みなさま、こんにちは(^ω^)
台風の10月、穏やかな11月、いかがお過ごしでしたか。
ノイバラは短歌の歌会、勉強会と
母の病院付き添いなどをしつつ、
鎌倉、犬山、常滑を訪れ、
久しぶりに落語を聞き、
絵画を見て過ごしました。
その間に見た映画4本。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/31/4538ebfdc25f21bc56631dc231115bec.png)
月イチ歌舞伎「幽玄」。
坂東玉三郎と太鼓芸能集団「鼓童」のコラボ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/4d/24f268e1da04d4e397bd349f0a9ffe62.jpg)
橋本MOVIXでやっている月イチ歌舞伎、
玉三郎の出ている回はなるべく見ようと、
特別鑑賞ムビチケカード3枚セット(5,400円)
を買いました。1回2100円なので、お得です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/1e/538c813d773a6d4aa5d677a1c8803f53.jpg)
「幽玄」では能の代表的演目「羽衣」「道成寺」「石橋」を題材に、
力強い太鼓の音を融合させて、日本の美を描きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/5f/9ce0938b473c1c5fba99f2d51615dda7.jpg)
玉三郎は舞台の主演・演出に加え、
映像編集・監修をつとめ、
新たな世界を作り出しています。
素晴らしかった~。さすがだわ~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/66/8adb06c54ae8bee8ea66d855847ca7fb.png)
月イチ歌舞伎「ヤマトタケル」。
「古事記」を題材に哲学者、梅原猛が
三代目市川猿之助(現 猿翁)のために書き下ろした、
日本神話のヤマトタケルの波瀾に満ちた半生。
初演は昭和61(1986)年、
猿之助(現 猿翁)自身の演出によります。
来夏には「スーパー歌舞伎Ⅱヤマトタケル」も上演されるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/bd/c784f118be9d3fb2582f429b3f58e3ff.jpg)
市川猿之助演ずるタケルが熊襲征伐のため、
大和の女に扮するシーン。
し、しかし・・「美しい」と言われても、
私にはがっちりした中年男性にしか見えず
かなりの想像力が必要となりました。
コメディでもあったのか?(違)
(ファンの方ごめんなさい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/e5/5d3ec2bf79a7c3e5f78095c72f5744a8.jpg)
次に注目されるのは何と言っても
香川照之こと市川中車と初舞台の市川團子親子でしょう。
中車がタケルの父(景行天皇)、團子が子(のちの仲哀天皇)として出演しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/6a/94e7bf5daf06666fd706d25fb589a87d.png)
父に命じられ、南へ北へと休む間もなく
闘いに明け暮れるタケル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/08/8e63be790e54003dcdf5a057810a5388.jpg)
最期は大和を望む鈴鹿峠のふもと能褒野で
「やまとしうるはし」と亡くなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/65/63cd8da3d9c655627ca2f99a536f3ab1.png)
白鳥となって大和へ帰るタケル。
華麗かつ感動的な舞台に最後は泣きました(´;ω;`)
素晴らしかった~。
(歌舞伎はよくわからないので、ほめる語彙が少なくなる)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c2/d03c1e4acb96faf0def54d924df474b4.png)
「真実」。
是枝裕和監督作品。ということで見に行きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/1d/82d7f23291843ba0b1b14eb2a2ca1a58.png)
カトリーヌ・ドヌーブ演ずる女優とその娘が
家族の絆をとりもどすまでの葛藤が描かれています。
「万引き家族」の密度と比べると
映像はきれいだけど物足りなさを感じました。、
ドヌーブファンは彼女を見ているだけで満足でしょう、
ドヌーブのドヌーブによるドヌーブのための映画です。
娘役のジュリエット・ビノシュ、よかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/75/3ee96d877799c103def359f133f91105.png)
「永遠の門」
何度も映画化されたゴッホの映画。
死後出版された書簡をベースに、
新たに発見されたデッサンのことも折れ込まれ、
最期は「自殺ではなかった」という衝撃のラスト。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/3b/25ba85486c5473a4fe354da6ed533966.png)
アルルでは戸外での制作に打ち込むゴッホ。
ゴッホ役のウィレム・デフォーは
第75回ヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞、
他の賞にもノミネートされています。
今まで怪しい悪役として見ることが多かったですが、
まさにこの狂気を孕んだゴッホは、はまり役でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/c5/df6b8dda142a5284f37526de8f720ea9.jpg)
テオとフィンセント。アルルの病院で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/19/0502f26219ba3a9dc90e4e47c4723855.jpg)
ゴーギャンと「黄色い家」でジヌー夫人を描く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/fb/91a2141c345f239690053fa6435675cd.png)
有名な「耳切事件」。
自殺ではなかったというのは、銃弾の入る角度が
自分で撃ったにしては不自然ということらしいのですが、
確定的な証拠はないようです。
「私は銃を持ったことはない」というゴッホの
医師への最期の言葉は映画の中だけのものでしょうか。
すべては謎ですが、
私には事故死であった方が
与えられた境遇と闘いぬいた彼の最期として
ふさわしいものと思えました。
台風の10月、穏やかな11月、いかがお過ごしでしたか。
ノイバラは短歌の歌会、勉強会と
母の病院付き添いなどをしつつ、
鎌倉、犬山、常滑を訪れ、
久しぶりに落語を聞き、
絵画を見て過ごしました。
その間に見た映画4本。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/31/4538ebfdc25f21bc56631dc231115bec.png)
月イチ歌舞伎「幽玄」。
坂東玉三郎と太鼓芸能集団「鼓童」のコラボ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/4d/24f268e1da04d4e397bd349f0a9ffe62.jpg)
橋本MOVIXでやっている月イチ歌舞伎、
玉三郎の出ている回はなるべく見ようと、
特別鑑賞ムビチケカード3枚セット(5,400円)
を買いました。1回2100円なので、お得です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/cd/84872ccaea771cb42981e759531d9186.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/1e/538c813d773a6d4aa5d677a1c8803f53.jpg)
「幽玄」では能の代表的演目「羽衣」「道成寺」「石橋」を題材に、
力強い太鼓の音を融合させて、日本の美を描きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/5f/9ce0938b473c1c5fba99f2d51615dda7.jpg)
玉三郎は舞台の主演・演出に加え、
映像編集・監修をつとめ、
新たな世界を作り出しています。
素晴らしかった~。さすがだわ~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/66/8adb06c54ae8bee8ea66d855847ca7fb.png)
月イチ歌舞伎「ヤマトタケル」。
「古事記」を題材に哲学者、梅原猛が
三代目市川猿之助(現 猿翁)のために書き下ろした、
日本神話のヤマトタケルの波瀾に満ちた半生。
初演は昭和61(1986)年、
猿之助(現 猿翁)自身の演出によります。
来夏には「スーパー歌舞伎Ⅱヤマトタケル」も上演されるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/bd/c784f118be9d3fb2582f429b3f58e3ff.jpg)
市川猿之助演ずるタケルが熊襲征伐のため、
大和の女に扮するシーン。
し、しかし・・「美しい」と言われても、
私にはがっちりした中年男性にしか見えず
かなりの想像力が必要となりました。
コメディでもあったのか?(違)
(ファンの方ごめんなさい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/e5/5d3ec2bf79a7c3e5f78095c72f5744a8.jpg)
次に注目されるのは何と言っても
香川照之こと市川中車と初舞台の市川團子親子でしょう。
中車がタケルの父(景行天皇)、團子が子(のちの仲哀天皇)として出演しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/59/357793d2c0cea85c5e340f9d26b2c2f0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/6a/94e7bf5daf06666fd706d25fb589a87d.png)
父に命じられ、南へ北へと休む間もなく
闘いに明け暮れるタケル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/08/8e63be790e54003dcdf5a057810a5388.jpg)
最期は大和を望む鈴鹿峠のふもと能褒野で
「やまとしうるはし」と亡くなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/65/63cd8da3d9c655627ca2f99a536f3ab1.png)
白鳥となって大和へ帰るタケル。
華麗かつ感動的な舞台に最後は泣きました(´;ω;`)
素晴らしかった~。
(歌舞伎はよくわからないので、ほめる語彙が少なくなる)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c2/d03c1e4acb96faf0def54d924df474b4.png)
「真実」。
是枝裕和監督作品。ということで見に行きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/1d/82d7f23291843ba0b1b14eb2a2ca1a58.png)
カトリーヌ・ドヌーブ演ずる女優とその娘が
家族の絆をとりもどすまでの葛藤が描かれています。
「万引き家族」の密度と比べると
映像はきれいだけど物足りなさを感じました。、
ドヌーブファンは彼女を見ているだけで満足でしょう、
ドヌーブのドヌーブによるドヌーブのための映画です。
娘役のジュリエット・ビノシュ、よかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/75/3ee96d877799c103def359f133f91105.png)
「永遠の門」
何度も映画化されたゴッホの映画。
死後出版された書簡をベースに、
新たに発見されたデッサンのことも折れ込まれ、
最期は「自殺ではなかった」という衝撃のラスト。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/3b/25ba85486c5473a4fe354da6ed533966.png)
アルルでは戸外での制作に打ち込むゴッホ。
ゴッホ役のウィレム・デフォーは
第75回ヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞、
他の賞にもノミネートされています。
今まで怪しい悪役として見ることが多かったですが、
まさにこの狂気を孕んだゴッホは、はまり役でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/c5/df6b8dda142a5284f37526de8f720ea9.jpg)
テオとフィンセント。アルルの病院で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/19/0502f26219ba3a9dc90e4e47c4723855.jpg)
ゴーギャンと「黄色い家」でジヌー夫人を描く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/fb/91a2141c345f239690053fa6435675cd.png)
有名な「耳切事件」。
自殺ではなかったというのは、銃弾の入る角度が
自分で撃ったにしては不自然ということらしいのですが、
確定的な証拠はないようです。
「私は銃を持ったことはない」というゴッホの
医師への最期の言葉は映画の中だけのものでしょうか。
すべては謎ですが、
私には事故死であった方が
与えられた境遇と闘いぬいた彼の最期として
ふさわしいものと思えました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます