Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

BC-Ⅱの「音質改善」対策完了

2007年08月31日 | ピュアオーディオ

スペンドールBC-Ⅱの「音質改善対策」が完了しました。

Bc23 Bc24 Bc22外観はほとんど変わりません。SP端子を大きい物に交換したくらいです。

最後まで残っていたウーハーへの対策を完了しました。

さて、出てきたサウンドはと言うと、「低音から高音まで質感と情報量」がそろいました。

今までは「低音の鈍さ」が若干気になっていたのですが、ほぼ解消したようです。伸びも良くなっています。

BC-Ⅱの持つ良いところ・・・「バランスの良さと刺激音のないサウンド」はそのままに、「眠たくなるような薄目を開けたサウンド」から「目をパッチリ開いたサウンド」に変わりました。これならLE8Tと遜色ないサウンドです。

別の言い方をしますと「厚いベールを被った音からベールが無くなった音」へ変わっています。

これくらい出てきますと私のBGM用に使えると思います。下手なマニアの手の届かないレベルのサウンドになるでしょうか。

何をしたかは秘密です。サウンドを聴いていただくだけです。BC-Ⅱを過去に使った事のある方なら「愕然」とするはずです。「なんで?・・・」と。それくらい良い音が出ています。

私はメーカーを神様の様には考えていません。メーカーに足りない物が判ります。少し手を加えてあげるだけで「激変」します。

350b_amp サンバレーの「樽アンプ」です。キットを組んで作成しました。

ただオリジナルでは低音が膨らみおまけに情報量が足りません。

そこで、当社の技術を注入して有ります。サウンドは「別物」クラスに上がっています。

このアンプはプリメインアンプですので「伝送ロス対策」には理想的な形をしています。欲を言えばプリアンプ部も管球式にして欲しかったんですが・・・。

現在樽アンプとBC-Ⅱの組み合わせにSD-9200でセットを組み鳴らしていますがとても品位が高く緻密な情報量と空間再現性をもって朗々と鳴っています。

BC-Ⅱで朗々となどとは普通では考えられないでしょうが現実に目の前でなっています。


BC-Ⅱのその後

2007年08月13日 | ピュアオーディオ

最終系チェーンナップを完了して馴染んできたみたいです。

音数もメインと比較しても聴き劣りしなくなりました。

低音から高音までシームレスに繋がっています。

反応の早さもいい感じです。

段々メインを聴かなくなりつつ有ります。メインはダイナミックレンジや周波数レンジが広いので使い方を選びます。

いつも夜中の11時から12時・1時と聞きますので「ささやくような」音量で聴く時が有ります。こんな時はどうしてもボリュームを絞りますのでメインSPでは小さい音が聴き取りにくくなります。

こんな時はBC-Ⅱの出番です。小さい音量にしても「演奏の姿」が崩れずに聴けます。BBCモニターを手がけていたスペンドールですのでこの辺はさすがです。

アンプ等のシステムもサトリのプリ+パワーですので小型で場所も取らずイージーに扱えます。本当に気軽に高性能なサウンドが聴けます。

実際にこのBC-Ⅱのサウンドを聴かれたら一瞬固まってしまうのでは・・・?

BC-Ⅱを過去に使ったことのある方に今度聴いて頂きます。果たしてどんな反応が来るのでしょう?


BC-Ⅱの最終チェーンナップ

2007年08月08日 | ピュアオーディオ

BC-Ⅱの雰囲気の良いサウンドに浸りながら不満鬱々たる気分を一掃すべく、中途半端なチェーンナップを最終系のチェーンナップに変更した。

ネットワークの端子類の強度が心配で大きく重いケーブルを使うことを躊躇っていたのです。しかし、どうしても我慢できなくて行き着くところまでやりました。現在に処これ以上の対策は有りません。

さて、出てきたサウンドは・・・・!!!!。にっこりです。

BC-Ⅱの潜在能力をほぼ引き出しているでしょう。SPの外側に大きく音場が広がります。低音も鈍いながらレンジも伸びて弾みます。中域・高域も充分にのびやかに歌います。詰まった感じがなくなりました。

おかげでヘレンメリルは歌っているスタジオの空気感も感じられるようになりました。また最新録音のソースをかけると「音数」が素晴らしいです。

低音の量感を除けばJBL4343が負けてしまいそうです。

専用の新型トレールに設置していますので使い勝手も音質も申し分有りません。

それでも自宅メインのSP-707Jシステムの足元にも及びませんが気楽に音楽が楽しめます。

707Jシステムは聴く側にも「真剣に聴く」事を要求するような所があります。気力が充実している時はそれでも良いのですが毎日となるとそう云う訳にはいきません。うるささはまったく無いのですが、演奏家と面と向かい合って聴いているような錯覚になるリアリティが有りますので・・・。

その点BC-Ⅱは気楽に聴けます。それでJBL4343と同等以上のサウンドですから。

多分このプログを呼んでいる人は「まさか???」の3連発でしょうが事実です。

そもそもオーディオの進化の中でおざなりにされてきた箇所が有ります。

しかもその箇所が「音質」の最重要なキーパーソンなんです。SPは50年前に完成の域に有ります。アンプも30年前に達しています。ADやCDPも20年前に達しています。

完成の域に有る商品に手を加えるのは「コストダウン」と「見てくれデザイン」で使い勝手を上げる事くらいです。

私が実施しているのは「基礎技術」の見直しです。「本当にこれでいいのか?」と云う素朴な疑問を検証して行った中で発見したものです。

目先を変えた技術(音を追加する装置等)や開発途上の商品には興味は有りません。根本的な「基礎技術」のリファイン(常識が間違っていた)をしているのです。ですから「革新的」な変化をします。

BC-2にこの革新的な技術を適用しました。


不思議な魅力のSP BC-Ⅱ

2007年08月03日 | ピュアオーディオ

スペンドールのBC-Ⅱを自宅で使い始めて約1ヶ月。不思議な魅力のSPだと思う。

ワイドレンジでもなくレスポンスも早い訳でもなく、音数も・・・・と不満な所がいっぱいなのに、ついつい「まーいいか・・」と聴きこんでしまう。

このSPは「なんともいえない甘い音色」(この手の音色に私は弱いのだ)といい加減なソースをかけてもうまく鳴らしてしまう点だ。

メインSPで「録音が悪い」と片隅に追いやったCDがそれなりに聞けてしまう。なんとも不思議なSPだ。

こんなSPは喫茶店なんかに使ったらとても活きるのではないだろうか?嫌な音を出さないから「お客に優しい」SPだと思う。