入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

       牧人の休日 (22)

2015年02月20日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


  昨夜、いまごろ新年会と称する集まりがあった。文字通り末席に身を置く、わがJA上伊那畜産課の面々によるものだ。一応飲み会は断らないようにしているので、参加した。そして大酌、正体もなく、酔っぱらった。明日は「みろく山の会」の人々が山小屋「農協ハウスへやって来るから、今日のような穏やかな日にこそ法華道を行くべきだったが、それができなくなってしまった。午後から富士見経由で行こうと思ったが、それも怪しい。どうも、”新年会”に出席することを決めた段階で、客の来る前日の到着という原則を内心諦めてしまっていたような気がする。
 その件で、OZWさんと昨夜打ち合わせをした記憶はあるが、その内容があやふやで、もう一度確認せねばならない。日曜日の法事を欠席して行くため、氏には気を遣わせてしまったようだ。みろくの人々は毎年来てくれているから、何でも任せようとすればできるが、それでもガスや電気、暖房については管理人が責任を持たねば、来てくれる人たちに申し訳ない。

 今朝、山奥氏が電話してきて、今夜から千葉の海へ行くのだと言う。まだ狩猟採集民族を止めないらしい。牧場や芝平へ行っても、いつもご尊顔を拝すわけではないが、「百姓山奥いつもいる」という有難い別称を与えられた人物が、あの雪深い森の隠れ家に居ると居ないでは何かが違う。タヌキやキツネのように、森に棲みついてしまった新人類、いや旧人類と言うべきか。ソローだかプローンネクだかどっちでもよいが、彼らを真似て日記でも書いたらとも言ってみたが、「やることだらけで忙しくてしょうがない」という、いつもの返事しか返ってこなかった。

 今日の写真は、また芝平の廃屋。いつの間にか風景の一部のようになってしまったが、かつての住人がこれを見たらどう思うだろうか。山室川に沿ったこの古い歴史を持つ集落、北原のお師匠は次第にさびれていく古里を嘆くが、さりとて大ダオ(芝平峠)まで道を舗装して行き交う車の喧騒を招いては、この景観や雰囲気は台無しになるだろう。明日も天気がよさそうなので、早起きして、富士見のゴンドラで行くことにする。

 

 









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