諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

天照大神の娘である粟島様とは誰なのか。その2

2025年03月05日 18時45分30秒 | 料理
稚日女尊に付いては以前にも書きました。

ここで不思議なのは稚日女尊や粟島様は「比売、姫、媛」と称していない事です。「女」の字が付くのですから、稚日女尊は女神で間違いない筈。それなのに姫等の名称が付かない。これはどう言う事か。

これは結婚する前に亡くなったと言う事なのか。

粟島様は住吉の神と婚姻したが、経血で石燈籠を汚した為に島流しとなった。つまり婚姻は解消と買った。だから粟島様も姫とは名乗れないのか。その点も共通すると思います。

ただ、住吉の神との婚姻が成立していたのならどうなるのか。難しいですね、住吉の神は三神。もしくは三位一体の神だったりしますし。

私的には巫女だと考えますが、住吉三神の妻との説があるのは神功皇后です。

住吉三神は自分を敬わなかった神功皇后の夫・仲哀天皇を祟り殺した。その点が妻神とされたのでしょう。

住吉三神は神功皇后の三韓征伐の時、朝鮮への航海を導いた。それは住吉三神の星が航海の星・オリオン三ツ星だからと言えます。神功皇后は住吉三神に従ったのも妻神と考えられたのでしょう。

そして昼の航海は太陽が指標となる。夜はオリオン三ツ星が指標。道しるべ。

住吉三神の妻は天照大神であるとの伝承も残っているが、どちらも航海における重要な星。それで夫婦の神とされたのかも知れません。

ここで稚日女尊に戻ります。「稚日女尊」その名を訳せば「幼い太陽の女神」と訳せます。

しかし、稚日女尊は亡くなった。素戔嗚尊に愛馬の斑馬を殺されたのが切欠。

これは斑馬は天馬。天馬を失った稚日女尊は、太陽の様に天に昇る事が出来なくなった事を指します。

そして天照大神も素戔嗚尊を恐れ、天の岩戸に隠れた。太陽が昇らず真っ暗闇の世界となった。

この点から考えると「稚日女尊=天照大神」が成り立ちます。私的には「粟島様=稚日女尊=天照大神」と考えています。

以上が私の言い分ですが、日本には数社の粟島神社存在する。

熊本県の粟嶋神社には粟島大明神が祀られている。御利益は安産だから女神と考えられる。

米子市の粟島神社では「粟に小さな少彦名尊か弾かれた」と言う事で、少彦名尊が祀られていますが、これは多分、粟島様が忘れ去られ、配祀されていた少彦名尊の名が残ったと私は考えます。

では、どうして粟島様の名が隠された、或いは衰退したのか。

天照大神の荒魂は瀬織津姫ともされている向津媛神。そして天照大神前霊とされている大歳神が浮かびます。

大歳神は二神一体の神。大歳神の妻神である天知迦流美豆比売の名を、瀬織津姫や粟島様の名で隠したのではないか。天照大神の謎に近付けさせない為に。

私的にはそう考えます。


ではでは。




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天照大神の娘である粟島様とは誰なのか。その1

2025年03月03日 01時00分04秒 | 神道
この話も東北の民俗、或いは伝承からの話です。

東北限定の神ではないと思いますが、東北には粟島様なる女神への信仰が残っています。

この粟島様、粟島大明神とも呼ばれ、独身女性とは言い切れませんが、子供がいない女性の守り神です。当然、霊験は女性限定。特に女性の腰から下の病に効果があるそうです。

この粟島様、タイトル通り天照大神の娘神と伝えられています。

そして13歳となる春の日、32本全部の歯にお歯黒をし、京の住吉大明神の元に嫁入りしたものの、生理の経血で石燈籠を汚してしまった。

多くの神々がその件を重要視し、咎として島流しに。

粟島様は紀ノ國の名草群に漂着。この地の鎮守の神として祀られた。三月三日が縁日とされています。

以上のデーターから判断すると粟島様は丹生都比売神だと判断されます。紀ノ國の鎮守の神と言えは丹生都比売神ですから。

因みに「丹生」とは水銀が入った赤い染料ですが、粟島様の経血の件もイメージが合うと思います。多分、間違いないでしょう。

因みに和歌山はその昔、「名草」と呼ばれていました。

名草は薬草ですが、「丹生」の成分である水銀も昔は不老不死の薬とされていた。同じ意味合いとも考えられます。

ただ、難しい点もあります。丹生都比売神は天照大神の妹神との伝承もある。そうなると天照大神の妹神とされる稚日女尊とも考えられる。

稚日女尊は織姫です。高天原で機織りをしていた。そこに素戔嗚尊が轟を起こしながら高天原に昇って来た。

素戔嗚尊は天照大神との「うけい(契)」の勝負で剣から宗像三神を生んだ。女神を生んだ事で心が清らかである事を証明し、「うけい」で天照大神に勝利した。

勝利し増長した素戔嗚尊は、暴虐無人の行為を繰り返し、尻から剝いだ斑馬の毛皮を稚日女尊の織物小屋に投げ込む。稚日女尊はショックを受けて、女性器を刺して自害した。

この稚日女尊も経血では無いにしろ、赤い血を流している。かねてから説明しているが、聖婚で考えれば近親の神は同神となる。

「丹生都比売神=稚日女尊」が成り立ちます。


続く。










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出雲に行かない神々。

2025年03月02日 01時40分00秒 | 神道
季節外れの話ですが、10月は神無月と言われてます。日本中の神々が出雲に出向いているからです。

神様は期日に正確で、10月1日には到着するように9月28日には出雲大社に出立。東北では出立する神々の為、その日の早朝、赤飯や御握りを神棚等々に備えるそうです。神様のお弁当でしょうね。

10月1日に日本中から集まった神々は、神々同士で色々と談合するそうです。そして10月28日頃から11月1日には地元に戻ります。どうも風に乗って急いで帰るみたいで、その時期、出雲では強い風が吹くそうです。

因みにですが、出雲では10月に神々が集まるので、神在月と呼ぶんだそうです。まっ、そうなるでしょうね。

さて、そう言う事なんですが、出雲には行かない神々も存在します。

まず一人は山神。山神は火傷しているからだそうですが、見た目が悪く出雲には行かないらしいです。

山神は醜い女性の神で、自分より醜い魚のオコゼを供えると喜ぶそうですが、話的には合っていますね。もっとも山は動かないから出雲で出かけられないとも考えられますが。

そしてもう一人は恵比須様です。恵比須様は骨が無いので、外聞が悪いから行かないそうです。

ここで不思議なのは、恵比須様は出雲大社に祀られている大国主の息子です。出雲は恵比須様の故郷の筈。それなのに帰らない。何故か。

それは大国主の子の恵比須様ではなく、伊弉諾尊・伊弉冉尊の最初の子である蛭子神だからでしょう。

蛭子神は生まれて3年経っても立てなかった。それで両親の伊弉諾尊・伊弉冉尊に小舟に乗せられて海に流されたと聞きます。

蛭は骨が無い。ヒルコと書いて蛭子(エビス)。恵比須様はこっちの蛭子神だと思われます。

そして最後の神は釜神。

その理由ですが釜神は36神存在しており、それぞれに馬を所有している。36の釜神達が馬に乗って出雲に向かうと土地が踏にみ荒らされるし、馬がヒィンヒィン鳴いて煩く談合の妨げになる。だから出雲に来るなと言われたそうです。

以上です。

ここで私の考えですが、山神、恵比須様、そして釜神は、日本の最古の神々であり、祟神であるからだと思われます。

朝廷や天皇家にとって民衆に尊敬されては都合が悪い。それが一番の理由なのでしょう。

それと釜神が飼っている馬。馬は水辺にいる動物。陰陽五行では水に分類される。

山から川が流れる。つまり山神の娘は水神。釜は水を入れる。恵比須様は入水した。蛭子神は海に流された。朝廷や天皇家は水に関わる神に対し畏怖していると考えられます。以上です。

因みに10月である神無月であっても山神、恵比須様、釜神はお祭りするそうです。

東北だけかも知れませんが。


ではでは。





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プロレス会談?? ゼレンスキー VS トランプ&バンス。

2025年03月01日 18時47分59秒 | 政治・経済
ゼレンスキーってプロレスが下手だなぁー。

YouTubeで「トランプ プロレス ピンズマクマホンジュニア」で検索すると、トランプがマクマホンを襲っているシーンが出てくるが、プロレスってシナリオのある格闘ドラマなのである。

ゼレンスキーはガチンコで戦うつもりだったが、トランプはタッグパートナーのバンスと共にプロレスをするつもりでいた。

結果、トランプとバーンズのツープラトンの攻撃でゼレンスキーはノックアウト。無様な敗北となりました。

ゼレンスキーとしては西側の代表として戦争をしているつもりだったが、海を隔てて遠く離れたアメリカではロシアとウクライナの戦争など、大した影響を受けない。しかもウクライナへの莫大な援助も負担になっていた。

出来ればウクライナには勝って欲しいが、もういい加減、戦争を止めて欲しい。それがアメリカの考えだと思います。

そして会談。ウクライナが3年もロシアと戦えたのは西側の援助のお陰。それなのに歴戦の勇者ぶって現れた。支援の感謝も示さない。これは私だってカチンと思っちゃいます。

それにゼレンスキー、支援してもらっているアメリカの大統領なのだから、正装して会う位のマナーだと思いますが、いつも通り自分流の私服で臨んだ。これは不敬だと思う。

しかも常時、腕を組んでいるって、敵対者と対峙している態度。あれではアメリカ国民も怒りますよ。アメリカ国民の税金で戦っているようなものですから。

まっ、陸続きのEUだったらそれも通用するのでしょうが、アメリカはロシアを脅威と思っていない。

ウクライナがロシアに併合されても影響は軽微。それだけの関係。出来ればウクライナとは距離を置きたいとも考えていたと思う。

そのチャンスが今回の会談。トランプとバンズはゼレンスキーを怒らせる筋書きを描いていた。ゼレンスキーはまんまとそれに乗った。トランプらはシメタと思ったでしよう。ゼレンスキーは馬鹿な男ですよ。

ゼレンスキーとしてはレアメタルの発掘権利をアメリカに渡す代わりに、アメリカに安全保障を求めてきましたが、関係が薄いウクライナとそんな契約を結ぶはずは無い。どこまでおんぶと抱っこを強請るのか。

ロシアは核を持っている。ウクライナの為に核対核の戦いには巻き込まれたくない。。それは飲めない相談。

アメリカと日本には安全保障条約が締結しています。それはアメリカと日本の関係が蜜月にあるからですが、アメリカだって日本の為に核保有国と対峙したくない。

その時に成ったら、日本から離れる可能性も十分あると思えます。

一番大事なことはウクライナも日本も核を保有する事。そして自国の軍事力を強化することだと思います。軍事力があってこその平和ですから。

其れよりも何よりも、日本は島国で良かったなぁー。


ではでは。









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ウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプに従うべきだ。

2025年02月27日 13時54分24秒 | 政治・経済
正義はウクライナにある。ロシアは悪である。その考えは変わらない。

しかしである。ウクライナは何時までも他国の褌で戦争を続けるのにも疑問を感じる。

鉱物資源があるならアメリカだけでなく、支援してくれた国々に見返りは返すべきだと思います。何十年、何百年かかっても。それが資本主義の戦争ですから。

大体、ウクライナはロシア革命からソビエト連邦崩壊まで、ソ連だったのである。極論、日本を攻めて来た国の一員なのである。そんな国に日本が支援をする言われはない。

それでなくてもゼレンスキーはアメリカに援助を受ける為に、リメンバーパールハーバーと言った。中国に空母に改造できる船舶も売っている。

それだけではない。中国の戦闘機のエンジンはウクライナ製である。ウクライナは中国の同盟国と言っても言い過ぎではない。そんな国に日本は支援などする必要はない。

さて、アメリカのトランプはウクライナに鉱物資源を要求した。

ロシアのプーチンにもある程度、その主張を認めた。喜んだプーチンはウクライナを含むロシアの鉱物資源の共同開発を持ちかけてきた。これはどう言う事なのか。

トランプは何をするか分からないイメージを纏っている。これは勝負事に有利である。トランプのポーカー同様。

しかし、ロシアとアメリカが共同でウクライナの鉱物資源を開発する事は無いだろう。

それは汚名。アメリカは基本、汚名を嫌う国である。

トランプとしてはタダで支援をするのではなく、支援した資金以上の金を利益として受けたい。ウクライナを支援するメリットを享受したい。

それは当然だ。それが戦争なのだから。戦争はボランティアでするものではないのだから。

ウクライナのゼレンスキーは甘えている。蝙蝠国であるウクライナは甘えている。

ロシアはウクライナの資源に魅力を感じ、自国に組み入れようとした。それだけの資源はある。

ロシアは約束を反故にする国だ。しかし、アメリカを初めとする資本主義国は約束を守る。それが資本主義の根本だからだ。

世界の支援を受けたいのであれば蝙蝠の皮を剥ぎ、中国とも軍事面で縁を切り、資本主義国として支援は何代掛かっても払うことを約束すべきだ。

それが出来ないのなら、世界の迷惑だから、ロシアに併合された方が良い。何時までも社会主義、共産主義の気持ちであるならば。

資本主義国に甘えるな。


ではでは。
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