27日にまた抜歯した。場所は左下の奥歯。ここ半年の間で三回目の抜歯だったが、今回は難工事だった
最初の麻酔があまり効かず、追加の麻酔で抜歯開始となった。始まったがなかなか抜けないようで男性医師と女性歯科衛生士が苦労しているようだった
その内に少し痛みを感じたので 「少し痛いです」 と言うとまた麻酔を注射。その後も二回痛みあって、さらに麻酔が打たれた
それでも抜けないのか時間が経つのが恐ろしく感じるようになった
医師が時々 「口を大きく開けてください」 と言うが、開ける力も失せたようで上下の顎の感覚が無くなったようだから口が開かないのだ
なかなか抜けないので 「大きなペンチでも使って抜いてくれ~」 と、叫びたくなるような感情になってしまった
今回は一時間も要した難工事だった。やっと終わってレントゲン撮影して歯が残っていないかどうかを確認して工事終了となった
苛立った私は 「もう歯は抜きません」 と、歯科衛生士さんに愚痴ったが、今回ほど歯を抜くことに恐怖めいた感じを実感したのは始めてだった
その日はまた出血に苦しんだが、寝る頃には少なくなったが、まだ痛みがあった
翌日はまた通院して抜歯後の状態を診てもらったが 「異常ありません」 とのことだった。まだ微かに痛みを感じるので追加の 「痛み止めの薬」 を処方してもらった
その後はまだ微かな痛みがあって四日目の今日に至ってもすこぶる憂鬱な気持ちになっている。それにしても丈夫な歯は何事にも変えられない有難いものだと痛感した今回の抜歯だった
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