そんなに食うなら走らんと

食道楽(ラーメン中心)とカロリー消費(ランニング中心)の葛藤の日々

仁大飯店@阿佐ヶ谷 「餃子+ワンタン麺」

2016-12-29 08:00:00 | ラーメン 杉並区
まるで雲を呑むような

そういうワンタンってのは
レトロ系には有りがちで

実際のところ
ワンタンが売れている
ワンタンを売りにしているお店ってのは

もっと明確な
まるで板を噛むようなだったり
まるで肉を齧るようなだったり
てるてる坊主をやっつけるようなだったり
質実があるような気がするけれど

まあ
ワンタンの趣味嗜好ってのは
間違いなくあるワケで


やっぱりオレは
ギュッとした肉を
境界明瞭でいて
ソフトでありながらも溶けない皮でギュッと
ジャスト5個ぐらい
セパレートに優雅に泳ぐ様がキブンで

ああ
こうやにイキたくなってきちゃったよ

圧迫感が嫌だけど
高はしを頑張ってみようかな

だったらちょいと遠いけど
茂木ってのもよろしいな
なんつてね

結局
あのタイプの雲呑が
いつだってキブンなんだけど

まあ
その対極ともいえる
ヤワめの餃子餡をそのまま転用
ギュッとしない肉を量もそこそこに
まるで雲を呑むような溶け行く皮で包んで
無数にぶち込んだ雲呑麺があったら

って
そもそも茹でるのも困難だろうし
そんなのあるワケないよな




って
ありました




しかも
海苔がしどけなく垂れている
誰得な一杯が登場しましたよ

いやしかし




ひと口啜って
おう
イイじゃないの
イイじゃないの




ひと口啜って
おう
悪くない
悪くない






一個持ってみて
崩れ落ちながら
内容物が飛散するそれに
衝撃を隠せないオレがいました




溶けるガワで
溶ける内容物を包むという
奇抜のスギるアーティスティック

ちょコレ
さっきキメた餃子と
内容物はほとんど同じの
ニンニクのそこそこにキイた
ネットリとしたタイプにて

むしろ
味変アイテムと化した
地雷の駆除を試みるも

ときすでに遅しで




イカンともし難く




ああ
思いの外
気温が高くて
着る服を間違って飛び出した
ジョグのデスティネーション

結構な大汗をかいた折の




大ビン登場が
実に嬉しくて




ようやく登場した餃子も




エンミの補給に
ユーエンミー

そこそこに興奮しながら




昔はあったはずの五目そばを探して
しばしにらめっこ

湯麺とワンタン麺の
頂上対決を制して




登場した一杯に
アガっていたのは
いつの日か

ワンタンの中身の
全どが弾けて沈んだスープに




赤黒くスエた酸化海苔が
興奮のジェット機を
片桐機長のごとく逆噴射

まるでコレ
ウソを呑むようで




まあこの外観に
相応しいといえば
カンのペキ
ということでよろしいか





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