ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

ミュータント

2010-06-23 01:25:00 | 植物
ドクダミの花はご覧になったことがおありかと思います。

普通のドクダミの「花」と呼んでいる白い4弁は
葉が変化した「苞(ほう)」です。
本当の花は中央の黄色く盛り上がった部分です。


この苞が、ときどきとんでもないことになります。
4枚のはずが、びらびらと10枚以上になっています・・。
しかも色が白いはずが、先祖がえりの緑に
なってしまったりします。

近所の家にこの不思議なドクダミはあって、
どうも珍しがられているらしく、
その周りの家々に鉢植えになって置かれています。

株分けしたんでしょうが、こうして八重咲きのものは
勢力を拡大していくのでしょうね。

ドクダミの鉢植え・・八重だと別の植物みたいで、
かわいくていいかな。

その昔はハーブとして利用され、
今でもドクダミ茶は飲まれていますが、
確かに庭のどくだみはその異臭ゆえか
あまり大切にされていません。

・・・あたしってこんなにカワイイのよっ
連れて帰って・・

人の心を捉えようとするドクダミの
新たな戦略かもしれません。

変異の原因は何なのか、
調べたけれどよくわかりませんでした。
ドクダミの花なんて研究する人もいないんでしょうね・・。

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2 コメント

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Unknown (はりねずみ)
2010-06-24 16:25:01
現代の自然淘汰話に思わず感動してしまいました(笑)。今の時代花々も、虫を惹きつけるだけでなくて、庭の持ち主にもかわいがってもらわないと、アッという間に駆除されてしまいますものね。我が家の下の道路脇に生えてくるオダマキの種を収穫しようと楽しみにしていたのに、花が終わったらキレイに刈られてしまっていました…(T_T)
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オダマキの種 (ノイバラ)
2010-06-25 18:51:45
えー・・刈られてしまったんですか。
・・確かに花が終われば
用済みかもしれませんが・・。

せっかちな持ち主なんですね。

来年は「種がほしいのです」
ってお手紙をつけておいてはいかがでしょう。
そんなにはりねずみさまが
楽しみになさっているなんて、
持ち主はご存知ないのでしょうから。

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