多分、この夏随一の娯楽作品。
わざわざ公開を夏にもってきたのも良く分かる。下手なホラー映画よりもドキドキするし、豪快さ、爽快さも楽しめる。なかでもマニア心をそそるのが、第一作で出てきたTレックス。しっかりと、ラプトルとの死闘の傷跡も残っているから泣けるじゃないか。
ホントはね、書きたいこと一杯一杯あるのだけれど、ネタばれになるから書かない。DVDでも観れるだろうけど、この映画は映画館の大画面で観てこそ楽しめる。私はスケジュールの関係で、3Dではなく2Dで観たけれど、あの大画面ならこれで十分楽しめる。
これで4作目になるのだが、相変わらず恐竜の迫力は凄い。でも、それに劣らず凄いのは、人の欲の深さと、傲慢さなのだろう。廃棄されたジェラシック・パークを再建築したのだが、そのテーマは恐竜に触れて人の傲慢さを思い知る、だそうだ。
全然、思い知っていない。相変わらず人は愚かで、傲慢で、顧みることをしない。最後に振り返るラプトルの目線と、建物上で咆哮を上げるTレックスの場面は、いつか見た場面であり、多分これからも観るであろう。
この作品、きっと私は繰り返し観ると思うな。一回では満足できない。もっともっと観たい。久々にそう思わせた映画でしたよ。ただし、私の恐竜好きが相当に偏った評価となるのは致し方ないこと。
冷静に振り返れば、映画として文句の付けどころもある。でもいいの。あたしゃ、恐竜が沢山観れればそれで満足なのさ。