ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

親しさと素直さと腹立たしさと

2018-09-19 09:48:52 | Weblog

「ダンナの飲み会の日で、よろしく。」
彼女と、夜のカフェに行くのは、やぶさかではないのだが、
日程調整を、私ではなく、
ダンナ中心で考えている事に、多少イラッとしつつ、
私は、彼女の趣味であるハンドメイドの販売会場に赴いた。

義理でもなく、気を遣うでもなく、
ただ何かを、記念に買おうと思っていた。

しかし、残っていた作品の中に、欲しい物はみつからず、
迷った末に、マシな2点を購入した。(笑)

後日、私が作品を見に行ったのを、
人伝てに知った彼女は、感想を求めてきた。

夜のカフェの件で、イラッとしていた私は、
彼女に、ちょっとイジワルをしたくなった。
今までは、良いところだけ褒めていたのだ。

作品について、より細かい指摘を、
メールではなく、長い手紙にして送った。
すると、今までと違う間が空いたのだ。
怒ったのだろうか。

「本当の事言われて、傷ついてんじゃねーよ。」

そう勝手に思い込んで、腹が立ってきた。

私は、そのモヤモヤを、本人に確認せず、
海外にいる友人に、意見を求めた。

「どう思う?」

しかしそれは、友人を失う事に、ビビっているのではない。
「どうでもいいよね?」という意味だ。

実は私は、この時、カフェに行く事が、
面倒になっていたのである。
「これで、行かなくてすむ。」 そう思ってしまった。

最後のメールになってもいいと思い、
思った事を正直に書いてしまった事を詫び、
「夜のカフェは、ご主人と一緒に行ってください。」とつけくわえた。

これで解放された。

ところが、しばらくして、彼女から手紙が届いた。
「怒ってないよ。」
別な事で、反応に時間がかかっていたようである。

「えっ。」

私は次の日、通勤中に、腹痛と吐き気をもよおし、
家に引き返したのである。
その症状は、たまに起こる、ストレスによるもののように感じた。

“カフェに行かねばならない”という約束が、
私を縛りつけた。

月日を空けずに、同じ場所に行く気がしない。
そこで、あまりお金を使いたくない。

なのに私は、事が決まると、自ら色々手配してしまうのだ。
相手の希望を、受け入れる努力をしてしまう。
「断れない」んじゃない。
「断りたくない」のだ。

相手のモチベーションを、下げたくない。
でも、私は、モチベーションを保つのに疲れてしまう。

それが、数少ない大切な友人であっても。
行けば行ったで、楽しいのは分かっているのに。

「ダンナに合わせる」なんてイラッとした、と伝えたら、
「本当だ。」と、素直に受けとめて、撤回してくれた。
作品のダメ出しにも怒らない。
しかし、やりたい事は、どんどん言ってくる。(笑)

これが、性格のいい女の落とし穴だ。

言わなきゃ分からん人間もいるのだ。
そういう人は、言われても、
つくんじゃなくて、きつくだけなんだよ。

たまには、人を傷つける勇気を持とう。

しかし、人と仲良くする事が、
こんなにしんどいのは、なぜだっ!? 

 

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