ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

あの人に似合いし「かりゆし」

2010-07-07 14:12:11 | ファッション


小さなフェアで、クビの無いマネキンが着ていた。
シャリ感と、ワインレッドが綺麗で、
衝動買いした「かりゆし」。

それまでは、政治家や官庁の、
わざとらしいクールビズとしか思っていなかったし、
和柄にも、興味無かった。

「かりゆし」は、遠目には「アロハ」に見えてしまうが、
私が買ったのは、身頃の片側だけに、
大きな花柄が縦に入っていて、品があり、
着てみると、沖縄産だけに涼しい。
(「かりゆし」の定義とは、沖縄で作られ、沖縄のモチーフをデザインする事らしい。)

あの人は、東北出身なのに、沖縄出身に見える。(笑)
私が最初に声をかけたのも、それをからかう冗談だった。

「かりゆし」を着たあの人が、目に浮かぶ。

似合い過ぎる!

誰もが、沖縄の人だと思って疑わないだろう。

あの人にそれを伝えても、今はもう、笑ってくれるかどうか。
それでも、止めていたメールを送ってしまう。

嫌われても、あの人に女が付く事を気にする。
あの人の幸せを、喜べない。

妄想の中で、あの人に「かりゆし」を着せる。
あの人はいつも、私だけのもの。
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ビビビの女房

2010-07-07 13:09:34 | ドラマ


“ありがとう”って伝えたくて あなたを見つめるけど

主題歌は、いきものがかりの『ありがとう』。
CD買って、サビ聴いて、泣いてる。

やっぱり、さすがだね~。
NHKのドラマ作りは。

たまたま一緒に見るようになった「ゲゲゲの女房」。
稼ぎの無い夫は、妻に苦労をかけ、
そういう夫を、静かに見守る妻の姿に、
お互い、反省しています。

ドラマに、説教臭いセリフは何もなく、
ただ、淡々と話が進むだけで、
見る者の心を、変えていきます。

人を教育するって、こういう事なんだね。
強制されても、人は変わらない。
いろんな事を客観的に見て、自分で気づく。
学ぶのは、子供だけではないね。

まいった。偉いよ。すごい。涙出る。

だってさー、女房ったら、
せっかく稼いだお金で、妙な物を買って来る水木しげるを、
絶対に、怒ったりしないんだよ。

これがフィクションでも、
「こんなふうにしていられたらなぁ。」って、十分思えるよ。

松下奈緒の品の良さと、美しい瞳が、
作品を大きく左右している事は、言うまでもないが。

最初、向井理は、水木しげる役にしては、若過ぎると思ったが、
オジサン俳優だと、ドラマの爽やかさを損なうから、
かえって、あれでいいんだな。

主役は、あくまで「女房」だから、
しげるは、いつもうつむいて、
ボソボソしゃべって、目立たないし。

しげるが、雨の中、自転車で帰ろうとするところへ、
「傘を持って行きな。」と勧めても、断って行ってしまう彼に、
後になって、片腕の無い事に改めて気づく、周りの会話なども、
ほの悲しくて良い。

でも、脚本だとか、キャストだとか、
そういうのを超えたところに、
夫婦の在り方を感じさせる、良質な作品であると言えよう。

いくら好きでも、
必要とされていない人とは、一緒にはいられない。
夫婦は、どんな時でも、「味方」でなければならない。

「ビビビの貧乏」を、共に乗り越えて行く。

離婚を考えている夫婦に、ぜひ見てほしいと思う。
コメント (4)
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