ど・れ・に・し・よ・う・か・な
っつか
五目もあったはずなのに
半炒飯もあったはずなのに
ってことは
コレは一部であると
中には他にも
ワールドが広がっているはずであると
トンネルを抜けると
そこは雪国であるように
扉を開けると
そこにはBBAが立ってました
ハイ何にします? (不機嫌顔)
ってオレ
まだ座ってもないよ!!
どこに座るか
決めてもないよ!!
決めて来ないといけないなんて
そもそも聞いてないよ!!
コーション!!
コーション!!
ブー!!ブー!!ブー!!
ヤベェイキフンに
身をこわばらせるオレですけど
は、
半チャンラーメンってありますか?
返事もないまま
一応オーダーは通ったと思われるけど
卓上メニューはないし
壁のメニュー群にも
半チャンの文字は見当たらず
豆ふライスに添えられた
小さい「マーボ」の脇には
堂々とマーボヤキソバなる
不可思議メニューの存在
中ケ丼ってアンタ
店の名前が「ぶん華」のくせに
野菜イタメメンとは
タンメンのことか
だとしても
外と値段が違うし
っつか
五目そばが
なぜに2つあったりするのかと
アレコレが不思議スギるラインナップに
しばし呆然としながら
で
水は出て来ないのかと
セルフとは書いてないけど
自分で取りに行くパティーンなのかと
恐る恐る聞いてみると
まあ当然のように
愛想の死んだBBAが
仕事放棄をしていた結果であると知るワケで
ヤヴァいか
ヤヴァくないかって
すごくヤヴァいですけど
秒殺のラーメンに驚いていると
ちょ (゚д゚lll) まっ!!
半炒飯って言ったよねー!!ってな
巷の炒飯と比べても
大盛り気味の小山が登場
ラーメンの丼がそこそこにデカイので
比べようもないワケだけど
ちょココ
デカ盛りの店なの!?
っつか
コレはホントに半炒飯なの?
メンマからうっすらと
オレンジの脂が溶け出す
なかなかに劣情を沸き立たせる水面
秒殺で出てきたのが納得なアンバイの
芯を残した麺線がクキクキと
スナッキーなイキフンが
イイ方向にジャンク感を煽って
炒め置きを再度ってことなのか
じゃないと
あの短時間で
このパラパラににはならんだろうに
まあ
美味い不味いのその前に
量が死ぬほど多いワケで
麺と炒飯の
カーボとカーボの堂々巡りの中にある
微々たる句読点を胸に
勝利も敗北もないまま
孤独なレースは続いていくワケで
腹パンじゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!
確かにまんてんも近いし
確かに二郎も近いし
先日の大興もそうだったけど
この辺もしかして
大盛小僧のサンクチュアリだったりすんのか
はち切れんばかりに
なんとかクリアを果たして
ご馳走様でしたと千円札を差し出すと
無言のおつりの220円
やはりアレは半炒飯だったと
ときに
中ケ丼とラーメンセットには
半の文字が無かったりするし
って
あとでググって
コレマタ衝撃的な中ケ丼のフル丼に
のけ反りそうになったりして
ああ
ラヲタには目覚めていたけど
街中華に目覚めていなかった
お茶の水生活の
10年前のあの頃
もしこのエリアの
こんなお店の存在を知っていたら
いろいろと
早ムケの
前倒しになっていたのかもなと
可もなく不可もないことを考えながら
町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう (立東舎) | |
リットーミュージック |
東京ノスタルジック街中華 (タツミムック) | |
辰巳出版 |
愛しの街場中華 『東京B級グルメ放浪記』2 (光文社知恵の森文庫) | |
光文社 |