ピアス・デビュー

エメラルドグリーンのシェルに、パールのワンポイント。
それを見た瞬間、その子が人魚姫に見えた…。

決めた!　マーブルも開けよう!

今は、手頃な値段で、デザインも素材も豊富にそろっている。
一度見始めると、売り場という売り場に立ち寄ってしまう。
せっかちなマーブルは、穴を開ける前から、ロココ調のバラのと、
ラインストーン入りの変形ハートのを購入。(笑)

ジュエリーブランド物は高めだが、さすがに上品で、綺麗なのが多い。
例えば、耳元だけ浮いてしまいそうなほど印象深い、Blue Rose。
物色していたら、近寄ってきたおばさま店員に、商品を勧められた。

「今日、開けるんです。」
「じゃあ、まだできないわ。」と急に投げやりに。
すぐにできない事くらい、わかってるよっ!(笑)

インポート物の「ラコンテッサ」は、アンティークでステキ。
紫のラインストーンの「亀」のイヤリング、「カエル」がついたドレスウォッチ。
こういう「生物」がモチーフなのも、アクセサリーだと面白い。

マーブルが若い頃は、イヤリングが主流で、みんなジャラジャラさせていたものだ。
黒人とつきあっていたドレッドヘアーの同僚でさえ、ピアスにはせず、
耳の後ろの金具が目立つのは嫌だからと、リングタイプのをしていた。
マーブルは、もともとイヤリングが一番好きだった。

「おしゃれな位置にして下さい。」
「昔はこのへんで、今は下から3分の1。」
「おしゃれな位置にして下さい。」
「バチン!」と音がして終わり。あっという間だった。こんなものか。

よく「運命が変わる」とか言うが、「体の一部にらいらぬ穴を開ける」という事じたいが、
積極性がないとできないから、その時点ですでに、自分が変わっているのかもしれない。
穴開けに関する情報も、未経験者はネガティブな事ばかり言うが、
経験者はあっけらかんと、ムチャな開け方をした話などしてくれる。

昔はマダムかヤンキーのイメージだった。(笑)
つけ方しだいで、上品にも下品にもなる。
小さくても目を引く、華のあるものだと感じたのは最近だ。
心なしか、エレガントになって美意識が高まった。←気のせい　
不良中年への第一歩か。(笑)

蓮音も開けてみたら?　似合いそう。
ただし、右耳だけに開けると、「ホモ」という意味らしいので注意。(笑)