極論を言いますと、日本の地主神は蛇であります。神=蛇、神道=蛇なのであります。
日本語のルーツの一つであるアイヌ語で神はカムイです。このカムイの「カム」ですが、「カ=蛇」、「ム=産む」。つまり「蛇を産む」。「蛇の母」、「蛇女」となります。
その外にも神社の御神体として丸い鏡を祀っているケースがある。神輿の中にも丸い小さな鏡が鎮座している。
お神輿の鏡は神社に鎮座する神様が神輿渡りで神輿にお移りになられる依代ですが、「鏡(カガミ)=蛇、蛇、身」。或いは「蛇、蛇、目」なのです。
蛇は丸く戸愚呂を巻く。蛇の目は真円。だから丸い鏡なのです。蛇は神なのです。
正月の鏡餅もそう。二段の丸い餅の上に蜜柑なのは、戸愚呂を撒いて目を光らせた蛇を表しています。
日本の正月は蛇の行事。正月は境界線を跨ぐ行事。っと言う事は大歳神も蛇神だと言えます。
蛇は冬眠する。それで蛇はこの世とあの世を行き来する生物と信じられていましたから。
日本の地主神が蛇なのは蛇に対する日本人の後ろめたさからです。日本は稲作をしなければ人口が維持出来なくなった。それで神域である山を開墾した。
開墾中に逃げ惑う蛇を見た。蛇は山に住まうもの。蛇は山そのもの。蛇は神である。日本人は神である蛇の祟りを恐れた。故に蛇を神として祀った。
それが神道。世界的にも奇異な宗教だと言えます。
しかし、ユダヤ教、キリスト教では蛇はサタン。悪魔であるサタンとなる。何故に蛇がサタンなのか。
ユダヤ教の神は絶対神・ヤハウェです。ヤハウェ以外に神はいない。故に他宗教の神は悪魔。
デーモンは元々、古代イスパニアの農耕の神だと記憶していますが、ヤハウェ以外の神を認めないユダヤ教に置いては悪魔以外の何者でもない。
仏教においても日本の神道の神を仏と同神として布教した反面、悪霊と捉えている部分もあります。鬼や妖怪に落としています。修験道も同様。
そして日本の支配者である天皇家に置いても敵対する民族の神は悪魔。その神を信仰する者を河童や天狗、妖怪として穢れた存在に落としている。
大陸から流れて来た宗教は異教を許さない。世界中の大抵の宗教がそうです。
八百万の神と考え、異教の神をも受け入れる純なる日本人は世界的にも稀な民族と言えます。
続く。