佐伯
なぜ聞き覚えがあるのだろう
その昔よく
佐伯伽耶にお世話になったから
じゃなくて
その昔
八幡浜チャンポン食べたときに
佐伯~八幡浜フェリーの存在を知ったからなんだなー
とか思い出しながら
休日の
ほのぼのとした佐伯の片隅
ほのぼのとしてないオレらが
開店シャッター
そんな矢先
とりあえずどうぞー
開店が遅れて
店頭にお客が待っていても
逆に強気に平気な顔して
挨拶のひとつもないラーメン屋が
都会ではあふれているというのに
北九州全般で感じたのは
どの店も
お客が並んでいれば
とりあえずどうぞー と
前倒しで入れてくれることかしら
ワザと行列を作らせる なんて
たぶん信じられない世界を
皆さん幸せに生きているようで
さて
メニューにも
接客にも
香るニューウェーブ
「塩豚骨」を
ひと啜りするだけで
あふれ出す濃密なクオリティー
小学生のとき
コツコツ10円100円と貯めていたとき
いきなりお年玉で
5千円ぐらいもらうような
昨日一日かけて溜めた久留米の鬱憤を
押し流すに十分ではあるけれど
聞くところによると
いわゆる全国区に押し上げるべき
「佐伯ラーメン」たるは
「にんにくとんこつ油そば」
なかなかに
ストロングの最上級とのことだけど
実際のところは
関内的
宝華的
半汁アリ
って感じだけど
って
(゜д゜lll) !!
ナニコレ!!
咥え付いたら
噛み切るまで離さない系 じゃんか!!
ニンニク!!
ショパカラ!!
ウェットにオイリー!!
ぼんやりと
痛さで意識もまばらなクランケの脳髄に
直接極太針で
特濃のモルヒネをブチ混むような
霧の晴れっぷり
美味いじゃ (゜д゜lll) ないっスカ!!
こういうのが
平気な顔して出てくる街
富山で
そろって黒汁を飲み干していた
あのときの老夫婦がフラッシュバック
とにかく
佐伯のラーメンはなんたるかを
全世界に向けて
超激分かりやすい一枚画で提示した感じ
それは
富山ブラックを謳うあの店が
本道をないがしろにしながら
世にはばかる感じの
真逆の道でもあり
次は佐伯か下松か
ラ博とか
ラSHOWとかに来たら
興奮するんだろうなー
と
特濃の期待を寄せながら