ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

映画「ヴァレリアン」から「バーフバリ 伝説誕生」まで

2018-04-26 11:07:22 | 映画
みなさま、こんにちは(*^_^*)


冷たい雨が降ったかと思うと夏日になったり、
体調の管理が難しいですね。

いかがお過ごしですか。


ノイバラ、相変わらず映画に通っております。
いくぶん事態がおちつき、体調も回復してきたので、
4月は今までに9本の映画を見ました。


「ヴァレリアン」リュック・べッソン監督作品。
ストーリー、映像ともに楽しめましたが、
ヒーローにあまり魅力を感じませんでした。

 
「ハッピーエンド」
「死」がテーマとなった、かなり重い映画。
老人にとって死は救済となるのか。
自死を試みる老人と孫娘。

 
「ライオンは今夜死ぬ」
死の準備をする老俳優が主人公。
かつて愛した人が永遠の人であったと気付き、彼女の幻を見ます。
「別れることで真の出会いを果たす」という
死を前にした日野原重明の最後の言葉を思い起こさせます。


「74歳のペリカンはパンを売る」
実在の浅草のパン屋「ペリカン」のドキュメンタリー。

   


「バーフバリ 伝説誕生」
立川で見たのですが、ものすごい人気で、連日満席。
席の予約が大変でした(残り4席だった・・)(・ω・;A

    


「バーフバリ 王の凱旋」
こちらは1週間後でしたが、さらにヒートアップ。
予約可能日にはすでに満席。
仕方なく、先日行った渋谷アップリンクという小さな映画館へ。
画面は小さかったですが、観はじめたら全然気にならなくて、大満足。


「パディントン」
ふたたび阿佐ヶ谷のユジク阿佐ヶ谷で2本はしご。
「パディントン2」は2月に見たのですが、見損ねていた第1作の方。

  
原作のほのぼのした雰囲気がありました。

 
「リュミエール!」
映画の創始者仏リヨンのリュミエール兄弟の作品紹介。
兄弟は1895年、シネマトグラフを発明。
1本50秒の映像には当時の風景や人物が生き生きと登場します。
全作品1422本中、この映画では108本の映像が、
整理され、ナレーションつきで紹介されています。

  
「工場の出口」をはじめとしてリヨンの映像も多数。
リヨンは織物の街。工場は紡績工場でしょうか。
リヨンといえば信綱の妻雪子が幼少期を過ごしたフランス第二の都市。
ノイバラも訪れたことがあるので、興味深く見ました。


明治30年の日本の剣術の記録映画もあり、
ナレーションにクロサワの名があがっていました。
中国の映像ではオヅの名も。

映像は構図にすぐれ、動きを見せる工夫がこらされ、
登場人物に演出をほどこすなど、今見ても新鮮で見飽きませんでした。
今私たちが楽しんでいる映画の始まりを知ることは嬉しく楽しいことです。

 
「タクシー運転手」
光州事件を取材しようとするドイツ人記者を
危険をおかして運ぶタクシー運転手。
実話をもとにしています。

運転手をはじめとする韓国庶民の心意気に打たれ、感動しました。
ニュースでは伝わらないニュアンスですね。

最初はたった1人の娘を愛する貧乏な平凡な男が、
お金を得るため必要に迫られて始めたことが、
目の前の現実に突き動かされ、
自分の良心に従って記者の報道を世界に届けようと
命をかける決心をする。

ちらしを見た時にはもう少しコメディタッチかと思ったのですが、
シリアスでした。
シリアスでしたが、ペーソスとユーモアがあり、
インド映画「ダンガル」と似たところがあると思いました。

戦争で死の直前にほほ笑んだというアジアの少女のエピソードは
「ラッキー」でしたか。

***************************************

死は絶望ではありません。
死は希望であり、今の生を生き切った命に
与えられる恩寵であると思いました。

長く生きることが大切なのではなく、
いかに生きるかが大切であるのだと思います。

その結果、長く生きるのか短く生きるのか、
それは運命というものであって、
長く生きることだけを目的にすることは
つまらない生き方と思います。

何をしていても「生きるとはどういうことなのだろう」と考えています。


映画「「ダンガル」

2018-04-07 08:12:42 | 映画
みなさま、おはようございます(*^_^*)

昨夜の雨があがっていいお天気です。
青空がきれいです。

前回投稿よりもう一週間たってしまいました。
4月からはぼつぼつと動きはじめています。
少しずつ2か月前の生活に戻ろうとしています。

お花見にもあちこち行きましたので、余力があればアップしたいのですが、
昨日見た映画があまりによかったので、
まずはこちらを。


「ダンガル」

インドの「ギータ」「バビータ」という
実在のレスリング選手の実話をもとに
2人の娘をレスリングの世界で成功させるべく奮闘する父親を描き、
本国インドのほか世界各国で大ヒットを記録した人間ドラマ。

めちゃくちゃよかったです。
ギータのがんばりと頑固な父の愛に
涙がとまりませんでした。

インド映画だから、また突然踊りだしたりするのかな~
楽しそう~というノリで観たのですが、
これが期待を裏切る素晴らしさ。

数年に一度の「見なきゃいけないインド映画」という評価
ぴったりです。今までのインド映画のイメージが覆りました。

何がいい映画なのか、素人の私にはよくわからないです。
しかし「ウィンストン・チャーチル」もそうでしたが、
生きる勇気を与えてくれる映画はいい映画の1つなのだと思います。

さらに「チャーチル」ほどシリアスではなく、
頑固な父とお茶目な娘の醸し出すそこはかとないユーモアが魅力的です。

ラスト、国際大会での決勝戦を前に「困難な戦いだが
女性の地位の低いインドのすべての少女のために戦え」と
父がアドバイスする場面があります。

銀メダルでは忘れられてしまう。
金をとって、少女たちの誇りとなれと
現在のインドの社会問題にも切り込んでいます。

ファイト!
家に帰ってもうダメかと書き泥んでいた短文を
書きあげることができました。

私はいろいろな人に守られ、ひきたてていただいて、
特に女性である不利益を被っているとは思いませんが、
この国に、この家族に恵まれた幸せをかみしめつつ、
「私」を実現したいと思いました。

今までと同じく淡々と
自分がいいと思う人を助け、
自分がいいと思うものを守り、
死ぬまであきらめないでいられればと思いました。

恋愛ものではないし、インド映画って? と
ハードルは高いと思いますが、
おススメの映画です。是非ご覧になってください。




映画「パディントン2」から「ウィンストン・チャーチル」「ラッキー」まで

2018-04-01 10:15:11 | 映画
みなさま、こんにちは(*^_^*)

最近、映画を見ていらっしゃいますか?
もう終わってしまったものもありますが、
この2ヶ月、実によく映画をみました。
7本を備忘録として。

映画はずっと坐っていられるから楽でした。
映画館までたどりつけば、途中で気分が悪くなっても、
目をつぶっていればすむので。


 「パディントン2」 
前篇を観ていないのですが、楽しめました。パディントンが単にかわいいだけの熊でないことがうれしい。意外なことにパディントンが料理をする場面がありました。


 「鎌倉ものがたり」 
邦画ははあまり観ませんが、これはよかった。生者と死者の入り混じる鎌倉、死語の世界の明るさ、テンポのよさに時間を忘れました。


 「グレイテスト・ショーマン」   
主演ヒュー・ジャックマン。約200年前に生まれたアメリカの興行師P.T.バーナムの実話に基づく。フリークスも登場させる「サーカス」の原型の生みの親。現代の社会問題ともリンクさせた作品に仕上げている。「ラ・ラ・ランド」と同じ作曲家によるという音楽がよかった。


 「長江 愛の詩」 
ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作品。信綱先生がご覧になった長江の風景を観てみたかった。長期ロケの成果、長江が素晴らしい。ストーリーは難解。



 「フェリーニに恋して」 
これもイタリアの風景が素晴らしかった。ヒロインが魅力的だったが、ストーリーはイマイチ。



「ウィンストン・チャーチル」
3.30封切。アカデミー賞の主演男優賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞。日本人による特殊メイクが話題になった映画。封切初日の1回目の上映は平日でしたが、8割の席が老若男女で埋まっていました。文句なく素晴らしく、チャーチルの新しい魅力に目覚めました。演説やせりふのひとつひとつが胸にしみ、勇気をもらえる映画です。もう一度観てもいいかしら。



 「ラッキー」 
初めての映画館。渋谷アップリンク。マイナーな映画と思ったが、45人定員が満席。「パリ、テキサス」「ツイン・ピークス」で知られる個性派俳優で、2017年9月に逝去したハリー・ディーン・スタントンの最後の主演作。・・といっても、私にはあまりぴんとこないんですが、90歳の偏屈な男の淡々とした日常が描かれていて、好感をもちました。

これからリュック・べッソン監督の「ヴァレリアン」観たいです。
「北斎」も面白そうかな。

以前体調を崩した時は花を見て歩き、花の匂いを楽しみ、
1年ほどで回復しましたが、今回は私の体にあまり花の匂いがぴったりしません。

何がいいのかよくわかりませんが、家に籠っていてもしかたがないので、
しばらく映画によるリハビリをします。




映画「猫が教えてくれたこと」

2017-12-04 11:37:47 | 映画
みなさま、こんにちは(*^_^*)

あっと言う間に12月。
町はすっかりクリスマスの装いですが、
いかがお過ごしですか。

母が退院して10日ほどして、
ようやく少し落ち着きました。

「もとの生活に戻る」のではなく、
「新しい生活を始める」ことが必要となり、
母になじんでもらうのに毎日がバトルでした。

すっかり本人は元気になったつもりで
通院も自分で行くつもりだったようですが、
体力が落ちているので、多分、1人での外出は
数カ月先だと思います。
それまでは通院のつきそいが必要です。

家事も、本人にまかせておくと、
以前のとんでもない状態になりますので、
ほとんど私がやっています。
それが気に入らないらしく・・。

寒いのに薄着をして
たくさん暖房器具をつけようとしますので、
冬用の衣類にするように言ったり・・。

判断がとんちんかんな部分があり、
しっかりしている部分もあり、
時によっても違いますので、
うるさがられても一応全部チェックしないと・・。

・・という毎日ですが、
1週間ほとで、退院の興奮状態から冷めたらしく、
いつものお昼寝もするようになり、
だいぶ落ち着いたと思いますので、
ガスを使った料理は駄目だけど
ご飯は炊いてもよい、と
少し制限を解除しました。

電気ポットでお湯をわかしたり、
新聞を新しい新聞受けに届けてもらったり、
宅配弁当のシステムを理解してくれたり・・
新しいこともできるようになっています。
このまま、少しずつ自立してくれるといいのですが。

それで、ちょっとほっとしたので、
映画を見たり、図書館で調べ物をする余裕ができました。



ドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」


イスタンブールは猫の街なのだそうです。
のら猫というか、今の言い方でいうと「地域猫」が多いのです。


近代化でどんどん彼らが住める場所は減ってきていますが、
それでも、ネコの面倒をみる人たちがいて、
街かどでいろいろな猫の姿を見ることができます。


監督のジェイダ・トルンはイスタンブールで
猫に囲まれて育った経験を生かして
この映画を撮りました。


何匹かの猫が主人公になっています。

 
猫に関わった人たちの言葉がこころに沁みます。

 
猫が街にいる幸せ。


今あるものに満足する猫の生活は、
満足できずに不幸になっていく人間に
多くのことを教えてくれることでしょう。

ただの「猫かわいい」の映画ではない、
美しいイスタンブールの風景も楽しめる映画です。
猫好きなあなたに。






映画「ラ・ラ・ランド」、「美女と野獣」、「写真家ソール・ライター」、「Don't Blinkロバート・フランクの写した時代」

2017-06-02 14:04:24 | 映画
映画は「エゴン・シーレ」の試写会以来、
ずいぶん行っていなくて、
どれくらいぶりだろう・・。


確か4月末に「ラ・ラ・ランド」を見に行きました。
新宿TOHOでの上映期間が終わるというのであわてて・・。


ミュージカル映画だというのを知らなくて、
いきなり冒頭から高速道路で歌い出し、踊り出し、
「ぶふっ」。(いきなりミュージカルが始まると
ノイバラは「ぶふっ」となってしまいます)


音楽がすごくよかったです。
ラストはハッピーエンドではないけれど、
切なくてオトナの味わいでした。
(´;ω;‘)泣いた・・。


5月末にディズニー映画実写版「美女と野獣」。
混んでました・・。

  
私が知っている美女と野獣のお話とは少しずつちがいますが、
アニメで見た方はほとんど一緒、さらにベルの家族などの背景が
よく描かれていたということでした。

ハリー・ポッターシリーズのエマ・ワトソンが
ベルを演じているのが話題になっていました。
きれいでしたにゃ。
CGが本当によくできていて、
あり得ないものなのに不自然さを感じない。
「シンデレラ」もよかったけれど、
魔法の世界がリアルに表現されています。

これは期待通りのハッピーエンドでした。
(´;ω;‘)泣いた・・。


Bunkamura「ソール・ライター」と同時にやっていた、
同時代のアメリカの写真家ロバート・フランク(1924~)の
インタビューをもとにしたドキュメンタリー映画
Don't Blink」(まばたきするなっていう意味です)

 
スイス生まれ。
1950年代ファッション写真、ジャーナリズムフォトで活躍。
1958年出版の写真集「The Americans」が有名。
1960年代からは映画の製作もてがけています。

当時の社会的な問題を写した作品が
現在のアメリカと似た状況であるということで
評価されているらしいのですが、、
家族のありのままの記録もあり、
二人の子を亡くした悲劇が残されています。

時代だけでなく普遍的な人の苦しみも描かれているのが
今すんでいらっしゃるカナダの荒涼たる風景とともに心に残りました。

お金をかけて鳴り物入りで上映される
ディズニー映画ももちろん楽しめますが、
コマーシャリズムに乗らない映像も
いいなあと思いました。


映画「この世界の片隅に」と「エゴン・シーレ」試写会、マリメッコ展

2017-01-19 21:12:25 | 映画
こんばんば(*^_^*)


明日は雪の予報。
みなさま、お気を付け下さい。

生まれて初めて当たった映画試写会のため、
仕事を代わってもらい、
渋谷で映画と展覧会のハシゴをしてきました❤


まずは私の周りで評判が高い「この世界の片隅に」@渋谷ユーロスペース


ユーロスペースは初めて。
うろうろと迷いました。


1階にはカフェ、2階が試写会のユーロライブ、3階がユーロスペース。

 
「この世界の片隅に」戦時下の呉に嫁いできたすずのお話。

 
すずは絵を描くのが好きな女の子。

   
配給される食べ物は少ないけれど、
工夫して明るく一家を支えます。


原作は漫画。旦那さんが子供の頃1度会ったすずを
ずっととても愛しているのが
切なくて切なくて・・(´;ω;‘)

 
呉の市街地を見下ろす自然が美しく、
その時代の背景もしっかり描かれていました。

悲劇的なものをふくみながらも、
見終わると暖かいものが胸にあふれてきます。
いいお話です。
是非ご覧になってください。

 
時間調整のため、Bunkamuraミュージアムで「マリメッコ展」


ご存知、ケシの花のデザインで有名な「マリメッコ」は
フィンランドのデザインハウス。
マリメッコとは「マリーのドレス」という意味なんだそうです。

1951年の会社創立からの歴史を
デザイナー別のテキスタイルデザインの
説明によって知ることができます。

日本人のデザイナーも2人。


大好きな「ドゥ・マゴ・パリ」は改装中でお休みです。

 
・・なので大戸屋で「すけそう鱈のみぞれあんかけ定食」と「抹茶わらびもち」。


そして試写会「エゴン・シーレ」@ユーロライブ

 
芸術家のエゴイズムが招く悲劇が
美しい映像と音楽でつづられます。

 
デビューして間もない28歳で
スペイン風邪により夭折した、エゴン・シーレ。
モデルのヴァリと別れて結婚したのも、
スペイン風邪の手当てがゆきとどかなかったのも、
第一次世界大戦がひきおこした悲劇とも言えます。

見応えのある映画でした。


映画「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」

2016-11-25 20:27:00 | 映画
みなさま、こんばんは(*^_^*)


23日公開の「ファンタビ」こと「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」
観てまいりました❤


確かにタイトルが長すぎて縮めたくなりますが、
「ファン・旅」なのか、「ファンタ・ビ」なのか・・?

  
ハリー・ポッターシリーズが終わってがっかりしていたのですが、
新シリーズというので、わくわくして出かけました。


主人公の魔法動物学者二ュ―トと
彼をたすけることになる魔法使いのティナ。


その妹のクイニーと・・・。


彼女と惹かれあう人間のジェイコブ。

 
四人が助け合ってビーストたちの捕獲と
人間vs.魔法使いの戦いを食い止めるために
大冒険を繰り広げるのてす。

 
光りもの大好きな二フラー。

 
大人しくて人懐こいボウトラックル。

・・などなどビーストたち。

どじなニュ―トとしっかりものでどちらかというと地味なティナ
ジェイコブもクイニーのカップルも何やらかわいくて
キャラクターがよかったです。

魔法のシーンもスピーディで迫力がありましたし、
奇想天外のビーストたちも楽しめました。

いろいろな人生を背負って生きている
ニュ―トたちがかなしくて、いとしくて、
そしてハッピーエンドがうれしくて(´;ω;`)、

平日の昼間、2D字幕版、席は余裕がありました。
ずいぶん席数は確保してあるようですが、
夕方、夜の回、また土日は混んでいるようです。


映画「君の名は」

2016-10-28 19:36:39 | 映画
みなさま、こんばんは(*^_^*)

 
冷たい雨でしたね。
今日は万葉集の勉強会の帰りに映画を観ました。


「君の名は」

ずっと気にはなっていたのですが、
混んでいるというし、「空いてからでいいや」と
のんびりしていたのです。

あまりアニメのキャラが好きじゃないので、
どうしようかな~と迷っていたのですが、
泣いたとか、3回観たとか、周りの評判がいいので、
観ることにしました。

 
瀧(たき)と三葉(みつは)の時空を超えたラブストーリー。

泣きましたにゃ・・(´;ω;‘)

映像がきれいでした。

男女が入れ替わるという設定は
以前も何かで見たことがありますが、
時間をずらしたり、隕石落下の大事故をからめたりして、
大きなドラマになっています。

かなり複雑なストーリー展開になっていますが、
お子さんにも分かるんでしょうか?
きっと大切なものは伝わるんですね。

こんなことはあり得ないと思いながら
でも、こんな不思議なこともあるかもしれないと、
あってほしいと夢見るノイバラは思ったことでした。
(´・ω・`)




映画「ルドルフとイッパイアッテナ」

2016-08-09 19:20:20 | 映画
みなさま、こんばんは(*^_^*)


この夏一番の暑さ、37度まで上がったそうです。


黒にゃんこルドルフが大活躍の
ルドルフとイッパイアッテナ」観てまいりました。


立川に御用ついでの朝9時、
こどもたちとご家族でいっぱい。
初々しい学生カップルも混じり、
何やらハイトーンの客席。


かと思うと、「シン・ゴジラ」と間違えてきたのでは?
という感じのオタク系男子たちもいます。


原作は斉藤洋の児童文学作品『ルドルフとイッパイアッテナ』。
1986年度の講談社児童文学新人賞入選作で、
翌1987年に講談社から出版。
挿絵は杉浦範茂。

子猫ルドルフはひょんなことがきっかけで
飼い主から遠く離れた土地で迷子になってしまい、
ボス猫イッパイアッテナに保護され、教育されながら、
たくましく成長してゆき、
飼い主の元に帰ろうと知恵を絞ります。

映画の中に名言がたくさん出てくるのです。

私は原作を読んでいないので、
原作中の名言はここを参考にしました。
すごく『ルドルフ』を愛している方が書いてらっしゃるのですにゃ。
 
  「こわいから、ししゃもを置いていくんだ。」
  (イッパイアッテナにびびったルドルフの素直な言葉)


 「黒ねこがえんぎが悪いなんて迷信だ。
 そんなことをいまどき信じるのは、教養がねえしょうこさ。」

  (黒猫ルドルフをかばったイッパイアッテナの言葉)

 「ことばを乱暴にしたり下品にしたりするとな、
 しぜんに心も乱暴になったり下品になってしまうもんだ。」

  (以下、イッパイアッテナの言葉)

「ちょっとできるようになると、それをつかって、
 できないやつをばかにするなんて、最低のことだ。」


   「おまえといっしょにいると、
 心があらわれるような気持ちがするぜ」


「護身術っていうのは、自分の身を守るときにしか
 使っちゃならねえんだ」


ルドルフがようやくの思いで飼い主の元に帰りついたとき、
そこへ帰ってはいけないことを知ってしまいます。

予想される展開ではあるのですけれど、
イッパイアッテナのところへ帰って号泣するルドルフに、
私も泣けてきました。

CGはあまり好きではなくて、
主人公のルドルフたちにも少し抵抗がありましたが、
背景が美しく緻密に描かれていて、
一時期のジブリ作品のように
ルドルフたちの世界を支えます。

完全なハッピーエンドではないけれど、
もとに戻ることだけがハッピーではないのだと、
見ているひとに希望を与える映画と思いました。

  「絶望は愚か者の答え」 
   (イッパイアッテナの言葉) (´・ω・`)←おろかもの



ランチは映画館下のシネマカフェ
渋谷にもあるピザの「ナポリ」のお店ではないですか!
吹き抜けの店内が気持ちよさそうだったので入ってみました。


窯焼きピザのランチ1000円を頼みました。


ドリンクをビールにしました |ω・`)300円プラスなの。


トンナータ。ツナとアンチョビ、トマトソース、オレガノのピザ。
店内の窯で焼いています。
ボリュームがありました。


目の前をモノレールが行き過ぎます。
右手にモノレールの立川駅。


さっきのが折り返したのかな?


勧め上手な店員さんに勧められてアイスクリーム。
濃厚でおいしかったです。


駅まで歩いていきます。

 
高島屋裏。

 
歩道に金属のわんこがいます。


暑い盛りを帰ります。


あ、「ベイク」チーズタルトにゃ。
以前、池袋で新宿でもすごい行列を見ましたが、
平日の午後、ここはほとんど並んでいません。
いい匂いがします。


6個だと50円お得ということで、
買ってみました。


2段重ね。


冷蔵庫に入れる前に一度食べてみてということなので、
食べてみました。
生地がさくさく❤



「スノーホワイト--氷の王国」とマンゴーピン

2016-06-12 21:07:57 | 映画
みなさま、こんばんは(*^_^*)



また映画が始まるまで時間があったので、
鼎泰豐(ディンタイフォン)ふたたび❤

ここは4月「ズートピア」を観た時に
至福の小龍包を食べたところです。



ジャスミン茶を飲んでいるところへ
まずは来ましたランチビール❤

 
にゃ~ん、小龍包おいしい(´;ω;‘)


サンラータン麺も大汗かいて食べました。
辛くはないのですけれど、
胡椒がたっぷり入っていました。


あ、これはこの間なかったメニュー。


・・ということでマンゴー氷(ピン)を頼んでみました。


マンゴーの果肉も載っていて、
とろっとしたマンゴーソースが
ミルク味の氷にかかっています。

おいしい(´;ω;‘)


今日も至福でしたにゃ。
しかし、お腹が苦しいです・・。


高島屋屋上のガーデンで
しばらく休憩。



スノーホワイト--氷の王国

前作2012年の「スノーホワイト」を観ていないので、
戦う姫君スノーホワイトの映画と勝手に解釈して
続編を見ました。


スノーホワイトの継母に妹がいたんですね。

 
この妹が訳あって氷の女王になるんですね。

 
エリックやサラ、たくさんの戦士を育てて王国を拡大します。


スノーホワイトのもとにあった
魔法の鏡を奪おうとし・・。

というストーリーで、なかなかよくできた映画なんですが、
姉妹、氷の王国、がアナ雪に似すぎていて・・。
おまけに今回は続編だしスノーホワイトが出てこないので、
時々混乱するのでした。


エリック役の低い声が魅力のクリス・へムズワース、
どこかで観たとおもったら、
アベンジャーズ」でマイティ・ソー役を
やっていた人ではありませんか。
筋肉系の男性は苦手ですか、低い声に免じて
まあまあということにしておきましょう。(´・ω・`)


マクベス

2016-06-09 21:13:31 | 映画

日比谷のTOHOシネマズシャンテで
マクベス」を観てきました。

 
マクベスの妻を演じる
マリオン・コティヤールが好きなのです。

 
しょっぱなから子どもの埋葬シーンと
戦闘シーンではじまります。


主君である王を殺し・・

 
王となるも心のバランスを崩し・・


王妃をも病で失い

 
先王の息子たちによって滅ぼされます。

ロマンティックのかけらもない、
毒と血と裏切りと苦悩に満ちた
重厚な映画でした~。
(・ω・;A←ちょっとロマンティックを期待していた

しかも、暗い画面の中、衣装も地味で
とっさに登場人物がだれなのかわからず、
(男性はすべて屈強の汚いヒゲ面)
名前をきいても、「え、とういう関係の人だっけ?」、
しばらく展開をみて、「ああ」と納得する始末。

ストーリーを復習していかなかった私も私だけれど、
おそらく復習していっても分かりにくかったと思います。

外国の小説を読むときに
登場人物の名を一覧表にして
確認しながら読まないと
ストーリーがわからなくなった
昔を思い出しました。

もう一度見ればわかると思います。
頭の軽い私をゆるちて・・(´;ω;‘)


シェークスピアの戯曲『マクベス』を映像化した作品です。
『マクベス』は実在のスコットランド王
マクベス(在位1040年–1057年)をモデルとしていますが、
実在のマクベス王は17年の長きにわたり統治しましたので、
戯曲とは違いますね。

『マクベス』は『ハムレット』『オセロー』『リア王』と並ぶ
シェイクスピアの四大悲劇の1つで
成立は1606年頃と考えられています。

成立の年代は確定できないのですが、
1603年のイングランド王ジェームズ1世の即位が
大きく影響していると考えられています。

映画の中では、「マクベスは王となり、
バンクォーは未来の王の祖となる」という
魔女の予言を恐れたマクベスが
戦友バンクォーを殺します。

バンクォー自身は王になることはなく、
逃げ延びた息子が血を繋ぐこととなります。

このバンクォーを祖と考える
ステュアート家のスコットランド王ジェームズ6世が
イングランドの王位を継承しジェームズ1世となったところで、
シェークスピアは戯曲を書き、
ジェームズ一世と訪れた義弟の前で
その一族をたたえる「マクベス」を
上演したというわけなのですね。




「リトルプリンス--星の王子さまと私」

2015-12-23 00:40:18 | 映画

いいよ、泣けるよ、というおススメをいただき、
「リトルプリンス」を観てきました。


『星の王子さま』といえば、
フランス人の飛行士・小説家である
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説。
彼の代表作であり、1943年にアメリカで出版されました。
作者自身による挿絵も素晴らしいです。


ストーリーは小説そのものではなく、
現代の女の子が大人になった王子を探しにいくのです。


よい学校に入るため、友だちもつくらず
勉強漬けの毎日を送る9歳の女の子。
名門校の学区内に引っ越してきたが、
隣には風変わりなおじいさんが住んでいました。


ある日、隣から飛んできた紙飛行機が気になって中をあけると、
そこ書かれていたのは、小さな王子の物語。

      
話の続きが知りたくてたまらず、女の子は隣家を訪ねました。
王子の話を聞き、一緒に時を過ごすうちに、
二人はかけがえのない友だちになっていきます。

しかし、ある日、おじいさんが病に倒れてしまいます。
女の子は、もう一度王子に会いたいと言っていた彼のために、
プロペラ機に乗って、王子を探す旅に出ました——!


このキツネさんがかわいい❤
女の子と一緒に王子を探してくれます。

女の子のキャラクターが苦手だなぁと思っていましたが、
みているうちに気にならなくなり、
王子やキツネなどは絵本の挿絵と違和感なく、
背景も美しく、楽しめました。


子どもようなピュアなハートのあなた、
是非、どうぞご覧ください。



映画「ミケランジェロ・プロジェクト」

2015-11-13 23:55:52 | 映画
みなさま、こんばんは(*^_^*)

相変わらず寒くて曇っています。
いかがお過ごしですか?


映画「ミケランジェロ・プロジェクト」
行ってきましたにゃ❤
ちょうど読売新聞にもでています。


大好きなケイト・ブランシェットが
出演しているの❤

実はジョージ・クルーニーもマット・デイモンも
あまり興味がなかったのですが、
第二次世界大戦でナチスに奪われかけた
美術品奪還という<史実に基づいた>←これに弱い
ストーリーに惹かれたのです。

実際に私が展覧会で見たことのある作品が
次々と出てきました。

爆撃に合わずにすんだものの、
鉄道やトラックで運ばれ鉱山に隠されたり
ドイツ軍敗退の際は焼却されたものもあり、
そんな中、苦難を乗り越えて生き残り
戦後の日本まではるばると旅して、
私の眼前に来てくれた作品。

今までも、作品を守り伝えてくれた人たちの存在を
感じたことはありましたが・・
「芸術作品は命の蓄積」という映画の中での言葉、
改めてそのとおりだと思いました。

今年の春、ロバート・キャパの写真で見た
ノルマンディや解放されたパリ、ドイツの各地。
あそこだ・・と写真の記憶がよみがえってきて、
二重に面白かったです。

「正義のアメリカ」が多少鼻につくものの、
命をかけて美術を守る気持ちに
国境はありません。
2時間があっという間の面白さでした。



テッド2、ジュラシックワールド

2015-11-10 15:15:15 | 映画
映画の備忘録です。

アップする暇がなかったですが、
9月、2本見ました。


「テッド2」
ぬいぐるみなんだけど、人間のように生きている、
不良おやじテッド。

結婚した人間の彼女との間に子供を作りたいと思い・・。
最後は育児シーンで終わるんですが、
そこにたどりつくまでのどたばたを楽しみました。
第1作は見損ねたのですが、
2作目からでもOK。


「ジュラシックワールド」
「ジュラシックパーク」シリーズ第4作。
第1作は20数年前なんですね。
なつかしいパークの址が出てきたりして・・。

 
昔はリアルな恐竜に感激したものですが、
20年を経てさらにパワーアップ、
ラスト、新種のハイブリッド恐竜インドミナス・レックスと
ティラノサウルス、ヴェロキラプトルの
三つ巴の戦いがスピーディで迫力がありました。


次は「ミケランジェロ・プロジェクト」を見たいですか・・。
見に行く時間がとれるか・・(・ω・;A



「トゥモローランド」

2015-06-11 15:59:29 | 映画
みなさま、こんにちは(*^_^*)


カモミールを植えました。
いい匂いです。
無事にお花が咲くでしょうか?


ゴジラの映画館で「トゥモローランド」を観てきました。

8階のゴジラのあたりに人がいるのが見えたので
近くに行けるのかな?
エレベーターを探したのですが、
付属のホテルかカフェを利用しないと
見学できないみたい・・
映画の時間が迫っていたので、断念しました。


ピンバッジを拾った少女ケイティは
テクノロジーが進んだ未知の都市を垣間見ます。
これこそがトゥモローランドでした。

 
トゥモローランドのナビゲーター、少女アテナ役の
ラフィ・キャシディがキュート❤

私の好きな女優さん
ケイト・ブランシェット、
ミラ・ジョボビッチに
ラフィ・キャシディも加わりました。

ジョニー・デップ、
オーランド・ブルームを
初めて見た時のときめきに似ています❤

アテナがトゥモローランドの未来を託して
選んだ「Dreamer」がケイティとフランク。
フランクとアテナの悲しい恋もあり・・。

何度も現実世界とトゥモローランドを行き来するのですが、
ピンバッジの他にもいろいろな方法が試みられていて、
楽しいです。

夢見る人、楽観的な人がこの世界を滅亡から救う、
というテーマがいいですね。

一度行ったきりですので、
ディズニーランドに疎い私ですが、
トゥモローランドはディズニーランドの
テーマランドの一つだったのですね。

今ではディスカバリーランドになっているらしいですが・・。
そんなことを知らなくても、楽しめる映画でした。