真夏の朝、梅肉エキスの販売を副業として始めた頃の話なんですが・・・
販路拡大の為に毎週土・日に2~3時間ポスティングをして歩いていた時期がありました。
勿論、水筒などを持ち歩いていたんですが、帰宅すると体が火照ってしんどいんですね。
火照りを冷ますために水風呂にしばらく身体を沈めていたりしました・・・
そのポスティングをやっている時期やったんですが・・・
時たま、物凄く胃が差し込んで堪らなくなり、妻に背中を押してもらったりしたことが何回かありましたね。
その症状は夏場やったんですが・・・何が原因やったんでしょうね。
今では、そんな事すっかり忘れていました・・・が、
昨夕の夕刊を読んでいて、「こんなこともあったなぁ~」と想い出しました。
誰しもが一度は経験したことがある胃の不調やと思いますが、
検査をしても異常が見つからない場合もあるようですね・・・
今朝は、「機能性ディスペプシア」という胃の病気に関する記事を転載してみようと思います。
~以下、3月15日読売新聞夕刊より抜粋~
機能性ディスペプシア
「機能性ディスペプシア」は、検査で異常が見つからないのに、胃がもたれたり、痛くなったりして様々な不調をきたす厄介な病気です。ストレスなどが関わっているとされています。症状が強いと食事が出来なくなり、吐き気が続くこともあって、日常生活に影響が出ます。
胃の不調 まず生活改善
カウンセリングで効果も
なぜ起きる?
自律神経の乱れが原因と考えられています。なぜ乱れが起こるのかはっきりわかっていませんが、虐待など恐怖や痛みに関するトラウマを抱えている人や、サルモネラ菌などの感染性胃腸炎にかかっている人が発症しやすいという説があります。他にも、遺伝的になりやすい人がいると考えられています。胃潰瘍や胃がんなど、検査ではっきりわかる病気は「器質的」と呼ばれる一方、見た目に異常がない場合は「機能的」と言われます。消化不良を意味する「ディスペプシア」という医学用語と合わせて名付けられました。日本人の少なくとも10人に1人はこの病気にかかっているとみられます。
以前は「慢性胃炎」や「神経性胃炎」と診断されるケースもありました。2013年に現在の名前が保険上の正式な診断名として認められました。
どんな症状?
胃カメラなどの検査で異常がないにもかかわらず、胃のもたれや痛みが1週間に何度も起こる状態が数か月以上続くと、病気が疑われます。食べ物が胃に入ると、通常は胃の上部が膨らみますが、この部分がうまく膨らまなくなって、すぐに満腹になりやすくなります。胃の働きが弱まって食べ物を腸に送り出しにくくなり、胃酸に過敏になってみぞおちに痛みを生じたりもします。
どう治すの?
食生活や睡眠時間などの生活習慣を、先ず見直すことが必要です。それでも効果がなければ、胃の運動をよくする「アコチアミド」という飲み薬を処方します。この病気で唯一、保険適用されている薬です。胃酸を抑える薬もよく使われるほか、二次的な治療として漢方薬や抗不安薬を使う場合もあります。症状には心理的な側面も大きく関係するので、カウンセリングでストレスを減らす「認知行動療法」なども効果が期待できます。適度な運動もストレス発散につながるので有効です。
また、診断する医師と良好な関係を築くだけでも、治療効果があるようです。医師の説明をよく聞いて病気を理解し不安を解消することも重要です。
予防には?
規則正しい生活を心がけることと、胃の調子に影響を与える暴飲暴食を避けることが肝心です。ただ、食事内容を気にしすぎて、かえってストレスを感じるくらいなら、常識的な範囲で自由に食べる方がよいでしょう。喫煙も、症状を重くする要因になるので避けましょう。兵庫医科大の三輪洋人教授(消化器内科)は「検査で異常がなくても、『気のせい』と我慢せず、この病気を理解している医師に診察してもらうことが重要」と話しています。
三輪洋人
兵庫医科大教授
兵庫医科大教授
胃の調子が悪いだけでは病院にかからない人も多いと思いますが、この病気にかかると、仕事を欠勤したり休職したりしやすくなるなど、労働生産性が低下することが分かっています。我慢せず、内科や消化器内科で積極的に治療を受けることが必要です。
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