Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ALTEC A7も使っていました

2019年10月31日 | ピュアオーディオ

ALTEC A7(ヴォイスオブシアター)も15年前くらいに使っていた事があります。おおらかな鳴り方でいて迫力あるサウンドを楽しめます。能率が良いので数ワットのアンプで使えます。3年ほど使ってRCAフロントロードホーンと交代させました。


こちらはオーディオ道場さんで鳴らされていたA7。ホーンの色は黒とグリーンの2種あり、やっぱりグリーンのホーンがかっこ良いですね。この時代のスピーカーは「管球アンプ」が合いますね。

「音質」を追及するならユニットやホーンに拘らないといけません。ユニットも10年以上同じ型番で作られていると、初期型と後期型では質感や雰囲気音で大きな差が出てきます。後期型になるほどコストダウンが進んでいると推測されます。

「音質」は機器の価格なんて当てに出来ない

2019年10月30日 | ピュアオーディオ

オーディオ雑誌では機器の音質を聴いて、評論をされるのが一般的だ。そこで書いて有るのは「売らんが為」の記事になる。どんなに音が悪くても「褒めて」マニアに欲しがらせなくてはならない。それが「評論家の仕事」だ。ある方の言によれば、「嘘ばかり書いているのでオーディオ評論家は早死にする」との事らしい。



ここで取り上げるのは CLASSE   OMEGA SACD と云う¥100万クラスの機器と、Pioneer BDプレーヤー BDP-160-Kのたかだか¥10万円以下のゼネラルクラスの機器との音質比較をした事が有る。どちらもオリンパスシステムのA730をどかして聴いてみました。あるマニアの方が2台とも持ち込んでの事です。

(比較試聴に使ったソース)

結果は安いPioneer BDプレーヤー BDP-160-Kに軍配が上がりました。作りや見た目では絶対にCLASSEの方が良い様に思いますが、このCLASSEは見た目ほどには作りが良くない。片やBDP-160-Kの方も内部はスカスカの状況。

一聴してBDP-160-Kの方が、聴きごたえのあるサウンドがしました。価格で決めるより、実際に聴いて選択しなさい・・・と云う典型的な見本の様に思います。




ALTEC #620A 16Ω仕様

2019年10月29日 | ピュアオーディオ

ALTECの同軸コアキシャルSPの紹介も最後になります。最後は604-8Gの16Ω仕様。本来は604-16Gと呼ばなければいけないSPです。


内側の「ブルー」色が珍しく、かっこ良くて購入しました。写真の状態は内部配線もオリジナルの状態です。


ネットワークも16Ω仕様に改造されています。アッテネーターもガリがなく普通に使えました。



全くのALTECオリジナル状態ですので、SP端子が小さくWE16GAのSPケーブルで音出しを始めました。その後、SP端子をフルテックの最高級品に交換し、内部配線も当方制作の「特殊な銀線」でやり直しました。内部配線がALTECオリジナルだと「ふん詰まった」音で、「バタ臭い」サウンドでした。内部配線交換後は「スピード感」がまるで違い、「ハイスピード」で音数の多いサウンドに「激変」し、最高のモニタースピーカーに仕上がりました。

兵庫県のお医者さんが当方の所に見えられ、直接サウンドを聴いて「嫁入り」がその場で決まりました。

色々なSPの内部配線を当方制作の「特殊な銀線」に交換して、SPユニットの持つ「潜在能力」を引き出すようにして楽しんできました。このSPは最高の部類のサウンドになりました。

UREI 813Bも使っていました

2019年10月28日 | ピュアオーディオ

同軸ユニットは他にも604-8Gを組み込んだALTEC620AやUREI 813Bも鳴らしていました。


箱のサイズも大きく、低域専用ウーハーも付いているのでダイナミックなサウンドがしました。このホーンでは15000Hzくらいまでしか出ないので、スーパーツィーターとしてピラミッド(PYRAMID) T-1H をセットして使っていました。ネットワーク内蔵型で3000Hz~100KHzをカバーします。


しばらく事務所で鳴らした後、息子宅のモニタースピーカーにしました。3年ほど使ってもらって、お店をたたむ時に「RCA箱システム」とどちらが欲しいか?と尋ねた処、「RCA箱システム」が息子宅に行き、このUREI 813Bは処分となりました。箱のサイズはRCA箱システムと変わりませんでした。

ALTEC#612箱に604Eを

2019年10月27日 | ピュアオーディオ

ALTEC#612です。ユニットを付ける前のフロントからの写真。


裏ブタを外してユニットを取り付けます。604-8GはJBLと同じ様にフロントから取り付け出来る様に作られていますが、604Eはこうやって裏側から取り付けます。




604Eのユニットは非常にしっかり作られています。1960~1970年代までレコード会社のモニタースピーカーとして使われていました。とんでもない音量で鳴らされていたと聞きます。


私の所では「耳を突き刺すような音」は出さない様に、「箱内配線」をスーナー社の特殊な配線でしていました。それでも「実在感」の有るしっかりしたサウンドを出していました。

ウーハーコーンは604Eは515B系、605Bは416系と異なりますので、604Eの方が強力です。こちらを聴いてしまうと605Bでは物足りなく感じてしまいます。


ALTEC# 605Bの思い出

2019年10月26日 | ピュアオーディオ

ALTECの38㎝同軸コアキシャルスピーカーは3種類使った事が有ります。#605Bはアルテックグリーンの奇麗なユニットです。




1960年代のユニットだったと思います。このSPユニットは2年ほど使いました。


表から見ると604Eと殆ど見分けが付きません。重量的には604Eの方が少し重かった様に記憶しています。


古いユニットですので、JBLの様に前側から取り付け出来ません。バッフルの裏から取り付けます。(604Eも同じ) #612箱に取り付けて鳴らしていました。605B単体で聴けば非常に良いバランスで鳴ってくれますが、低域がもう少し欲しくなります。604Eと比較するとコンシュマー用なのだと感じました。





ALTEC #612システムのサウンドが懐かしい

2019年10月25日 | ピュアオーディオ

ALTEC#612(604E)を使っていた時期が有ります。2010年~2013年頃にかけて3年程鳴らしていました。エンクロージャーはUSA製の良く乾いた米松合板で、ユニットとネットワークはそれぞれ別々に購入して作り上げました。もちろん「内部配線」はスーナー社の特殊な配線(銀線)にしていました。お店をたたむ時に置き場所が無くて手放してしまいました。今思えば、このSPが有ればサブシステム用は決まりでした。


#612を鳴らしていたシステムです。スチューダーA727+SD-9500(DACのみ使用)、プリはマッキントッシュC40、パワーアンプは6L6ppパワーアンプ(現在のGE6550ppパワーアンプ)の組み合わせ。

この組み合わせのサウンドは「ヌケ・キレ・ノビ」を感じさせるスカッとしたサウンドでした。低域の量感は620Aには及びませんが、軽くキレのある低音で、このシステムで聴くMJQ:ラストコンサートの演奏は凄く良かったのを印象深く覚えています。

AMPEX 可搬型モニター はヴォーカルが素晴らしかった

2019年10月24日 | ピュアオーディオ

最近はサブシステムでポップスのヴォーカルモノを良く聴きます。ヴォーカルと云えば2010年頃に使っていたAMPEXの可搬型モニタースピーカーを思い出します。サイズは可搬型なので横幅20cm縦30cm奥行き15cmぐらいのサイズです。当時はオリンパスの上に載せて鳴らしていました。


ユニットはジェンセン辺りの楕円型Wコーンフルレンジスピーカー。当然「内部配線」はグレードの高い配線に交換済です。この時のこのスピーカーから出てくる「人の声」は抜群でした。ただ、このサイズと古いユニットですので「低域」の量感が得られません。それでもかなり健闘していました。サブシステムはSPが小さいので色々遊べます。

スチューダーA727とハーベス モニターMKⅢ

2019年10月23日 | ピュアオーディオ

10年ほど前の写真です。当時サブシステム用に、CDプレーヤーはルボックスB226→スチューダーA727と変化して行きました。そしてマスタークロックの交換をサウンドデンさんにお願いして交換していただきました。この時のサウンドの変化は大きなモノが有りました。デジタル機器は「クロック精度」で音質が大きく変わります。クロックを伝送するのにどんなケーブルが良いか?等色々実験をしました。BNC端子のケーブルでは太いケーブルが使えないのでイライラしました。最後はBNC/RCA端子変換プラグを使って、最上級のRCAケーブルを使ったのが一番良かったです。ケーブルのグレードで「音質」はコロコロ変わります。


ハーベスのモニターMKⅢはサランネットが湿度でボロボロになり、ネットのない状態で入手。図面を作成しリンホフ工房さんで作っていただきました。SPユニット保護を考えると、剥き出しでは抵抗感があります。当時このハーベスとスペンドールのBC2を同時に持っていました。ハーベスの方がオールマイティな音楽に対応していました。音量が出せる点で使いやすかったですね。BC2は音量を上げるとツィーターがクリップします。こちらは夜中に静かに聴くと良いです。

昔(15~13年前)はこんなアンプを使っていました

2019年10月22日 | ピュアオーディオ

13年ほど前のオリンパスシステムのアンプ群です。マルチアンプシステムは変わっていませんが、低域・中域用パワーアンプが変わりました。この時は低域にアキュフェーズのM-100モノラルパワーアンプ(500W/ch)×2台を使っていました。デジタル出力メーターが付いているので、音量と出力(W数)が直ぐに読み取れます。普通に聴く場合は0.5W/ch前後でした。M-100は電源部をインレット化して極太の特別仕様の電源ケーブルで鳴らしていました。500W/chも有るのにあまりパワフルには感じませんでした。その為、クラッセ(CLASSE) CA-2200(200W/ch)→
mark Levinson No.431Lと変遷していきました。現在もNo.431Lで使っています。


こちらも13年ほど前のアンプになります。RCA箱フロントロードシステムです。現在は息子宅でお守りをしてもらっています。アンプ類は現在ではすべて変わってしまいました。当時、やっとマルチアンプにして、低域にサイテーションXX、中域にX-1、高域にアキュフェーズM-60モノラルアンプと贅沢なアンプ群でした。このシステムのネックはチャンデバのアキュフェーズF-15Lがネックでした。このシステムでの音は「風圧」を感じさせるサウンドでした。