ノイバラ山荘

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美男美女食い倒れ隊⑱幸せのブルームーン―お茶漬け、校本万葉集、フローズン生とバーベキュー

2012-09-02 12:12:34 | 食い倒れ隊
激しく降ったり晴れたり
忙しい1日ですが、
みなさまいかがお過ごしですか。

いつのまにか「イケメン」と「美女」が
消えているというご指摘をうけましたので、
忘れず「美男美女」を冠することにいたしました。
(そこのあなた、笑っていますね)

今回のメインは「フローズン生で飲み倒れ!!」
今、話題のフローズン生を
堪能しようではないかっということで、
Mちゃんのご紹介で神宮外苑の
素敵なビアガーデンに行ってまいりました。


  <六本木1丁目>「八十八楽(こめらく)」→
          大倉集古館「国宝 古今和歌集序と日本の書」→
  <信濃町>「森のビアガーデン」



まずは六本木一丁目のアークヒルズ内
アーク森ビル3階「丸善」で待ち合わせ。

ノイバラは勉強会を終えてからかけつけるので、
「遅れるだろっ」という予測のもとに
冷房の効いた書肆で待つというのは大正解でした。

残暑厳しい六本木、
炎天下を歩くだけでくらくらします。


「八十八楽」はお茶漬けのお店なのです。
お夕飯で食い倒れるので、
お昼はさっぱりという作戦です。

しかし!!
この「期間限定」看板を見てしまったノイバラは・・


宮崎の「冷や汁」が食べたくて
チキン南蛮もついているこってりランチ。
おいしかったです❤


これはF島さんのお茶漬け膳の豚しゃぶ。
さっぱりとした感じです。

Hちゃんは同じくお茶漬けのサバの味噌煮。
お茶漬けは梅、鮭、昆布などから
トッピングが選べるのです。


サントリーホールの横から坂を上ります。


大倉集古館でMちゃんと合流です。

大倉集古館「国宝 古今和歌集序と日本の書」

流麗な仮名序、所々を拾い読み。
紙の色に合わせて筆致を変えています。
正確に書き写すというより、
芸術品を創る意識なのだと思います。

お目当ての元暦校本万葉集。
信綱もこれを丹念に読んだに違いありません。
仮名序に比べれば地味な一冊です。

見学後、お庭散策。

  
Mちゃんの日傘かわいいです❤




スペイン大使館のまえを通って・・。


信濃町駅、おしゃれです。


まだ時間があるので、駅前の高野フルーツパーラーで
ピーチシェイクをいただきました。
恒例のちょこっとプレゼント交換。
高価ではなく、それでいて気がきいた
小さなものを用意しています。


予約の時間になりました。
「森のビアガーデン」です。

 
ほんとに森の中ですね。
蝉時雨につつまれて。


蚊が出るという情報でしたので、
Hちゃんがかわいい虫よけを用意して下さいました。
4か所、洋服に貼るといいのです。


これですっっ。
一番搾りの「フローズン生」!!
泡がジャーベット状に凍っているのです。

液体部分もきりりと冷えて、
最後の泡部分を口にするとしゃりしゃりです。

おいしい・・❤


フライドポテトと枝豆はお通しですが、
バーベキューセットは追加で頼めます。
バーベキューの始まり始まり~


実はF島さんは鉄板奉行で。
お肉と野菜を全部焼いて下さったのです。

 
焼きそばも手際よく。

飲み放題の生ビールにおぼれつつ、
お料理も全部していただいて、
これを至福と言わず、何というのでしょう。

木々を渡る風が涼しかったです。


2時間楽しんだあと、帰る頃には満員。

ふと見上げると
全国大会では上弦だったのが
この夜は満月、ブルームーン。

ブルームーンとは月に2回目の
満月のことだそうです。
特に月の色が青いわけではなく、
珍しいというくらいの意味。

3年から5年に一度見られるそうですが、
天気が悪ければ見られないし、
こんなふうにたまたま見上げたら
ブルームーンというのは、
やはりとんでもなく珍しいのかもしれません。


うまく撮れなかったけど。


キャラメルナッツチョコレート。
酔いざましに寄ったPRONTOで。
小さな幸せです。


Hちゃんにいただいた徳川美術館の
うさちゃんストラップはリボンを
ピンクに変えて携帯に合わせてみました❤ 


Mちゃんのお茶漬けをくるんであった布が
とてもかわいかったので、小袋にしてみました。
中にはF島さんのプチジャムが入っています。

さて、秋の企画を考えなくては。

ではでは(人・ω・)☆にゃん

名古屋と伊勢志摩--全国大会&オプション旅行と食い倒れ②

2012-09-02 11:51:15 | 
こんにちは(*^_^*)

しばらく間が開きましたが、
全国大会オプション旅行の続きです。
まず、名古屋から松阪まで来ました。

 
本居宣長旧居目指して、
松阪城跡を歩きます。

  

 
着きました。


まず一番手前のお部屋。
ここで宣長が診察していました。


天井が低いです。鴨居で頭打ちそう・・。


つぎの間です。

 
暗いです。お台所。

 
裏口。

 
家の周りをぐるっと回って。

 
ちょっと高いところからながめました。




二階の宣長の書斎です。
あまりにたくさんの人が訪れ、
研究ができなくなったので、
物置を改造したそうです。

 
あら、こちらが入り口だったのですね。




宣長の記念館。

  

まだ17歳の時に描いた日本地図。
すごいっっ(・ω・;A と思いますが、
商家を継いでほしかった母親は
がっりしたそうなのです。 


薬箱。
この重いのを持って、数十キロ離れたところまで
往診していたそうです。


宣長の字。
きっちり・・。

 
自然科学にも興味があったようです。
国文学者としてしか知らなかった宣長ですが、
科学者の目を持っていたのですね。


「鈴の家」の言われの鈴。
部屋に飾っていたそうです。

 
コレクションの鈴の数々。


灯りです。


古事記伝。


その版木。


遺書。お墓のデザインまで指定しています。



さて、バスへ帰ります。

  
二の丸跡の藤の巨木。


上弦です。


松阪の市内。
魚町というところから
松阪城址に移築したのだそうです。


鳥羽へ向かって出発。
もう稲が色づいています。
台風が来る前に速く実るよう、
品種改良されているのだそうです。
(↑T田さんの解説による)


鳥羽グランドホテルに着きました。


海辺です!


ロビー。

 
ロビーからの夕景。にゃー。


お部屋です。にゃー。
K並さん、O智さん、K石さん、ノイバラの4人です。
入会は前後しますが、ほぼ同年代のカルテットですね。
(・・とくくられることに
ご不満のある方もいらっしやるでしょうが・・(・ω・;A )


さっそくですか、大宴会場でお夕食です。
そのあと、なんと、お部屋で花火観賞!

      
今年は花火を見ていなかったので、
うれしかったです。


日の出。


皆がお風呂に行っている間、
朝焼けのドラマを観ていました。

     
刻々と変化します。

  

 
すでにみんみんと蝉の声、そして鳶のぴーひょろろ・・。

 

   

ドラマを堪能。


朝ご飯。


ロビーで。


おみやげ買ってしまったです・・
地ビールがおいしそうだったので。
両端の「神道」と「熊野古道」が
まろやかでおいしかったです
「神道」は明治の御代にできたビールらしい・・。


お伊勢さん目指して出発。


両脇の石灯篭は寄進されたものだそうです。


ノイバラは1号車でした。


内宮入り口。宇治橋鳥居


宇治橋。

 
 
五十鈴川。

 

 
手水舎(てみずしゃ)。


五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)
手を洗っているのはS綱さん。

 
I藤さんの横顔❤


清らかな流れに魚もいますが、なぜお賽銭?


第二鳥居。


神楽殿。

 

   


正宮は階段下からしか撮影できません。
青い旗をかかげているのが
大会委員長T中さん。
お疲れ様です。


二拝二拍手一拝しました。


お隣の新御敷地には来年、新しい社殿が立てられます。
20年に1度の式年遷宮(しきねんせんぐう)で
建て替えられるのです。

 

大会係の相棒のT山さんと
編集委員長&新選者のK岩さん。
仲良しです。
昨夜のアルコールは抜けましたか?

 
お馬さんのいない御厩(おうまや)
学生の頃来た時には確かいました・・
1日に1、2時間しか顔見せしないそうです。

  


集参殿の前にはチャボがたくさん。

 
お山に雲が影を落としていきます。


お山の形やさしいです。

 
五十鈴川にあれは青鷺でしょうか。

 
おかげ横丁へ向かいます。


前を行く黒い日傘は選者のS藤さん。


白い日傘は校正金曜チーフのT中さん。


あ、ここにも地ビール売ってました。


T中さん念願の赤福氷を食べることに。


向かいは赤福本店。


クラシックな店内。


これですっ。


中から赤福の餡が。
白玉も2個ついてます。
うっとり・・・
暑い道を歩いてきたので、
ものすごくおいしかったです。


おかげ横丁。

    
この「もめんや」の松阪木綿の
猫ちゃんコースターが大会のおみやげでした。


おかげまいりのわんちゃん。
道中、人々の助けを得て、
ご主人の代わりに伊勢まいりをなしとげたわんちゃんです。
お腹の中からおみくじが出てきます。


お昼は「すし久」


階段下に鈴虫を飼っています。
ずっとりーりーと涼しげな声が聞こえていました。


手ごね寿司とそうめん。
おいしかったですが、食べきれず無念。

       (続く)

名古屋と伊勢志摩--全国大会&オプション旅行と食い倒れ③

2012-09-02 11:01:01 | 
いよいよ、オプション旅行のハイライト。
このために参加したと行っても過言ではない、
佐佐木信綱のふるさと鈴鹿です。


佐佐木信綱記念館。
地元の方々が冷たいお茶と果物で
接待してくださいました。


大会でもお目にかかった学芸員の
I上さんが説明してくださいました。

 
 
上海で作ったという名刺です。

「佐佐木」の表記はこの時からという説明でしたが、
『思草』ですでに「佐佐木」です。
『思草』は名刺代わりに
中国文人に差しあげるつもりで、
渡清の前にすでに作られていたのです。


10歌集、そろっています。
第一歌集『思草』は復刻版のようでした。
(初版はものすごく高いです。
10数万するので手がでません(´;ω;‘)
復刻版は日本近代文学館から出ています。)


校本万葉集。


信綱の書。


由幾先生の書。


門下の書。

 
お隣の旧宅へ。 

  

 
信綱は6歳までこの家にいました。

  
取り壊された文京区の万葉蔵のことが書かれています。

 


これは信綱かるた道、
36首中17番。
記念館横に設置されています。


さらにお隣の石薬師文庫です。
子供たちのために解放されています。

  


文庫入り口。

 
文庫前の梛(なぎ)の木。
竹柏とも書き、竹柏会の名の由来となっています。
この葉は葉脈が笹の葉のよう、
丈夫なので「きれない」お守りになります。


持っていれば人との良き縁が途切れず、
財布に入れればお金がとぎれません。、

熊野神社でももらってきて
しばらく財布に入れていました。

もちろん「痛くてごめんね」とあやまりながら
ゲットしてきました。

 
お隣は小学校です。


明るくて、気持ちのいい空間。

  
子供たちの絵本。


「心の花」から寄贈された
現代短歌の本も。
会員の蔵書でした。


旧宅の塀。


ノイバラは買いそこなったのですが、
伊勢型紙のしおりです。


一路、名古屋駅まで。
これは伊勢茶の畑です。

 
ここも稲の豊かな実りです。

  


名古屋駅のツインタワー。

前回の名古屋大会が1999。
9.11事件の直前。
大会後の反省会の日が9月11日だったそうです。

名古屋の皆さま、お世話になりました。<m(__)m>

ノイバラの名古屋はまだ終わりません。
「シロノワール」をたべなければっっ。

 
コメダ珈琲店 名古屋西店。


これですっ。
ミニを頼んで正解でした。
おいしかった♪

当たり前かもしれませんが、
珈琲もおいしかったです。


お手拭きもかわいいから撮れと
S藤さんが広げてくださってます。

O山さんとM尾さんもおつきあいくださいました。
ノイバラは買い物しなくてはいけないので、
急いでお帰りの皆さんをお送りして・・。

名古屋駅地下街エスカへ。


まずはこれです。
風来坊の手羽先唐揚げ。


新幹線の中で食べました。
ノンアルコールビールでしたが。


「なごみや」では冷凍の「味仙」台湾ラーメンと
乾麺「すがきや」味噌煮込みうどん
(ラーメンというのは勘違い)を買いました。
「なごみや」は名古屋のアンテナショップらしいです。


これです。


後日作った台湾ラーメン。
もやしとニラを加えてありますが、
とほほの辛さ・・涙がでました。


伊勢のおみやげ勢ぞろい。
「関の戸」は江戸時代からある上品な和菓子。
信綱が歌を作っていて、
以前はその歌が栞に書いてあったのですが・・。
わんちゃんの下に敷いてあるのが松阪もめんです。


ね、こんなふうにお腹から
おみくじが出てくるんです。

ノイバラは中吉。
鏡のように曇りのない心なら大吉なのだそうです。
(・ω・;A これからぴかぴかに磨かなくっちゃ

帰宅より二日は猛暑、
ぐったりしていました。