か
フィンランドが作った立体アニメ、
「ムーミン谷のなかまたち」を知ってるか?
私は、日本が勝手にアレンジした、
一番最初の「ムーミン」が好きなのだが、
最近は、これも見ている。
原作マンガを持っている私は、見覚えのある話もある。
そこで、改めて驚いたのは、
ムーミンママの寛容さである。
いくら小説家だからと言っても、ムーミンパパの妄想はひど過ぎる。
しかし、ムーミンママは、ムーミンパパが何をしても、慌てない。
いつも優しく、無謀な冒険に付き合う。
しばらくすると彼が飽きるのを、分かっているのである。
そして、ムーミンママ自身も、やや天然である。
バケツにまで、大量のジャムを作ったりしている。
ムーミンママも、ゲゲゲの女房も、
「アンという名の少女」のギルバートも、
同居人に優しすぎるのだ。
使えねーパートナーに合わせて、人生を楽しむ事は、
共倒れのリスクを伴う。
私は、ああはなれない。
私を含め、結局誰もが、自分の事しか考えていない。
私は、若い頃、
寛容と自由、思いやりは賢さだと、こだわってきたが、
この年になって初めて、
自分が器の小さい人間だと認めるのである!!
自分以外の人間の人生に責任を持つほど、寄り添えない。
できるところまでしか、できない。
できないものは、できない。
しかし世間は、頑張っている者に、もっと頑張れと言い、
やる気のないヤツを、更に甘やかす。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます