D732をモニタールームのD130 3ウェイシステムで鳴らし、次にオリンパスシステムのA730と入れ替えて鳴らして見ました。まだ「活眼」や「馴染み」が出来ていませんのでさすがにA730の領域には届きませんが、「活眼」や「馴染み」が出来れば近い質感になるのではと思わせるサウンドでした。この時点では「音の厚み」や「音数」で及びませんでした。
本当はもっと時間を掛ければもっと良くなる様な感触を受けました。
自宅に持って帰り、夕方6時から鳴らし始めて現在約4時間、どうやら「馴染み」が出てきたようです。鳴らし始めは「ふん詰った音」の印象が有りましたが4時間も経つと随分変わります。
自宅では今までA727のD-クロック交換品を使っていましたが、このサウンドを聴くと「モサッ」としたサウンドだったんだなと感じます。切れ込みは格段にD732の方が上です。当然「分解能」が良いので「今まで聴こえなかった音」が聴こえます。試聴に使っているのはジェットストリームです。
このサウンドを聴くともうA727には戻れないと思います。サウンドが新しい商品の分「現代的」に感じます。A727の音色は暗く感じられます。
D732単体では「音の厚み」がもう少し欲しいと思わせますが、SD-9500のDACを使えばほぼ解決できますので非常に良い買い物が出来たと思います。
1週間ほど聴いてからまたサウンドのコメントをして見たいと思います。その間に色々なCDや曲を聴いておきます。