安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

箕作家の歴史研究―西洋史はどう伝わったか―

2019年08月27日 | 情報
令和元年8月27日

箕作家の西洋史研究にスポット
 津山洋楽資料館で書籍など展示

津山洋学資料館(津山市西新町)で、夏季企画展「箕作家の歴史研究―西洋史はどう伝わったか―」が開かれている。

津山藩医で洋学者の箕作阮甫(みつくり・げんぽ、1799~1863年)の孫で、東京帝国大教授を務めた西洋史学者箕作元八(62~1919年)の没後100年にちなみ、箕作家の西洋史研究にスポットを当てた。
 9月16日まで。



 阮甫と、阮甫の養子で洋学者の箕作秋坪(しゅうへい、1825~86年)の四男の元八のほか、阮甫の養子で世界地理書「新製輿(よ)地全図」を刊行した洋学者箕作省吾(21~47年)、省吾の長男で明治初~中期に法学者として活躍した箕作麟祥(あきよし、46~97年)に関係する書籍など計約70点を展示している。

 元八は、ドイツなど2度にわたる欧州留学の後、東京帝国大文科大学西洋史学科の教授となった。
会場には昭和天皇が愛読したという日本初の体系的な西洋史概説書「西洋史講話」(1911年)や留学時につづった日記「箙梅(えびらうめ)日記」、当時の大英博物館図書館への入場券などが並ぶ。

 「新製輿地全図」の解説書で省吾が著した「坤輿図(こんよず)識」、麟祥がフランス革命から普仏戦争ごろまでの世界史をまとめた「万国新史」(1871~77年)なども展観している。

 同資料館の近都兼司学芸員は「箕作家の西洋史研究への取り組み方や苦労に思いをはせてもらえたら」と話している。

午前9時~午後5時。
9月2、9日は休館。入館料は一般300円、高校・大学生200円、中学生以下無料。
問い合わせは同館(0868―23―3324)。


洋学資料館・上廣歴史文化フォーラム フランス近代史研究の今・むかし

日時:令和元年9月8日(日)午後1時~3時

基調講演「フランス革命はどのように想起されてきたのか」
 東京大学大学院准教授 長井伸仁先生

対談「フランス近代史研究の今とむかし」
 東京大学大学院准教授 長井伸仁先生
 東洋大学文学部教授  岩下哲典先生


入館料改定のお知らせ
令和元年10月1日から下記のとおり入館料が変わります。
 65歳以上 200円(津山市内・市外共通)

8月23日に夏季企画展に伺いました。
 受付で歳を聴かれ、65歳ですと伝えると無料で入館できました。
 65歳とは、いろいろ節目の年だと痛感しましたが10月1日から料金改定(200円)となります。
 最初で最後の無料入館になるかもしれませんが、今後、入館料を払っても入館します。



 

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