ELLの足跡

人は最後は一人だという・・・でも、・・・今は妻が傍にいてくれる・・・

中小零細の勤める人や非正規で働く人にも春は来る?

2014-03-13 | トーションレース&繊維資材



大手製造業のベースアップ(ベア)交渉で6年ぶりに企業からの回答が出ました・・・

アベノミクスの恩恵を最も受けた自動車業界・・・

海外メーカーとのし烈な競争にさらされている電機業界・・・

鉄鋼業界などは電機業界大手を下回る回答・・・と様々な事情を反映しているようです。

ただ、全労働者の4割近くが非正規社員・・・

さらに企業の7割を占める中小零細企業は果たしてどこまで賃上げができるのか・・・

この辺りまでベアが実現してきたら、国内景気は本物になっていくのでしょうが・・・


私たちの業界は、未だに縮小の一途をたどっている状態が続いています・・・

耐えて耐えて、新しい商品を企画し・・・流通に乗せようともがいているのですが、

いいね・・・いいね・・・だけで、一切リスクを負うことも無く、アイディアすら発することなく・・・

結局、尻切れトンボの状態になってしまうことが現実です。

私達、創る立場の人間が在庫を積んでいれば幾分かは売れるのでしょうが・・・

私たちにはそんな余力は残っていませんから、つらいところですね・・・

それでも、冬が過ぎれば春が来るのを信じ続けなければ、生き残るすべはないわけで、

自分たちの力を信じて、耐え続けることしか出来ません。


今朝は、今年の春闘に関するコラムを紹介してみようと思います。

~以下、3月13日読売新聞朝刊より抜粋~

編集手帳
 上から読んでも下から読んでも同じ綴りになる文句を回文という。<暖冬よ ちらちらちらちら蝶とんだ>。コピーライター土屋耕一さんの回文集『軽い機敏な仔猫何匹いるか』(角川文庫)に教わった
 暮らしの長い冬を経験してきた勤め人の方々には、ようやくちらちらと蝶が舞い始めた、そんな心持だろう。今年の春闘は、自動車、電機など大手製造業の多くが基本給を底上げするベースアップ(ベア)を6年ぶりに実施することで決着した
 政府の賃上げ養成に各企業が答えた結果であることから、<安倍のベア>といった゛時事回文″も聞こえてきそうである
 といっても大手に限った話で、働く人の約7割は中小企業に勤めている。冒頭の回文と同様に、山頂から眺めても山裾から眺めても同じように蝶が舞う春が来るまで、ほめ言葉の<安倍のベア>はお預けにしておこう
 賃金は誰かの号令で上がるものではないが、景気は気のもの、弾む気分は伝染もする。回文は回文でも、中小企業に勤める人や非正規で働く人に<いかにも苦い>冬が続いてはデフレ脱出もおぼつかない。山裾の蝶を待つ。

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