身内のつてで、チケットを入手し、
春風亭小朝の独演会に行った。
落語に興味があるわけでは無かったが、
小朝にだけは、センスを感じるので、
一度、行ってみたかったのだ。
前から2列目、上手寄り。
真ん中じゃないけど、よく見えるだろうと思っていたら、
それどころじゃない。
1人で、2~3役やるので、
師匠が、左右に視線を向けるたびに、目が合うので緊張した。
演者から、客の反応が丸分かり。
でも、気を遣って笑うなんて事はしたくないので、
面白くても、私は、「フッ。」だけど。
“枕”という、テーマに沿った世間話から、
いきなり演目になだれ込む。
「お笑いを一席。」みたいに、
ことわってから始まるのかと思っていたら、違うのね。
しかも最初は、すごく声を抑えて話すから、
「何々?」って、客は聞こうとするわけよ。
本題に入ってから、声を張るんだよ。
なるほどねぇ。
小朝って、もっとふざけた感じの人かと思ってたら、
さすが、オーラがある。
本当に、そばに人がいるような話しっぷりで、
オチも綺麗だった。
やはり、落語を聞くなら、小朝しかいないと思った。
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