令和5年3月12日
JR津山駅 バリアフリー化完了 改札近くとホームにエレベーター
JR西日本などが2020年度から進めてきた津山駅(津山市大谷)をバリアフリー化する工事がほぼ終わり、
11日、利用が始まった。改札口の近くとホームに計3基のエレベーターを設置するなどして、車いすやベビーカーの人らが利用しやすくした。
従来は地下道の階段を通って改札とホームを行き来しなければならなかった。
今回の工事で、エレベーター設置とともに、使われていなかった跨線橋(こせんきょう)を改修して利用を再開、階段を使わずに移動できるようにした。
視覚障害者を誘導するホームの点字ブロックも、線路内に誤って転落するのを防ぐため、
ホームの内側と外側を突起の形状で区別できるタイプに付け替えた。
今後進める地下道の封鎖工事なども含め総事業費は約4億8千万円。
JR西が約2億4千万円、国と津山市が約1億2千万円ずつ負担した。
同駅で記念式典があり、津山市の谷口圭三市長とJR西岡山支社の藤原乗将支社長らがテープカット。
谷口市長は「高齢者や障害者の方にも安心して使ってもらえる」、藤原支社長は「津山は交通の要衝。
利用増につなげたい」と述べた。
津山朝日(2023.3.14)