ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

朝日新聞の広告拒否

2005-12-16 09:55:42 | 社会・政治・一般
私は君の意見に反対だ。しかし、君が意見を表明する自由は擁護する」その述べたのはフランスの政治家だったと思います。言論の自由は、民主主義の根幹をなすものである事を理解する上で、極めて重要な認識です。

 ところで、今週の週刊新潮の特集は「朝日新聞の誤報」でした。私はまだ読んでいませんが、朝日新聞は自らが正しいと信じる方向へ世論を誘導したがる傾向があると、私は考えています。ですから、朝日がこうあるべきだとの主張を、事実の報道に仕立てあげるのは、よくあることだと認識しています。したがって、朝日の事実の報道が、結果として現実と異なる結果になること、すなわち誤報も当然だと思います。

 しかるに朝日新聞は、今週号の週刊新潮の広告を拒否しました。日頃、言論の自由、報道の自由を声高々に叫んで止まない癖に、朝日新聞の正しさを否定する言論の自由は認めないようです。朝日新聞は、言論の自由を主張する権利を自ら否定したと、私は考えざる得ません。
コメント (2)
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