アキュフェーズC200+P300を購入してから5か月後にパイオニアC3+M4を入手しました。C200+P300もC3+M4の組み合わせも、鳴らし出しの初期には「ノイズ」に悩まされました。C200+P300もC3+M4も「音質対策」で電源のインレット化をして、自作の電源ケーブルを使える様にしました。No2グレードのケーブルで鳴らし出すと派手な「ノイズ」でしばらくは使い物になりませんでした。
C3は初めて使いましたが、パーツに高級品が使って有り、非常に使い心地も安定感も有りました。45年前のアンプと思えないほど完成度の高さを感じました。
入手した個体のグリーン色のパイロットランプが切れていたので、ブルーのLEDに交換して、電源のIN・OUTを見てわかる様にしました。
パワーアンプのM4は特に触る処はない状況でしたが、インレット化と裏面のRCAソケットを丈夫なものに交換して使っていました。
この組み合わせで2年間も鳴らしましたが、抜けてくれませんでした。何度も放り出そうと考えましたが、悩んでるうちに2年半になり、SONYのアンプを入手し始めました頃、漸く抜けて来て、本来の性能を確認する事が出来ました。
本来の性能を出し始めたC3+M4のサウンドは、非常に暖かい音色で有りながら、緻密でヌケが良く、音の厚みが有り、当時組み合わせていたJBL#4425を軽くドライブして、#4425の性能を出し切るようなサウンドでした。#4425から大型SPシステム並みのエネルギー感やスケール感、静と動のサウンドがはじけ出る様なサウンドになりました。音質的には申し分ないサウンドを確認できました。
ただ、M4の発熱量と電気食い虫ぶりは凄まじく、サブシステムで使うにはコストがかかりすぎる点、発熱量が多すぎて、放熱に気を使わないとイージーには扱えない事、最終的には重量の問題も有り手放しました。70歳を越えると筋力が衰えてきます。27Kgも有るとぎっくり腰になりかねません。また置き場所的にも、サイズがでかく、かつプリは後面が斜めパネルになっている為、重ねる事も出来ません。色々と良い面も有りますが悪い面も有ります。
メインシステムで使うなら相応のサウンドで申し分ありませんが、サブシステムには大きく重いと感じる様になりました。