ホゼ・アグエイアス著 『時空のサーファー』
をそのまま掲載しています。
ワクワク・ドキドキを楽しんでください。
『時空のサーファー』
第8章 スユアの博士、
あるいはブリンキング・イット・オール・バック・ホーム
続き
「覚えているかい。マヤ人になるってことは、
イリュージョンの達人になるってことなんだって、
前にも話したじゃないか。それがどういうことだかわかるかい?」
「わかってるって、ジョーおじさん。
じゃマヤ人には今、何がどう見えているのさ?
《ハーモニック・コンバージェンス》以後の見通しってのを聞かせてほしいな」
「心配してるさ。とても心配してるよ。
進化の量販店から悪い品物でもいっぺんに
つかまされたんじゃないかとか、
低相場の遺伝子の先物買いに走りすぎたんじゃないかとか、
まあ、何だか半信半疑ってとこかな。
お前さんたちのおかげで、みーんな、
次元間食中毒にかかっちゃってる。
人間たちはまだまだ戦争も止められないし、
麻薬の裏取引も取り締まれないし、
市場操作だって世の中を脅かしている武器商人の
いいなりじゃないか。
圧政、不公平、そして腐敗-お前達人類が、
文明とか近代的な生活とやらを追求し続けた結果、
実現できたものってのはこんなもんなのかよ!
全部が全部、汚染されちまってるじゃないか。
エゴ科学化合物だよ!
このままじゃ、文明なんてもうメチャクチャさ。
しかもその余波は、マヤ人に言わせれば、
地球だけじゃなく天国にまで及ぶかもしれないんだぜ。
急死者の一掃く処分やら、
はけもしない全人類のスクラップを抱えてしまっちゃ日にゃ、
いったいどーしたもんかとマヤ人たちも心配してるって話だぜ」
1996年1月10日出版 ホゼ・アグエイアス著
<祭り>
地元の祭りが、執り行われた。
コロナ禍で縮小縮小で、お宮でのまつりごとだけ。
神主さん達5名と地元の役員さん6名ぐらい。
神主さんたちの装束が気になった。
色付きの装束は、地元の神社の神主さんだけ。
後の方々は絹の生成りの光沢のある装束。
末席の神主さんは、袴は、麻であろうか白のものを身につけておられた。
絹の生成りのやさしい光沢がいいね。
笛に太鼓のリズムもまた、心地好かった。
をそのまま掲載しています。
ワクワク・ドキドキを楽しんでください。
『時空のサーファー』
第8章 スユアの博士、
あるいはブリンキング・イット・オール・バック・ホーム
続き
「覚えているかい。マヤ人になるってことは、
イリュージョンの達人になるってことなんだって、
前にも話したじゃないか。それがどういうことだかわかるかい?」
「わかってるって、ジョーおじさん。
じゃマヤ人には今、何がどう見えているのさ?
《ハーモニック・コンバージェンス》以後の見通しってのを聞かせてほしいな」
「心配してるさ。とても心配してるよ。
進化の量販店から悪い品物でもいっぺんに
つかまされたんじゃないかとか、
低相場の遺伝子の先物買いに走りすぎたんじゃないかとか、
まあ、何だか半信半疑ってとこかな。
お前さんたちのおかげで、みーんな、
次元間食中毒にかかっちゃってる。
人間たちはまだまだ戦争も止められないし、
麻薬の裏取引も取り締まれないし、
市場操作だって世の中を脅かしている武器商人の
いいなりじゃないか。
圧政、不公平、そして腐敗-お前達人類が、
文明とか近代的な生活とやらを追求し続けた結果、
実現できたものってのはこんなもんなのかよ!
全部が全部、汚染されちまってるじゃないか。
エゴ科学化合物だよ!
このままじゃ、文明なんてもうメチャクチャさ。
しかもその余波は、マヤ人に言わせれば、
地球だけじゃなく天国にまで及ぶかもしれないんだぜ。
急死者の一掃く処分やら、
はけもしない全人類のスクラップを抱えてしまっちゃ日にゃ、
いったいどーしたもんかとマヤ人たちも心配してるって話だぜ」
1996年1月10日出版 ホゼ・アグエイアス著
<祭り>
地元の祭りが、執り行われた。
コロナ禍で縮小縮小で、お宮でのまつりごとだけ。
神主さん達5名と地元の役員さん6名ぐらい。
神主さんたちの装束が気になった。
色付きの装束は、地元の神社の神主さんだけ。
後の方々は絹の生成りの光沢のある装束。
末席の神主さんは、袴は、麻であろうか白のものを身につけておられた。
絹の生成りのやさしい光沢がいいね。
笛に太鼓のリズムもまた、心地好かった。