5回も交換している。どんなユニットが良いのか?・・・私の経験では1940~1950年代(遅くとも1962年頃まで)のユニットに食指が動く。

1940~1960年頃の日本では、おそらく家1軒分の価格がアメリカの大型SP1組と釣り合う価格だったのではないか?・・・SPユニットのコストダウンと、給料のインフレで現在ではまともな価格に近くなっているかも知れないが、当時のSPユニットへのお金の掛け方が違う様に感じる。それが音に出ている・・・と感じている。

長いオーディオマニアの人生を送られた方の中には、最新のSPよりも「原点回帰」して、わざわざ古いSPを探して使っている方が多い。本能的に皆さん感じている事なのだろう。

やっとシステムが落ち着いた。

2016年11月22日 | ピュアオーディオ
過去2年間ほどかけて、「ソース機器」の増設をして来ました。主に「録音・再生」出来るものを中心に集めました。2TR38のデッキやDAT、MD機、デジタルレコーダー・・・とそれぞれ複数台集めて、使い易さや音質を確認してきました。ようやく集まった機器に正規のケーブル類を接続し、何とか落ち着ける処まで来ました。もう機器の増設はしなくてよいでしょう。

これから冬場にかけては「FMエアーチェック」に励んで行きたいと考えています。その前に、不要になった機器やパーツの処分をして、部屋の中を整理しておきたいと考えます。オープンリールのテープ類やカセットテープも集まると結構かさばります。

今持っている4セットのSPシステムを維持していく事を中心にして音楽を楽しみたいと思います。

メインシステムのMD機を選定

2016年11月21日 | ピュアオーディオ


昨日まではADW-B5をメインシステムに置いていましたが、最終的には上の写真の様にDN-991RとDN-980FPの2台にしました。ケーブルの接続もDN-991Rには「録再」出来る様にIN・OUTを接続、DN-980FPは出力だけ(再生専用の為)にしました。

苦労するのは「ラインケーブル」です。元々MD用は準備していなかったので、RCAタイプ予備ケーブル(2セット)と倉庫整理で出て来たXLR(旧型最高級仕様)を使いました。合計3セットを使っています。

旧型最高級は「ルシファー仕様」になります。φ11㎜のケーブルの3本仕様ですので太くて曲がりません。DN-980FPに使いました。何とか接続を完了し音出し確認を完了しました。

DN-991RとDN-980FPの組み合わせにしたのは「電源」の問題からです。AC電源トランスを使ったタップは100V仕様と117V仕様が有ります。どちらも1個づつしか空いていませんので、117Vの使える機台でないといけません。117Vで使えるのはDN-980FPしか有りません。DN-991RとADW-B5は100V仕様ですので、どちらか1台を選択するしかないのです。

DN-991Rはまだ「録音」が出来ませんが、もうしばらくは再生専用で使いこんで、機器が活性化してから「録音」に再度トライして見ようと考えています。