世の中には花好きな人はたくさんいることだろう
しかし、家の構造的な事情で草花を植えることも、鉢物草花を置くことに苦労している花好きな人も多いことだろう
私もそんな事情の一人かもしれない
建売住宅の狭い庭で如何にして草花を育てるか?
その第一条件である ”いつも陽当たりのいい場所に置く” を満たすにはどんな置き方がいいのかと、何回も試行錯誤を繰り返してきた
やっと今のレイアウトにするための置き場造りには五年もかかってしまったが、お陰さまで終日陽のあたる場所で草花たちも順調に花を咲かせている
でも世の中にはそんな事情をものともせず、空間を縦横に使って花を楽しんでいる人が街中にいる
いつも妻と近くのスーパーでの買い物が終わると空堀川沿いに行くために約250メートルほど志木街道の側道を歩く
その途中、理髪店と住宅を兼ねたこの建物はご覧のように花満載の光景だ
今は赤いバラが満開だが、これを管理しているのはこの家の女主人のようだ
見れば見るほど、いろいろな場所にプランターとか鉢物が置いてあるが、その数は半端ではない
でもこのようにたくさん置いてあると、水遣りは大変だろうな、と余計な心配をしてしまう
私は鉢物草花で欠かせないのは 「咲き終わった花殻を摘む」 ことだと思っているのだが、このようなレイアウトではどのようにして花殻を摘むのだろうかと、また考えてしまった
でも待てよ、咲いた花をどのように楽しむのだろうか?
だって家の中からは全部は花が見えないはず、私が写真を撮った位置からだとよく見えるので、もしかしたら 「道行く人に楽しんでもらう」 との思いがこの女管理人の真意かもしれない
私もその意を受けて、写真を撮らせてもらいました
見事な花模様だが、私にはどうしてもこのようなレイアウトに花を置くセンスは逆立ちしても浮かんでこないようなので、見物するだけで充分な気持ちになった
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