ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

予約で燃え尽きる

2013-11-18 10:22:14 | Weblog

記念日に、フルコースを食べる事にした。

鉄板焼か、フレンチか。
高層ビルか、郊外か。
うるさい場所より、静かな処が良い。

H茶屋、O羽の森、ミクニ系のレストラン。
Bホテルの、夜景で鉄板焼は、
高過ぎて、あきらめた。

ネットで、メニューや金額を調べたり、
口コミを、読んだりした。

すごく、辛口な意見の人もいて、面白かった。
グルメな年配者は、
「焼く前に、肉を見せろ。」とか、厳しい。

他にも、良い店はないかと、歩いて探した。
すっかり、疲れ果ててしまった。

探すだけで 燃え尽きた

電話で、探りも入れた。

「O」で、最初に出た女性は、
老舗にもかかわらず、雑なしゃべり方だった。

コース料金に、夜のタックスが、
含まれているのか、確認したら、
何がおかしいのか、笑っていたし、
「飲み物は、ムリに頼まなくてもいいですよ。」と、
バカにしているような口調で、言われた。

気さくなのかね?
それとも、田舎の金持ちが、常連だから、
貧乏人の新規なんて、どうでもいいのかね。

気がそがれて、他の店にしようかと思ったが、
「O」は、他に比べて、料理を悪く書く人がいない。
後日、気を取り直して、予約を入れる事にした。

今度は、暗くて、真面目な男性が出た。

「せっかくの記念日なので、いい席に座りたいんですけど、
常連じゃないと、ムリですか?」
質問のフリをして、ゴリ押しした。(笑)
「平日なので、大丈夫です。」

デザートのプレートに、メッセージを入れられると言う。
「Happy Anniversary ですとか…。」
私が、そんな、つまらん言葉にすると思うか?

更に、各皿、違う文章でもいいと言う。
「でも、自分用に、自分で考えるのって、変ですよね?(笑)」
「いえ、ご自分のお誕生日のメッセージを考える方も、いらっしゃいます。」
男は、あくまで、真剣に答えた。

そりゃ、寂しい。(笑)
サプライズでも何でもない、ただの自己満足。
それでも、出てきた時の事を考えると、ワクワクする。(笑)

「他に、ご質問はありませんか?」
ドレスコードを、気にするとでも思ったか?

私は、若い頃、他の社員達と一緒に、
グルメな社長のおごりで、
高い店のフルコースやランチには、何度か行っている。

サンダル、短パンは、NGだなんて、書いてあったが、
そんな格好で、行くわけねーだろ。
もっと参考になる、マトモな線引きをしろよ。
かえって、いやらしい。

よって、オシャレは、自由にするつもりだが、
持っているアイテムが、気づくと全て、
ヴィンテージになっていた。(笑)

新しく、はおり物を買ったら、
フルコースより、はるかに高くついた。(泣)

私は、小学生のような口調で、くり返し伝えた。
「とにかく、いい席に座りたいんです!」
「かしこまりました。」
男は、私が何を言っても、動揺する事はなかった。

予約しただけで、腹一杯になってしまった。

 


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