「いびき」って、アルコールを飲んだ時などに大きくなる様です・・・ね
実は、過去に・・・「アンタ、夕べ大きないびきをかいてたよ」と、妻に指摘されたことがありました。
そのいびきのことで想い出したんですが・・・
私の亡父は、毎晩のように大きないびきをかいて寝ていたので、
隣の部屋で寝ている私にも、かなりの音量で聞こえていたんです・・・がっ!
そのいびきが突然、聞こえなくなるんですね。
時間にしたら10秒~15秒くらいやったと思うんですが・・・
完全に息をしてないようなんです・・・
苦しくなって突然、再び息をし始め・・・いびきが始まるんです。
当時は、「親父の寝方って癖があるんやな」・・・程度しか思ってませんでしたが、
近年、報道されている「無呼吸症候群やったんや!」・・・と
自分では気付かない症状なので、本当に怖い症状なんですね。
今朝は、無呼吸症候群の治療器具に関しての記事を紹介してみようと思います。
~以下、2月10日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
睡眠と健康③
無呼吸症候群に治療器具
「命の恩人」と呼ぶ睡眠時無呼吸症候群治
療器具「シーパップ」を装着する伊藤さん
「この器具と、それを紹介してくれた先生は命の恩人です」。京都市左京区の会社員。伊藤公一さん(43)は、気道を空気圧で広げ睡眠中に呼吸が止まるのを防ぐ治療器具「CPAP(シーパップ)」を手に笑う。
伊藤さんが睡眠時に呼吸が止まることに気付いたのは33歳の時。出張の移動途中や宿泊先で寝ていると、同僚が「時々息が止まっていますよ」と教えてくれた。クリニックで検査を受け、呼吸が1時間に1、2回、15秒間程度停止することがわかったが、「睡眠はとれており、治療が必要なほど重症ではない」と言われた。その7年後、寝たり座ったりしているとせきとたんが止まらなくなった。病院で検査を受けたが原因ははっきりしなかった。ぜんそくの薬を処方されたが、良くならず、あまりのせきのひどさで息ができずに意識が遠のくこともあった。
耳鼻科医院を受診して、持病のアレルギーで喉の血管が拡張し、気道がほとんどふさがっていることが分かった。2013年4月、睡眠時無呼吸症候群外来のある京都大病院を紹介された。検査の結果、就寝中1時間当たり50回も呼吸が停止し、実際はほとんど眠れていないことが分かった。
同大特定教授の陳和夫さん(59)によると、睡眠時無呼吸症候群は過労や喫煙、飲酒で悪化する。高血圧や糖尿病のリスクを高め、重傷者では10年後の脳卒中や心不全の発症率と死亡率がいずれも約3倍に上がるという海外の報告もある。
伊藤さんは医師から治療を受けなければ死亡率が高まることを告げられ、早速、シーパップを試すことになった。当初は呼吸が止まると空気が送られてくることに、驚いて起きることもあったが、1か月で慣れた。苦しんでいたせきやたんもなくなり、悩まされていた日中の居眠りや頭痛も消えた。「体調が見違えるように良くなりビックリしました」
陳さんによると、シーパップの装着で、脳卒中などのリスクは健康な人と同程度まで下げられるほか、肝機能が改善する人もいるという。ただし、装着が困難な患者もいる。下顎が後退している人にはマウスピースで気道を確保するのが有効だ。
伊藤さんは「以前は浴びるほど飲んだ」という酒も昨年からすっぱりやめた。「いびきをかく程度で医者に行くほどじゃないと判断せず、今の自分の体はどうなっているんだろうと考えてほしい」と話す。
(原隆也)
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