昔の親友は、タイプが違う。
「考え」も、「行動」も。
だから、話したくても話せない。
大人になってからのペンフレンド。
遠いから、知らないからこそ、話せる。
やってる事も似てる。
でもお互いに、自分の話だけ聞いてもらおうとする。
蓮音には、もう会えない。
彼は最初から、私に興味が無い。
ただの「友達」ではなく、私が創り出した、
メールの向こうの「偶像」だから。
それでも、そっけない返信、ありがとう。
愚痴ろうとした私が甘かった。
私と似ているあなた。
本当は、分かり合えるはずなのに。
なぜ、この気持ちを抱きしめてくれない。
もう、誰にも話せない。
私は一人で、耐えるしかない。