ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

目の前を行く老人

2009-09-16 16:13:55 | Weblog


こんなオフィス街で、同じ時間、
目の前を、体を傾けて歩く老人がいる。
私は仕事帰り、いつもその老人を追い越して行く。

「あんな体になるまで、生きていたくない。」
いつも、そう思いながら見ていた。

ところがある日、老人の身なりが、
こざっぱりしている事に気づいた。

斜めがけの黒いバッグも、スニーカーも、
チェックのシャツも、パンツも、決して年寄りくさくなく、
みな清潔な物ばかりだった。

侮れない

もしかすると、この老人は、
このオフィス街のどこかで、働いているのかもしれない。
体が傾いているから、辛そうに見えていたが、
思い込みは、いけない。
私より、自立しているのかもしれない。

結婚するなら

人は、結婚より先に、自立する事が大切だ。
もし結婚するなら、経済力というより、
自活力のある男とした方がいい。
ただ、金持ちなのではなく、
生き抜く能力に優れた男がいい。

これは、今の私の切実な気持ちだ。
私が、あの人を忘れられないのは、
あの人の中に、わずかな理想を見ているからだ。
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その笑顔に絶望

2009-09-16 15:07:34 | Weblog


仕事上がり、あの人に会った。
休憩室の前。
私と同じフロアで働く女子と、
すれ違いざまに会話していた。

「…しとくよ。」「いいよ、あげるよ。」
あなた、あの人から何をもらったの?
部署が変わってしまったあの人と、
いまだに交流があるのは、なぜ?

仕事の立場上の関係、感情、
何も疑う事の無い女であっても、ムカつく!

あの人は、いつもより若い声で、
私を視界に入れながらも、私を見ようともしない。

私はあの人の笑顔を見て、絶望した。

私はあの人と、
二度としゃべる事はできないのだろうと。
どんな悩みより、苦しみより、
私は3年前から、その事だけに絶望しているのだと、
初めて気づいた。
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ケイラを信じた「ウルヴァリン」

2009-09-16 14:05:54 | 映画


ずっと待ってた、スピンオフ映画!

ウルヴァリンは、もうヒュー様しかいない!
ヒュー様がウルヴァリン、と言ってもいいくらい!
ヒュー様の眉間のシワ、ステキ!

最初から終わりまで、緊張しっ放しだった。
超金属の爪を使ったアクションは、
ありえないけどカッコイイ !!

ウルヴァリンが乗ってたバイクは、ハーレーだったの ?!
ヒューが乗ると、普通の大きさのバイクに見えたよ。(笑)

感情の移行が、単純でいいんだよね。
「愛する」、「疑う」、「信じる」、
何と言っても、ウルヴァリンの「怒る」は、本当によっくわかる。
「そこで怒らなきゃ男じゃない!」ってところで怒る。

私は、この「X-MEN」のシリーズを、
自分の能力を使って、他人と「戦う」映画ではなく、
他人を「補う」映画だと、いつも思っている。

だから、改造ウェイドのように、
完全な能力にしてほしくないんだよね。
あれじゃ勝てないじゃん。(笑)
エンディングの後のオマケでも、
やっぱりって感じだったし…。

ローガンの恋人、ケイラの能力が、
「相手を操る事」ぐらいで良かった。
「X-MEN」の時の恋人、ジーンの能力はすご過ぎたし、
ケイラとの方が、愛し合ってるという雰囲気が出ていた。

その愛するケイラに、騙されたと思ったウルヴァリンが、
それでも、彼女を助けに戻ったのは、
獣の直感で、「信じる」って感じたんじゃないかな。

戦う男が、仕事に疲れてベッドに横たわった時、
女が寄り添ってるっていうのは、
映画で観ると、憧れる。

私もあの人を、あんな風に癒せたらと思う。
戦う私達に、それは永遠に無いけど。
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