オリンパス・SP-707Jの2つのシステムはほぼ似た様なアンプ構成・SPユニット構成にしています。SP系の弱点は「ネットワーク」そのものだと認識しています。
マルチアンプシステムで出ていたサウンドがネットワーク方式では出ていない。極端に違うと感じているのは「低域の音数とキレ」。出てくる音の70%は500Hz以下の帯域で占有している。この為、「低音」が上手く鳴るかで音の豊かさや、音のシャープさが決まって来る。
オリンパスシステムの現在のネットワークはJBL純正の#3152(500Hz)と#3105(7000Hz)を使っている。SP-707JシステムでもN500(500Hz)と#3105を使っている。JBLの純正で使おうとするとこの辺りのネットワークになる。同じ500HzでもLX5では格下のサウンドになる。
オリンパスシステムは、まだネットワーク方式にしてようやく1ヶ月ぐらいなので、活性化度が付いて来ていない。ここはやはり半年から1年くらいの時間がかかると見ている。SP-707Jの方はもう3年程鳴らし込んでいるので、ネットワーク方式でも「マルチアンプ」に匹敵する処まで近づいているが、#3105のグレードの低さに悩んでいる。手を加えようとも考えている。
ソース・アンプ系ではDACがやはり重要だ。CELLOのDA8.1は手を入れる処が無い。(触れない) 現状ではヒューズ交換(3本)ぐらいしか出来る事が無い。しかし、これだけで大幅な「音質アップ」を果たしている。ステラボックスのDACはこれから大幅に音質アップ出来ると思っている。この部分に手を付ければマルチアンプにしなくても十分満足出来る音質になると予測している。後はスケジュールに沿って対策するだけ。行動なくして改善は出来ない。