Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

マルチアンプ化して一年が経ちました

2021年02月28日 | ピュアオーディオ


自宅システムもマルチアンプ化して1年が経ちました。さすがに1年も鳴らし込みますと聴ける様なサウンドに変わって来ます。非常にマイルドなサウンドです。累計鳴らし込み時間は1800Hrと云った処でしょう。もう少しで2000Hrに達します。(高域用アンプのみ8月まで)


最近は音数が非常に増えて来て、音の厚みも有ります。奥行き表現が非常に良くなって来つつあります。両サイドのSPユニットが鳴っている感じが有りません。センターを中心に音が面で出て来る様になって来ました。ステレオなのにモノーラルの様な音の出方をします。この為ステージが有るかの様な表現力を付けつつあります。



最近は毎夜、この自宅システムを聴くのが楽しみになって来ています。チャンデバと高域用アンプが活性化してきたのだと思います。ヌケ・キレ・ノビをさりげなく感じます。その上に質感が非常にグレードが上がって来ています。

新品の機器でも中古の機器でも、自作のNo1グレード電源ケーブルを使ったら「2000Hr」の鳴らし込みが必要です。まだまだ5時間/Dayの鳴らし込みを続けます。

タンノイ モニターゴールドⅢLZについて

2021年02月27日 | ピュアオーディオ


もう15年くらい前に、サブスピーカーとして使っていた。ユニットとBOXを別々に求め自分でくみ上げた。タンノイのスピーカーは24才頃に「アーデン」を使った事が有った。このⅢLZ(25cm)はレクタンギュラーヨーク(38cm)と一緒の時期に使っていた。


アーデンはこの様なセッティングにすると響きの良いサウンドになります。24才当時はこの様なノウハウもなく、ブロックの上に直置きでした。鳴らない低域に閉口しました。


レクタンは良いサウンドで聴く事が出来たと思いました。さて、主題に戻ってⅢLZのお話。タンノイは25㎝・30㎝・38㎝口径の2ウェイスピーカーです。高域はコーン中心部を使ってホーン型になっています。

8畳くらいの部屋ならば、「30㎝」クラスが最適だと思う。38㎝では重すぎ、25㎝では軽いと感じます。マニアの方は直ぐに「ビッグサイズ」にしたがりますが、個人的には「30㎝」ユニットがタンノイの場合最高だと感じます。

モニターゴールドの25㎝を導入したのは、「弦楽器」のストリングスを楽しむ為。「いぶし銀の音」と雑誌で評されていますが、個人的には「ベールを被った音」と思います。ネックはネットワークと内部配線・4Pコネクターだと思う。この部分は一体化されているので「壊す」つもりでないと触れません。他には1000Hzクロスの2ウェイマルチアンプ方式で鳴らすしか有りません。

結局、4Pコネクター部の保持や接触不具合で手元に置くのを諦めました。サウンドはそこそこ良いサウンドでした。



聴いて見たかったスピーカー 「オイロダイン」

2021年02月26日 | ピュアオーディオ


40年前に雑誌で知ったドイツ製のスピーカー。写真で見たことは有ったが実物を見るのは初めて。残念ながら「音の出る状態」では無かったので聴き損ねた。チャンスが有れば手に入れて使って見たかったが、もうこの歳になればあきらめざるを得ない。

聴いた事の無いスピーカーを最初に聴く時は、「ワクワク」した気分になる。このワクワク感はオーディオマニアならずとも誰でも「欲しいモノ」を手に入れた時は感じる衝動だろう。

ハーベス HL MONITOR MK2 システム

2021年02月25日 | ピュアオーディオ


10年以上前に、オリンパスシステムのサブSPとして使っていたハーベス HL MONITOR MK2 システムです。小さいサイズですが、英国製とは思えぬパンチの聴いたサウンドで、クラシックもJAZZも卒なくこなすシステムでした。


スピーカーの裏ブタを外して「内部配線」を確認しました。オリジナルの配線では「ふん詰まり」や「ベールを被った音」しかしません。このオリジナル状態では私にはとても使えるスピーカーでは有りません。


当時はスーナー社の太く硬い配線を使っていましたので、そのサイズの違いが良く分かると思います。この内部配線にして初めて自分が使えるスピーカーになりました。

現在では、この配線よりも細くて、更に情報伝送力を上げたケーブル材を開発して、現在のシステムに採用しています。内部配線のグレードを上げると更に音質アップします。そのSPユニットの持つ「潜在能力」を引き出して使うと、オリジナル状態のモノとは一線を画す音質や質感を出せる様になります。

15年前の自宅システム

2021年02月24日 | ピュアオーディオ


15年前、山水SP-707Jスピーカーを入手し、半年ぐらい経った頃の写真です。ウーハーD130と175DLH、#075+DECCAリボンツイーターの組み合わせで鳴らし始めました。高域に複数のツイーターを使うのは、「指向性が強い」ツイーターを「分圧」して使うためです。耳にキンと来る音が無くなります。また、1個のユニットでは「出ない音」が有るので、複数使う事によって、音数や表現力を高めています。


当時から3ウェイで鳴らしていましたが、#175DLHは「ツイーター」にしかなりません。中域用はJBL使いならやはり#375が最強ですね。扱いやすさから行けばLE85でしょう。


当時はこんなアンプ群でドライブしていました。アキュフェーズC-290プリ+6L6シングルアンプです。この6L6シングルアンプも内部配線を特殊な銀線に交換して、性能アップさせて使っていました。クラシックもJAZZもかなり楽しめました。

メインシステムで音楽を楽しもう

2021年02月23日 | ピュアオーディオ

最近はサブシステムを触る事もなく、午前中はサブシステムを、午後はメインシステムを聴いて音楽を楽しんでいます。同じソフトをかけて自宅システムとの比較をしています。


オリンパスシステムは「生音」に近いリアルさが有ります。それに対して自宅システムはユニゾンの「響き」(余韻)を聴かせる様な処が有ります。中音域に使っているパワーアンプの違いでしょうか? 自宅システムは何といってもWE101Dppパワーアンプの音色の世界ですね。小音量でも音痩せせずに聴けます。聴き比べて分かる事ですが、自宅システムもかなりの情報量を出して来ます。繊細さではオリンパスを超えています。

小音量で聴くので、誰でも20㎝クラスのSPで良いのでは?と思われるかもしれませんが、「振動板の面積」が重要なのです。音は空気をゆすってこそ伝わるのです。音像のサイズが20㎝では小さくなってしまいます。

パイオニア C3+M4のサウンドの特徴

2021年02月22日 | ピュアオーディオ

パイオニアC3プリ+M4パワーアンプは1975年製ですが、アンプとしての完成度は非常に高いですね。C3プリは沢山の入力系を持っていて、アナログ3系統、AUX2系統、チューナー、テープデッキ3系統を持っています。音量コントロールも2系統のヴォリュームを組み合わせて、高能率型SPや低能率型SPにも対応可能としています。まさに万能型のプリアンプです。使って有るボリュームも当時最高級グレードのモノが使って有り、現在でも通用する信頼性の高いパーツが使って有ります。ただ、泣き所も有ります。それは「直出し電源ケーブル」でしょう。付属の電源ケーブルでは「ノイズ」を拾うし、情報量の確保も出来ません。そこで、私は「電源のインレット化」で電源ケーブルのグレードを上げて、最新の機器に負けない「音質」にして使っていました。


パワーアンプのM4も泣き所は「直出し電源ケーブル」です。発熱量・電気代も不利ですね。それにもまして、「暖かい音色」は特筆すべき特徴でしょう。この様に暖かい音色は他のアンプではなかなか出せないサウンドです。純A級のパワーアンプとして当時は盛んに褒めちぎられていました。この点については、実際に2.5年使って見て実感しました。その後、他社からも純A級アンプやA級アンプが出て来る先駆けになっていた様に思います。

自宅システムを3ウェイマルチアンプ化して早1年

2021年02月21日 | ピュアオーディオ

自宅システムを3ウェイマルチアンプシステムにして早1年が経とうとしている。音の仕上がり具合はかなり良くはなって来たが、まだまだと云う処。


その原因は、チャンデバと高域用アンプの活性化度が低いという点です。低域から高域についての総合的な音のバランスがまだ取れていない。特に高域用アンプの活性化度が低い。中域から高域にかけての音の繋がりがイマイチの状況。チャンデバもまだ突然ノイズを出したりと安定していない。

今週はシューベルト「さすらい人幻想曲ハ長調」(P:ブレンデル)を①オリンパスシステムのCDからMDのダビングしたもの、②同じくFM放送で録音したもの、③当該CDをオリンパスシステムでかけて見た。・・・の3種類の録音を比較試聴して見た。

③が一番しっかりした音で鮮度感も一番、これを標準として①は表情豊かなサウンドで劇的なクライマックス感が有る。②は音数が非常に多いが、何処か遠くで鳴っている様な感覚になる。音数が多いので、1音のユニゾンが分かるような豊かな響きが有る。どれも微妙に違うが、自宅システムの仕上がり具合やこれからのトレンドを判断すると、「かなり良いサウンド」になっている事が分かる。それも小音量で出してくれるので素晴らしい質感になりそうだと思う。あと半年鳴らし込めば「モノになりそうだ」と感じる。

もう4年前になるのか?

2021年02月20日 | ピュアオーディオ


4年前にサブシステムとして作った「オルソン 30cmWコーン型フルレンジSP」です。内部配線にNo1グレードを使って、「これでサブシステムのSPはお終い」として作ったSPです。


入手した当初、裸の状態でサトリのミニアンプで音出し確認しました。


ユニットを良く見ると、1960年代以前のSPらしく、良い作りをしていました。結局「欲しい」と云う方が現れて、お嫁に出してしまいました。


オルソンのSPの前には、ALTEC 8A SPも内部配線をNo2グレードにして楽しんでいました。ウレタンエッジが劣化して破れて居ましたので、クロスエッジにして、安心して使える様にしました。中高域用のユニットのサウンドが非常に良くて、かなり気に入って使って居ましたら、聴きに来られた方に持って行かれてしまいました。

同時期に4種ほどSPを作りましたが、すべて「嫁」に出してしまいました。一人でこっそり楽しむつもりでしたが、なかなか思う様に行きません。


45年前のアンプ(1975年頃)を使って見て その2(C3+M4編)

2021年02月19日 | ピュアオーディオ

アキュフェーズC200+P300を購入してから5か月後にパイオニアC3+M4を入手しました。C200+P300もC3+M4の組み合わせも、鳴らし出しの初期には「ノイズ」に悩まされました。C200+P300もC3+M4も「音質対策」で電源のインレット化をして、自作の電源ケーブルを使える様にしました。No2グレードのケーブルで鳴らし出すと派手な「ノイズ」でしばらくは使い物になりませんでした。


C3は初めて使いましたが、パーツに高級品が使って有り、非常に使い心地も安定感も有りました。45年前のアンプと思えないほど完成度の高さを感じました。


入手した個体のグリーン色のパイロットランプが切れていたので、ブルーのLEDに交換して、電源のIN・OUTを見てわかる様にしました。


パワーアンプのM4は特に触る処はない状況でしたが、インレット化と裏面のRCAソケットを丈夫なものに交換して使っていました。

この組み合わせで2年間も鳴らしましたが、抜けてくれませんでした。何度も放り出そうと考えましたが、悩んでるうちに2年半になり、SONYのアンプを入手し始めました頃、漸く抜けて来て、本来の性能を確認する事が出来ました。

本来の性能を出し始めたC3+M4のサウンドは、非常に暖かい音色で有りながら、緻密でヌケが良く、音の厚みが有り、当時組み合わせていたJBL#4425を軽くドライブして、#4425の性能を出し切るようなサウンドでした。#4425から大型SPシステム並みのエネルギー感やスケール感、静と動のサウンドがはじけ出る様なサウンドになりました。音質的には申し分ないサウンドを確認できました。

ただ、M4の発熱量と電気食い虫ぶりは凄まじく、サブシステムで使うにはコストがかかりすぎる点、発熱量が多すぎて、放熱に気を使わないとイージーには扱えない事、最終的には重量の問題も有り手放しました。70歳を越えると筋力が衰えてきます。27Kgも有るとぎっくり腰になりかねません。また置き場所的にも、サイズがでかく、かつプリは後面が斜めパネルになっている為、重ねる事も出来ません。色々と良い面も有りますが悪い面も有ります。

メインシステムで使うなら相応のサウンドで申し分ありませんが、サブシステムには大きく重いと感じる様になりました。