ラーメン専門店ではないですが、あの若貴も昔通っていたことがあるということで有名な東中野の中華料理店に行ってきました。
東中野駅から程近い商店街の中にあり、地元の皆さんでにぎわっている様子。日曜の午後2時過ぎ、中休み突入の寸前に入店したのですが店内は満席。空いた席にはまた次々と新規客が埋まって行きます。
タンメン・餃子がうまいとのことだったので迷わずそれを。卵好きなので一応「タンメン卵入り」にしてみたのですが、待っている間メニューをよく見ると、タンメン620円・タンメン卵入り670円・チャーシュータンメン820円・チャーシュータンメン卵入り820円とあります。チャーシューが入る場合は卵が無料?なんでしょうか。ちょっと気になります。
程なくまず餃子が登場。焼くというより基底面を揚げるタイプ。ガリッという食感ともちっという食感が同時に味わえ、直後に中の熱い肉汁がほとばしります。こらたまらんと思わず半ライスを追加投入してしまいました。やっぱり餃子にはラーメンではなくライスかなと。ライスは小さなおわんに盛られてくると思っていましたが、予想に反し平皿に盛られてきました。久しぶりにこういう中華料理店に入ったな~と感慨深くなりました。ラーメンを食べ歩くうちになんとなくこういった中華料理店を避けるようになっていたのかもしれません。
餃子ライスを平らげ一息ついたところでタンメン卵入りがやってきました。
白菜・ニンジン・きくらげ・たけのこ・豚バラをしゃっきり炒めたものにスープを投入し、茹で上がった麺にかけるタイプ。同じスープの中でしっかりと火が通りつつも崩れずにゆでられた卵が添えられています。麺は中太のやや縮れタイプでしっかりと腰があります。食べ進むうちにスープを徐々に吸い太さが増していきますが、腰は失われません。スープはうっすらとにごった感じですが乳化はしていないもの。野菜の甘みが引き立ちうまままま!
正直、食べるまでなめてました。ラーメン専門店にはかなわないだろうと。昔の遺物だろうと。
すんません。考えを改めさせられるいろいろがありました。
まじでうままままま!
そんじょそこらのラーメン屋ではかないません。
タンメンというメニューがまた私を一歩引かせていた要因だったのですが、その理由として、一般のタンメンは、弱めの中華鶏がらスープがかん水の強い、腰の無い中華麺を受け止めきれずごま油のみがその味を支配する傾向にある気がしていました。2口目ぐらいであきが来だして、後は惰性でカロリー摂取というイメージでした。
この店は違います。ごま油でごまかすことの無いしっかりどっしりしたスープがしゃっきり野菜を受け止めます。さらにはそれに負けないプリプリ麺が絡み合います。
最後まであきることなく、気がつけば完食状態。
今まで来なかったことを後悔する味。
私はとりこになってしまいました。
今後のラーメン店行脚にも大きな影響を与える貴重な体験をしました。
これから東中野に赴いた時は「好日」とどちらにしようか迷ってしまうなー。