


「芋なます」は、人気時代劇「鬼平犯科帳」に登場する居酒屋料理。
酢締めの白身魚とふかした里芋を、合わせ酢でさっぱりいただきます。
[2014-12-31]追補 登場は、「粋な人」の、
最初から7秒のところと1分3秒のところ




応用で、いま東京湾や相模湾で獲れるイボダイ(=エボダイ)を利用
[2014-12-31]追補 実は、鬼平犯科帳では、シリーズ別にまったく同じストーリーで2作作っています。
一つは、2014年に亡くなられた米倉斉加年まさかねさん、

もうひとつは、小林稔侍さん。 こちらを見ると、魚は東京湾でよく獲れるカマスになっています。



両面に強めの塩を振って、冷蔵庫に15分おきます。
にじみ出た汁が「臭み」となるので、これをさっと水で洗い流します。



下ごしらえした


途中で裏返します。



大きいときは、蒸してからひと口大に…




いわゆる「きぬかつぎ」にします。
ゆでてもよいのですが、風味を残すならぜひ蒸して…




そのまま、自然に冷ましましょう。



今回は、在来種を使いました。 皮をむいて千切りに



酢にコブを浸けて1時間以上置きます。(できればひと晩)
一方、同量のみりんを煮立たせ、
アルコール分を飛ばしてから冷まします。
酢2:醤油1:みりん2 で合わせておきます。






4人前
エボダイ(白身魚なら可)…………………………… 2尾(200g)
サトイモ(子芋)……………………………………… 20コ
ショウガ……………………………………………… 適宜
<<魚の酢じめ用の合わせ酢>>
酢 ………………………………………………… 100ml
砂糖 ……………………………………………… 大さじ1
昆布 ……………………………………………… 5cm
<<最後にかける合わせ酢>>
酢 …………………………………………………… 30ml
みりん(煮切ったもの)……………………………… 30ml
醤油 ……………………………………………… 大さじ1
昆布 ……………………………………………… 5cm

サトイモは、直径2cm未満に。大きいときはカット。
魚とともに一口で食べて、口が閉まる範囲内。
それ以上だと、所作が汚くなります。
カツオだしは、ダシが勝って、
白身魚の味がわからなくなるので、ご法度。

江戸時代は、


冷蔵庫がなかったから…いきなり酢漬け。
江戸時代の料理の再現なので、化学調味料もご法度

最後の合わせ酢に、顆粒昆布だしを利用してもよし。
ただし、容器の表示に、「アミノ酸」って書いてあればアウト





東京湾や相模湾で獲れるものに限定…






刺身になるような、鮮度の良いものは、手に入りにくいかも…




骨が、超硬いから注意してね…










これも、鮮度がすぐ悪くなるから、
海水氷に漬かっているものを買ってね。





でも、食品添加物や重金属、農薬、放射能…
そんなものに怯えなくてもよかった時代…。
「食の豊かさは、どっちにあったのか…」 ふと、考えてしまいました。
9/10UP動画




散歩中、セミの声がいっぱい…


どのシーンが好きか、教えてねっ
夏のオススメレシピ


