ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

〇〇周年記念のイジワル

2023-12-13 09:55:50 | Weblog

海外在住の友人とは、
去年と同じ街で、会う事にした。

私は、まるで彼氏のように、
ランチする店を調べた。
そうさせる雰囲気を持っているから、
彼女は、モテたのだろう。

下見をしなかったので、
思ったより、ビルは古くなっていて、
内装は、ネットの写真ほど、オシャレでもなかった。

味は、まあまあだったが、
口コミ通りの客層で、
よりによって、簾ごしに隣にいたオバサマ達が、
ものすごく、うるさかった。

空いていたので、長居はできたが、
スマホで注文なのが、嫌だったので、
もう行かない。

私は、後日、
記念日のディナーを、予約していた。

それを、彼女に話したのは、
10年前の話を、蒸し返す為だ。

そう、10年前、私は、やはり記念日で、
HホテルOノ森で、ディナーする事にしたと、
彼女に話したのだ。

すると彼女は、
「あのホテル、まだあったの!!」と、驚くように言った。

おそらく彼女は、若い時に、
デートで行った事があったのだろう。

ただ懐かしくて、そう言ったのかもしれないが、
私は、あまりいい気がしなかった。
彼女の中で、このホテルは、
「もう終わっている」という感じがしたからだ。

彼女は、10年前の会話を覚えていて、
私の指摘に、とても驚いていた。
「ホテルが長く続くって、すごい事だからだよ。」

しかし、箱根の富士屋ホテルや、
日光の金谷ホテルであれば、
「まだ、あったの?」とは、言わないのではないだろうか。

私は、当時も今も、何を言われようと、
考えに考え、調べに調べて選択したのだから、
ブレたりはしない。

実際、Oノ森に行ってみたら、
バスを降りて迷う私達を、
スタッフが、道路まで探しに来てくれたり、
最初の1時間は、貸し切り状態だったので、
ゆったりした時を過ごせて良かった。

私が言いたいのは、彼女の真意よりも、
言葉の選び方一つで、失礼に聞こえると言う事だ。

「懐かしい。」とか、
「行った事あるけど、良かったよ。」ならまだしも、
年取ってから、高額なディナーに、
初めて行こうとしている者に、
「まだ、あったの?」は、テンション下がる。

私は、親友とも言える彼女に、
今更どうでもいい事を言い、
少し、イジワルしたかったのだろう。

そして私が、今年の記念日に選んだのは、
老舗のK軒の中華ディナーだった。

普通に美味しければ、それでいいと思っていたが、
前菜の右端にあったチャーシューと、
最後のデザート以外は、
とても高級レストランの味とは言えず、
連れに、「ごめんなさい。」と謝ったくらい、
イマイチだった。

特にひどかったのは、北京ダック。
最初から、皮にくるまれていて、
ダックは欠片ほど。
ネギとキュウリだけの、
ベタッとした春巻きのようだった。

給仕の女性は、落ち着いていて良かったが、
電話口のオッサンは、早口でイラッとしたし、
売店の若い子は、愛想なし。

駅の売り場の店員は、元気ある人が多いのに、
本店ともなると、ブランド名に乗っかって、
味もサービスも、変えようとしないのだろうか。

美味しいのは、
シウマイと、シウマイ弁当だけなのか。

友人は、私と会った後、
自身が記念日に買って、
長年、着けていたブレスレットを無くした。
そのデザインは、私も気に入っていたので、
彼女以上に残念だった。

オシャレな彼女のマネをして、
私も、ブレスレットを買ってみた。

記念日のネタで、色々あったものの、
彼女とランチした後に入ったドトールは、
レストラン仕様で、すごく良かった。

K軒で、一番高いコース料理より、
ドトールの、フレンチトーストの方が、
記憶に残る嬉しさよ。


 

 


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