令和6年3月9日
日弁連・小林会長が退任会見 津山出身、社会的弱者支援に注力
今月末で任期満了となる日弁連の小林元治会長(72)=津山市出身=が6日、
東京・霞が関の弁護士会館で退任に当たっての記者会見に臨んだ。
2年間の任期中、経済的に余裕のない人の裁判費用を国が援助する民事法律扶助で、
ひとり親も利用しやすくするなど社会的弱者の支援に注力したことを振り返った。
民事法律扶助では、援助される費用が給付ではなく、後で返還しなければならない貸し付けとなっている点を指摘。
給付の実現を念頭に「一歩前進しただけにすぎない。これからも取り組んでいかねばならない課題だ」とした。
罪のない人を救済する再審制度改正の必要性も訴えた。
日弁連・小林会長が退任会見 津山出身、社会的弱者支援に注力:山陽新聞デジタル|さんデジ (sanyonews.jp)
小林氏は津山高、中央大法学部を経て、1981年に弁護士登録。
2016年度に東京弁護士会会長を務めた後、22年4月に岡山県出身者として初めて日弁連会長に就任した。