続きます。
鬱病を自覚した谷本容疑者は心療内科「西梅田こころとからだのクリニック」に通院する。院長は西澤弘太郎医師(49歳)。医師になって20年のベテラン。医師として最盛期を迎えていたと思う。
こちらのクリニックではカウンセリングやリワークプログラムもある。薬だけでない心身のサポートを行っている。これは鬱病患者にも人気になると思います。
谷本容疑者はこのクリニックでどんな感情を覚えたのか。
私がクリニックの院長だったら、自分のポテンシャル以上の患者と感じるでしょう。怒りに任せて自分の息子の頭を刃物で刺したのだから。こんな人間、どう対応したら良いのか。
以前、私の父親は通っていたスポーツクラブで51歳の男と知り合い、その男は空き部屋に入れる為に連れてきました。
私と母は直ぐに気が付きました。あの男は真面ではないと。
タクシー運転手だったが、ギックリ腰で仕事が続けられず生活保護を受けている。タクシーで事故を起こし、顔は傷だらけとなっていた。それだけでも違和感たっぷりなのだが、人相が異常に悪いのだ。此処までの狂相の男は滅多にいないと思う。
この男は左右の部屋の住人に対し、木刀を持って襲った。「隣の男が壁をすり抜けて包丁を持って襲ってきた。だから木刀で応戦したのだ」と言う。完全に狂っていた。
連帯保証人は木材会社を経営している兄。この兄は「弟は病気が治ったと言っている。お前はオレオレ詐欺だろ」と言って逃げた。腐った宮城県人だった。仙台では珍しくもないが・・・・・。
タクシー会社の元同僚は大変おとなしい性格の方だ。アルツハイマーとパーキンソン病を併発して会社を辞めたと言っていた。つまり私の父親はアルツハイマー・パーキンソン患者に嘘を付かれ、騙されたのだ。
この男を追い出すのに1か月かかった。両脇の住人には1か月分の家賃を無料にした。えらい損害だった。
アルツハイマー・パーキンソン病の患者は幻覚を見る。幻聴を聞く。それを真実と自覚する。自分を疑わない。こんな奴に話し合いは通じない。
震災当時、奇声を上げて歩いている人間を大勢見たが、狂った人間にはどうしようもない。対応出来ない。
こう言った人たちには民間ではなく行政の対応が必要だと思う。武器がなければ対応できない。
この分野、日本は本当に遅れていると思いますね。
続く。